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当然ですが、貯金も殆ど無く、出費が重なった後の月は、どのような商売でも、がっくりと販売は落ち込みます。 
1週間単位なら、月曜日と火曜日、月単位なら、月初め、年間なら、1月、2月、9月、10月あたりでしょうか。 

車検時期が年末や3月に集中するのは、家族に何らかの変化があった時です。 
入学もそうですし、転勤も同じ、更にはボーナス支給月は特に、新車販売でもその頃に焦点をあてるため、結果的に、初回車検登録日が月末などになりやすいのです。

車検切れの時期や年式・走行距離

中古自動車というのは、車検切れでもあまり関係がないのですが、業者が役所へ出向いて仮ナンバー申請をして車検場へ持ち込むとか、外注で委託するコストがあるため、敬遠するものです。 

従って継続車検を連続してした場合、車検が近いものは、高年式、超短走行距離とか条件が厳しくなってきます。 
当然、即日に完売するような業界ではないので、ストック中に車検切れにならないように、車検期間はある程度考慮します。

多分、新車がよく売れる時期だから、中古車も高く査定してもらえるかも?というのは、ちょっと待って欲しいと思いますね。

ガソリン価格下落の影響

現在は、アメリカのシェールガスの価格下落の影響で、原油も特にアメリカでは売れなくなり、全体的に、低燃費のエコカーがトレンドなので、現在、中古自動車もそれなりに活況してきたようです。 
2年前くらいまでは、最も苦しい時期、つまり売れない時期だったように記憶しています。

自動車販売は、景気に確かに影響を受けますが、自動車所有者が、景気が悪いから、車種を買い換える可能性があっても、手放すといった行動には行かないものです。
それは、自動車を使った生活基盤が出来ているからで、景気が落ち込んでも、多少は売れていくのが中古車でもあります。

しかしそれも、ガソリン価格が数年で50円近くも跳ね上がると、自動車を利用する事自体がコスト高になるため、自動車を手放す事態が起こりえるんですね。

景気というより、自動車を持ちたいが、1回の給油で1万円が飛んでしまうなら、我慢する、ということになり、やはり、持ちたくない人が増えれば、当然、中古自動車業界も冷え込むのは当たり前なのかも知れません。

トレンドや旬がある

スバルのB4とか、インプレッサ、あるいはホンダのNSXなどのスポーツタイプの車種、マツダのRX7など、特定車種に関しては、旬というものは存在しませんが、多くの車にはトレンドがあります。
軽自動車では、以前のクーペは売れず、ほとんどがハッチバック5ドアが主流であり、車高が高いのがトレンドです。

普通自動車では、コンパクトカーで普通のセダンは、高級車種、レクサスなどのステイタス的な役割を担うようになりました。

地方よりも、都心部近い中古自動車展示場は、非常に今のトレンド、売れ筋を把握する意味で参考になります。
そのほとんどが、1,600CC以下のコンパクトカーとなっているんですね。
つまり、それが今良く売れる車、すなわち、よく買い取っている車ということになります。

中古市場で品薄になる時が狙い目

最近では、例の東北の震災直後から約半年間は、軽ワゴンは品薄状態が続き、高年式の業務用でさえ、50万以上の価格が付いた時期もありました。
業者間取引も盛んで、自動車専門オークション会場でも、持ち込めば直ぐ高値が付く状態でしたが、これが災いし、今は多量に市場に出回り、価格は大幅に下落しています。

ハイブリッド車が好調だったのも、震災から2年後あたりまでで、原油が下落すると、やはり市場の気分も影響し、新車、ニューモデル以外は、中古市場に目を向ける人は少ないです。

目安は、やはり同車種のモデルチェンジが発表される前まで、と考えるのは妥当かもしれません。
また、今は、自動車ローンを組み替える事が可能なので、「とりあえず乗ってみた」と試乗に近い形で買っておき、直ぐに中古市場へ流すオーナーもいますので、新車販売時期というのは、そもそもその車種が中古市場では品薄なので、狙い目、といえばそれに当たるでしょうね。

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