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日本生命と言えば、第一生命と並んで、我が国を代表する老舗生保会社!
とにかく、契約者数も、従業員数も、純利益も、今々登場して来たカタカナ生保やひらがな生保から見れば、比べものにならないほど巨大で、正に生命保険会社の王者であると言っても過言ではないでしょう。

しかし、助け合いの精神を売りにした相互会社でありながらも、ここまで手広く、しかも、安定した経営ができるには、言い方は悪いですが、うまく顧客を手玉に取っているのではないかと疑わざるを得ません。

事実、口コミから推測できる評判は、残念ながら、必ずしも上乗とは言えそうにないのです。
その証拠に、あれだけ沢山の商品を出し、あれだけ大勢の顧客を抱えているのにも拘わらず、売れ筋生命保険のランキング上位には、中々入って来ないのです。

選ばれない理由は高いから!?

narrator
今や掛け捨ての定期型にとどまらず、貯蓄型の終身保険であっても、やっぱり安さが第一という事なのでしょう。
いずれも外資系や損保系がズラリと名前を連ねていますね。

実際、なぜニッセイを選ばないのかという理由として最も多いのはズバリ、高いという事で、保険料を少しでも安価に抑えて家計を節約しようという志向が高まる昨今、これは大きな敬遠ポイントになっているものと見られます。

確かに、比較的リーズナブルな掛け捨ての定期保険もあるにはありますが、それらもお世辞にもお手頃価格とは言えず、ともすれば、他社の積み立て型より若干お高めなくらいです。
それに、やはり主力は終身型の死亡保障や医療保障で、その組み合わせも、内容が複雑なため、よく分からないとか、無駄が多いと言われていますね。

ただ、それらの商品や特約一つ一つをチェックしてみると、それほど複雑でも高価でもありません。
むしろ、他社よりもシンプルで安いものの方が多いくらいです。

では、それにも関わらず、どうしてあんなに高くてややこしいプランばかりがラインナップされてしまうのでしょうか?
その答えは至って簡単で、正しく組み合わせによるトリックから成立する日生マジックです。

要するに、あれもこれもと特約や細かな単体の商品を組み込み、いかにもこれで一つの商品ですというような形で呈示しているのです。
けれど、そこには多種多様のものが目一杯詰め込まれているのですから、自然と複雑に且つ高価になる事は当たり前で、何らおかしな話ではないと言えるでしょう。

ニッセイマジックのからくりを知る!

特に最近、ニッセイの主力商品とすべく、セールスレディーたちが力を入れてお勧めしてくれるいくつかの生命保険は、終身型で、長寿の時代には最も安心できるとアピールされていますが、他社の定期付きと大差がなく、さらに、気を付けないと、時々問題視されるアカウント型保険にもなりかねないくらい危険性の高いものなのです。

とは言え、やっぱり堂々たる大手生命保険会社には、中小規模では絶対に得られない保障能力がある事は確かで、先だっての東日本大震災のように、一度に多額の保険金を支払わなければならなくなった際にも、契約約款に本当に小さく書かれている免責の権利を変に主張し、給付を拒む事はないものと予測されます。
ですから、決して取引する事が悪い訳ではなく、大事な事は、こういう“日生マジックのからくり”を知って外交員たちと話をするという事なのです。

要するに、福袋と同じで、何でも噛んでも詰め込んでは、これだけ相当のものがこの値段なんです。
安いでしょう!
という仕掛け!

でも、その中で、本当に自分に必要なものだけをピックアップし、それらを計算してみると、とんでもなく割高になっている事が簡単に判明しそうです。

また、これだけの保障が付いているから、あんな時も、こんな時も大丈夫!
とは言われるものの、それらの保障には、一つ一つ条件があって、利用する際には、それを満たしているかどうかを都度確認しなければなりません。

これがややこしくて仕方のない最大の要因です。

加入前にはプロのFPに相談する

例えば、ここにAとB2つの癌保障プランがあるとしましょう。

プランA

そして、プランAの方は、そこに手術をすれば手術給付金が、入院すれば入院給付金が、日帰り手術となると日帰り治療給付金が支払われるという3つの要件が組み込まれたがん保険で、月額2,000円です。

プランB

それに対し、プランBの方はと言うと、まず最初に、がん細胞の摘出手術をした時にいくらかのお金が下りる手術用のがん保険、それから、その後に入院した時に日数分の給付金が受け取れるがん入院保険、加えて、日帰り手術でも保険が下りる日帰りがん保険の3つの特約を組み合わせたもので、月々の保険料はいずれも700円ですから、トータルで2,100円になるというものだったとします。

保障内容はどちらも似たようなものですが、当然、Aの方が1つの保険なのにも拘わらずと言うよりは、1つの保険だからこそ割安で、入院してもしなくても、取り敢えず癌治療の手術をすれば申請できる事になるでしょう。
安いだけでなく、実に分かりやすくて、いいですよね。

けれど、Bの方では、個別の料金は遙かに安価でも、合計すると割高になってしまいます。
おまけに、手術をしても、それが日帰りなのか、入院を伴うものなのかによって、使える商品が違って来ますから、それを確かめた上で、この場合だと、最低でも2つの保険の請求をしなければなりません。
双方に診断書が必要となると、そこでもまた余計な出費となる訳です。

ですので、重要なのは、それら全ての特約や個別商品が本当に必要なのかどうかを念入りに吟味し、無用なものは確実に外す事です。
先の例で言えば、Bプランの場合だと、無理に日帰り手術の保険は付けなくてもいいでしょう。

手術を受けた段階で、手術給付が受けられるのですから、後は入院すれば、その日数分だけ保険金が下りれば良しとする事ができます。
そうすれば、確かに受け取れるお金は少なくなりますが、その代わりに月々の支払いは軽減され、納得できるというものではないかと思われます。

ただ、素人がここまで事細かに検討するのは中々大変な事ですので、日本生命で契約されるのであれば、必ず事前に一度、プロのFPに無料相談され、改めてプランニングされる事をお勧めします。

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