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高級車が必ずしも高いわけではないというのが事実です。
ベンツ、BMW、クライスラーに、アウディ、更にはレクサスなど、世の中には何千万や、ヘタすると1億以上の車も存在します。

確かに、希少性もあり、高額ですから、一般的な大衆車に比べ、中古車といえど、かなりな高額で取引されるのは事実です。
しかしそれが、一旦、販売となると一変するのも事実です。

中古市場ではそこまで高く売れない?

何故なら、高額な車を購入できる所得層の数が、大衆ほど大きな数ではないからですね。
何故、多くの日本の自動車メーカーが国内需要を気にするのかは、それは、最も売れる価格帯は300~400万円以内に収まる価格帯であり、そして、保守的な消費者層に受け入れられ、高性能を実現するには非常に競争の激しい世界でもあるからです。

そう考えると、高級車というのは、実は中古市場では、それほど高回転で売れる商品ではないということになります。 
言うなれば、在庫を抱えやすい商材です。確かに一度の販売で得られる利益は高いのですが、それだけでは年間収支は低い状態になるわけで、どうにかして”売れ筋”を模索するため、これが買取り市場にも影響します。
中古市場で、高級車の占める割合は、数%ぐらいで、売れるのはやはり型が多少古い車種に限っての話です。

高い中古車を買うくらいなら、新車でそこそこの価格というのは、言われてみれば、妥当な話になるでしょう。

車検と走行距離!買い替え時期はどれくらい?

実は、中古車事情通からすると、中古車が多数出てくる時期というのは集中しています。
車検であれば、大体年末近くと4月など、家族構成、転居、新居などの生活環境が変わる時期ですが、それ以外に決算期もかなり中古車市場は相場が動くことで知られています。 

在庫が多い場合はキャンペーンも多いですし、行楽シーズン前に売りたい商品を展示場最前列に、販売店が並べるのは常套手段となります。

これに車検時期をあわせると、車検費用がかさむ時期として、多くは5年目が多く、走行距離にして5万キロ目前とか、あるいは乗らずに車検だけ通している車です。

部品の交換時期のピークは5年?

この5年というのは、安全保安部品である、ブレーキディスクや、エアコン冷媒交換、ATフルード交換とか、サスペンションでは、ショックアブソーバーのヘタレなど、総じて多くの部品の交換時期と重なる事が多く、出費がかさむと買い替えを考えるといったことは、非常に良くあることと販売店自身が明かしています。

問題は、この時期は中古市場は賑わいますが、売れ筋以外はそれほど動かないという特徴もあり、それだけ売れるものは短期間で売りたいといった心理が働くため、可能であればこの時期前、少なくとも1ヶ月前程度に、買取店で持ち込むと、一般的な小型車や、軽ワゴンなどの売れ筋は、査定が通常より高くなるケースが多いです。

それも、車検無関係で、年式が購入から5年以内なら、かなりその可能性が高いです。 
中古市場では、この5年を境に、1年毎に価格が2割ぐらい減額されていきます。
一番注意したいのは、ニューモデル一つ前の車種までだということです。

アピールポイントはボディーカラー

ネットの仮見積もりで、査定に挑んで、そのまま売却という人が多いですが、車種に限らず高く売れる車は、やはりカラー、ボディカラーにあるといっても過言ではありません。

メーカーの限定モデル、発売当時しかあり得ないカラーバリエーションで、特に種類が少ないものは、目新しさも手伝い、大抵の買取店では、”目玉”として、欲しがります。スポーツタイプやSUVでは、メーカーフルオプション装備で、カーナビすらも純正とか、更にはメーカー車検、定期点検ありだとして、走行距離2万以下、内外装とも傷や汚れなしなら、文句なしに最高額が付けられますし、一番欲しがるのがこういった車です。

つまり、購入価格がそのまま反映しているのではなく、付加価値としてメーカー純正で、全てが揃って装備されている状態というのが「高い車種」となり得るのです。

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