記事の詳細

~年数で見る、買取価格の変化~
とある国産メーカーの車種で、比較すると、新車にかなり近いものは、購入価格、すなわち販売価格で本体180万円前後だとすると、買取価格は105万前後で、大体6割ほどが戻ってくる計算になります。 

3年目で約半値となるので、5年で考えると、180万円は買取価格はよくても70数万円ですので一般的には減額を考慮し、70万を上限として、68万円前後ではないかと思いますね。

パーツ交換やメンテナンスが重なる時期

一括査定などでは、経年劣化を考慮に入れていないので、一般家庭の使用頻度からすれば、5年目は様々なパーツ交換やメンテナンスが重なる時期ですから、販売までの経費を考えると、それくらいと考えるのが妥当です。

本体価格には、様々な費用が上積みされるので、大抵は200万円前後となり、5年で考えると、メンテナンス費用として、経費8万円を計上し、本体価値は3年で型落ちとみなされますから、半値として、そこから最大で10万円を差し引くと、手元で自分の利益となるのは、せいぜい15万円くらいです。
つまり、最初の出費に対し、売値を引くと、差額が20万円以内なので、新車を買うには、到底足りない金額になります。

ローン残数を考えると妥当なラインに落ち着く

一方、自動車購入には新車、中古車を問わず、現在では現金での取引は稀でしょう。
そのため多くの車には、ローン残金という足かせが存在することになります。 

平均的な世帯年収が現在400万円前後とすると、共働きで600万円いくかいかないかぐらいが大体の相場です。
家のローンは10万円以内として、年間200万くらいは返済に当てたとして、これで大体の物件は購入できますから、車を買うとなると、やはりローンでも24回から30回くらいが多く、最もよくあるのが24回前後ですね。

一般的な目安として、平均年収から推定する車の出費費用は、年収の半分以下が妥当なので、仮に世帯年収400万円の人なら、コミコミ200万円の新車購入は、無理ないラインだといえます。

この場合、ローンはひと月5万以上、6万円未満とするなら、利子も含め、6年ですから、3~4年目くらいで買い替えを検討しても、中古車を売る時期としては、負担が少なく収まるはずです。

すると、所有期間は5年前後がやはり多く、この時に手放すのは相場を考えると、ちょっと損かもしれません。

新車を買うくらいなら乗りつぶすのも有効

とは言え、途中で買い替えをして新車を購入する負担は、更にローンを抱えることでもあります。 
確かに多くの、大手中古買取り専業会社では、買取価格に対して、ローン残高を差し引き、新たに返済ローンを組むのが当たり前になっていますが、それに新車ローンも加わるのですから、2重のローンということになりやすいです。

5年以上を経過した場合は輸入車でも特別、国内では滅多に販売しない車種とか、希少車以外はまず売却を考える前に、乗りつぶすことも視野に入れたほうが良さそうです。

逆に、そうでない車、仮に貴方がランボルギーニ・エスパーダとか、アリエル・アトムなどの超希少車のオーナーだったり、同じBMWでも、並行輸入のドイツ仕様車そのままを乗り回しているなら、そのまま走行距離を気にせず、保管とメンテナンスを続けていれば、10年でも30年後でも、破格の売値がつくことは間違いないですね。 

中古自動車とは、結局は「よく売れる車がメイン」ということに過ぎないのです。

関連記事

コメントは利用できません。

お問い合わせ

当サイトへのお問い合わせは
こちらからお願いいたします。

ブログ

ページ上部へ戻る