車 買取 裏事情

どんな車が、高額査定になりやすいでしょうか？
インターネットでは、「車を高く売る方法」など、その記載には走行距離とか、程度の問題が取り上げらていますが、簡単に言えば、それれらは、至極当然とも言える内容です。

表示の販売価格に差が出るのはなぜ？

買取価格は、中古販売価格を上回るわけにはいかないので、通常考えれば、中古車販売店を直接見に行って、年式と走行距離の違いだけで、同程度なのになぜ表示価格の違いがでるのか、店員に効くのが一番です。

その中でよくあるのが、2種類の車になります。
まずは、限りなく良くあるパターンで、車検2年目にして、ニューモデルが出たため、新車に乗り換えるといったもので、最近では、新車を月額でリースしてもらい、最終的に期間を過ぎた場合に、買い取るかリースを続けるか、それとも手放すかなどの選択が出来る場合があります。

この時に、敢えて買取り、直ぐに売りに出した場合、短期間の使用で、しかも内装はユーザーが返却を意識して使用しているため、かなり状態が良い事が多いです。　
ニューモデル販売直後ですから、販売価格も激減しないため、ある程度高めの査定が期待できます。

次は当面の間だけ、小型車に乗ることにして、高級車の頭金を作っておくといったもので、ローンの借換えのタイミングで、それまでの小型車を売りに出すといったものです。
この場合は、小型車もガレージ保管や数年で売りに出すパターンが多いため、やはり高年式、低走行距離になるパターンが多いです。

輸入車でも、特定の希少車は扱えない

巷の中古自動車買取業では基本姿勢として、すべての車と言っても、一般的な大衆車や、よく知られた輸入車をメインに扱っています。
そうしたところへ、シトロエンSMなどを仮に持ち込んだとしても、想像以上に安い見積が出てくるはずです。　

ほとんどの買取専業業者は、自動車オークション会場や、自社の販路など、業者間の取引で車を転売したり、卸したりしています。　
そうなると回転の良い、つまりはよく売れる車を多く集めた方が利益は出やすいと言えます。

実際、中古自動車販売店を見ると、最初は希少車を扱っていたところも、輸入車ではベンツやBMW、やがてはワンボックスカーや小型車を、展示場の目立つところへ置くようになります。
つまりは、それが売れ筋であり、回転効率が良いということです。
言い換えれば、「どんな車でも、大衆車なら扱える」というのが多いのです。

それに中古自動車を買った人が、仮に1万キロ以下の低走行距離の自動車だとしても、車検証には登録初年度の記載があるため、2人以上オーナーが変わったところで、そこから転売してもかなり安く査定されます。
付け加えるなら、「どんな車でも、ワンオーナーで一般的な大衆車なら、更に良い」ということでしょう。

正規ディーラーでの車検

正規ディーラーから購入し、他社の車検などに出さないで、常にディーラー車検で、6ヶ月、12ヶ月点検を続けた車は、当然、査定にはかなり影響します。
それは、車検時に必要な点検記録簿がきちんと残されているため、故障経歴や、事故歴もわかり、結果としてそれが証拠となって、高年式で故障もないが、定期点検を売る直前までしていたということは、”完調の車”と判断され、これは販売する側にとって、とても大きなアピールポイントになるでしょう。

乗り方と保管方法で査定額は変わる

車を売るなら、安くなろうとも価格がつかないとどうにもなりません。　
そのためには、保管は屋根付きガレージがベストですが、そうでなければボディカバー、洗車は手洗いで乾いたタオルでゴシゴシこすらないこと、カーワックスは最低限に抑え、とにかく塗装の表面に洗車傷を作らないことです。

車の思い入れがあるばかり、ついつい毎週にでも洗車場へ出かける人がいますが、塗装の状態は何より車の価値です。　
トランクは、面倒でもカーペットなどで保護し、車内では煙草を吸わないことです。
査定をする際には、すべてプロの目にさらされる事を念頭に、保管には気をつけたいものです。