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車の買い替え時期というのは、最も多いのが、車検が押し迫った頃で、やはり、ボーナス前後が多く、車検費用が15万以上を超えたあたりから、新車購入を決意するようですね。 

下取りでは、どうもディーラーの顔色を伺いながらなので、ついでだから売って、新車購入の足しにしようというものです。 
その場合、気をつけなければいけない注意点を幾つか上げておきましょう。

こんな車は金額が下がる

  1. 塗装のコーティング処理は、査定額が大幅に下る
  2. ディーラーなどでは、最近、車の塗装を撥水性のあるフッ素コートなどを、全面に吹き付ける事を推奨するそうですが、中古市場ではそれらは、実は「再塗装」と同じです。 
    この実車のオリジナル塗装というのは、非常に重要でして、1度ならず、2度、3度、そうした強固な撥水コートを施したものは、そうでない車より、かなり査定額には影響が出ます。

  3. 喫煙車は、売り物としてみなされない
  4. これは日本車の場合は、実に深刻でして、喫煙したかどうかは、結局、ニオイが染み付いているのですが、これが、エアコン、シートの裏の緩衝材、車内の内装カーペット全てを、新調するくらい、メンテナンスには時間がかかります。 

    輸入車の場合で、貴重な車種なら、特に影響は少ないですが、根本的に日本車全てにおいては、内装は布製、ファブリックが主体なので、煙草のニオイは取れないと思ったほうが良いでしょう。

  5. ワンオーナーだからって、高くは売れない
  6. これは当然ですが、乗った距離に応じて、車は必ず消耗部品が出てきます。 
    日本車の場合は、サスペンションに関しては、輸入車のようなハブの交換とかは少ないのですが、車のフロントにエンジンを置く、FF式のエンジン搭載方法で、かなりギュウギュウに詰め込んでいるため、電装品に不具合が出た場合でも、エンジン補機類を脱着しないと出来ないケースがあります。 
    電装品は常に電気を流している状態でも、コードそのものは、劣化しますので、この寿命を考えると、長く乗れば、エンジン好調でも、査定は低いことがよくあります。

走行距離の重要性

最近の中古自動車市場は、それほど活気があるわけでもなくなって来たので、距離にして5万~8万キロでも、中古価格は付くようです。 
ところで、「走行距離」が査定の金額に影響するのは、なんとなくイメージ出来ても、その本当の理由まで知らない人が多いようです。 

ほとんど車の平均寿命というものがあり、軽自動車を除く一般家庭用で、11年前後、走行距離にして、1年で1万弱の走行なら、11年がほぼ限界で、後は修理次第ということになってるそうです。

自動車の修理履歴は、車検で定期点検の書類が必要で、必ず車載してあるので、これを参考にされて、修理経験が何回目なら、これくらい査定額を割り引くといったことが買取では見られています。

車の買取の相場!走行距離と年式の関係

減価償却の影響

税金的な側面も、これも査定額にかなり影響します。 
住宅や車でも、「減価償却」というのがあり、一般的な会社なら耳にしますが、売るとなるとこれも、考慮されます。

例えば、新車で購入したものは、300万円でも、一度購入した金額を、所定の減価償却期間の中で金額を分配する、という税制上の決まりがあるため、一般的には乗用車は8年と決まっています。 
つまり300万円を8等分し、その内の1年分の金額を差し引き、8年目を過ぎたら、価値はほとんど無くなるというものです。

これは新車販売のサイクルを見ればわかりますが、少なくとも10年以内の新車なら、保険もそれなりに安くもなるが、それ以上を過ぎた、税制上では”型落ち”の車では、査定は低く、保険も高いというわけです。
事故がなくても、中古車とはそういう側面もあるんですね。

査定は比較するもの?

結論から言えば、比較検討をしないで売るのは、ちょっと安易であると言えるでしょう。 
それは、車には買取でも、ある程度地域性があるからですね。 

例えば、東京の都心、港区青山で中古自動車を販売しようとしたら、マーチとか、ヴィッツよりも、高級車や輸入車の需要を見込むでしょうし、郊外の人口20万程度の国道沿いに、ポルシェのディーラーがあっても、あんまり売上は期待できないだろうというのと同じです。

より回転の早い場所というのは、在庫を切らすのはご法度なわけで、ある程度確保するためには、地域性に合致する車をなるべく買い取りたいという心理が、販売店には働くものです。

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