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時折見かける、ガソリンスタンドで値札が掲げてある中古車を見ることがあります。 
これは、業界では2つのパターンが有るようで、まず一つは、カーリースを行っているケースです。
コスモ石油のガソリンスタンドなどのように、一定期間、月額でカーリースを利用し、契約期間を設定、契約満了時に新車価格の残存価格を差し引いた分だけを利用できる仕組みです。
要するに一定契約期間だけリースで、その後は買取と同じといった意味合いになります。

月契約のカーリースと委託販売

ちょっとわかりにくいですが、あらかじめ新車には必ず「車体価格」が決められていますが、通常の購入の場合は、最初に車体価格全額を、ローン、もしくは現金でも、オーナーが全額を支払うのが普通です。 

これを、月契約に置き換えて、車体価格全額は負担しませんが、貸出しなので、契約期間が設定され、車のオーナーはガソリンスタンドの会社側で、乗る人は契約者といった関係になります。 

この場合に、ガソリンスタンドによっては、自動車のリース販売も行っていることがあり、自動車リースは石油会社の代理店業務として行い、リース満了時に、自分が買い取るか選べるようなお店もあるということになります。

他には、ガソリンスタンド自体が、中古車販売業と兼業のケースで、委託販売というのが最も多いですね。

整備士が車検に対応

車検なども対応するガソリンスタンドですが、専用の整備ピットがある場合、「格安車検」とは、ある意味ユーザー車検の代行業といえるでしょう。 
車検自体は、整備士の資格があれば、他人所有の車の整備をして、そのまま運輸支局で車検を通すことが出来ます。

他の車検専業会社と大きな違いは、部品交換や修理が必要な場合は、外部の業者に委託するといったことでしょう。 
オイル交換や、オートマチックのフルード交換などは、今では多くの、比較的大きなガソリンスタンドで対応しています。

業者向けに販売するケースが多い

販売は多くとも、実際には買取まで兼業するケースは少ないです。 
例えば、不動車買取り、廃車代行などを掲げているガソリンスタンドは、兼業で、1万円などで買い取った場合、戻ってくる自動車税や、重量税、自賠責保険料金は、差額で相殺し、大抵は業者のポケットに入ることになります。 
大体はスクラップとして、解体業者へ売ったり、部品取りとして販売されたりしています。

実際に車の買取を行っているガソリンスタンドも、内容は「兼業」であり、元売り会社とは無関係なケースがほとんどです。
この場合、販路は海外だったり、自動車専門オークション会場への持ち込みなどで、業者向けに販売するパターンが多いですね。同じ転売でも、販売店を持ってるわけではないので、この場合は比較的、安く査定することが多いです。

最近では、カーレンタルもスタンドで

最近のカーレンタルの動向として、中古自動車で販売には適さないが、整備すればまだまだ乗れる中古車を整備し、レンタルしている会社が多くなっています。
激安レンタカーで有名な会社の一部は、ガソリンスタンドと提携して、カーレンタルを行っています。 

12時間2,500円~3,000円程度で、中古車としては、かなり型落ちした古いタイプや、内装もある程度、傷んでいる車両が多いですが、激安なので、人気があります。 
車の買取としては販路がない場合でも、こうして中古車を利用している場合があるんですね。

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