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リサイクル券のシステムとは?
自動車は、エアコンや、機械部品の中にある銅など、リサイクルできるものや、廃棄すると環境に影響が出るもがるため、家庭から出てくる一般廃棄物と同じリサイクル法に基づき、廃車手続きをすることになります。 
通常は新車購入時に、自動車のオーナー、普通は購入者ですが、必ず料金を負担して自動車を所有することになります。

預託証明書~A券からD券までの4券綴りに

新車販売店を経由した、そのリサイクル料金は、廃車になるまで公益財団法人 自動車リサイクル促進センターが管理しており、例えばオプションでエアバッグやエアコンなどを追加装備すると、その分のリサイクル料金を支払います。 

自分の車を買取に出した場合は、リサイクル券を買取業者へ手渡し、買取価格と購入時に支払ったリサイクル料金を同時に受け取ることになります。 
この中でリサイクル料金の内訳には、資金管理料金が含まれており、これは最初の所有者負担分なので、元の所有者には返金されません。

リサイクル券は、「預託証明書」とも呼ばれ、A~D券までの4券綴りになっています。 
料金自体は、廃車に伴うシュレッダー費、エアコンのフロン処理料金、エアバックなど、車格に応じて6,000円~18,000円くらいの範囲で支払います。
これに情報管理料金130円と、資金管理料金が380円加わります。

この自動車に関するリサイクル法は、2005年に施行された法律ですが、それ以前に購入した車では、時限処置3年の車検時に支払ったケースを除いて、廃車するタイミングで支払います。 
買取業者に出す場合でも、最初の車検1回めに支払ってるはずですから、中古自動車を更に買取に出す際でも、一応、元の所有者が更に負担することはないでしょう。

なかなかわかりづらい、中古自動車事情

廃車とは抹消登録と呼び、公的機関に登録された車台番号や、登録ナンバーのデーターを消すことでもあります。 
法的には「使用済自動車」となり、引取業者から引取証明書を受け取ることになります。 
これはリサイクル券(預託証明書)のB券となっているので、必ず付いているはずです。

売買では直接必要ない

新車購入時、最初の車検時いずれかのタイミングで、その時の所有者が必ず1度支払っているのが、リサイクル料金です。 
したがって、買取では、ワンオーナーのリサイクル料金の返金か、売る車がすでに購入時から中古自動車の場合は、そのまま受け渡せば良いわけですが、中にはこのリサイクル券が紛失しているケースがあります。 

この場合は、車検や買い替えの場合は影響はありませんし、そもそも廃車にする際に必要な書類なので、自動車リサイクル促進センターなどが運営する、自動車リサイクルシステムのホームページ上で、「自動車リサイクル料金の預託状況」を印刷すれば、必要な場合に、リサイクル券の代わりとして使えます。 

買取利用時に、うっかり何処へしまったか忘れた場合でも、これを代用として提出可能ということになっています。 
この場合は、ホームページから検索を行なうのですが、車検証記載の車台番号と登録番号が必要になります。

廃車の際には解体業者へ自分で持ち込むのもOK

廃車は通常、自治体への登録がある、解体業者、自動車デイーラーや修理・整備工場などが行いますが、自分で解体業者へ持ち込む場合は、必ず近くの運輸支局へ、永久抹消の登録を自分で行うことが必要です。 
費用はせいぜい100円程度なので、代行を業者に任せるよりは、非常に安いですが、解体業者を見つける方が困難かもしれませんね。

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