生命保険 年齢 相場

生命保険を年齢別に見てみよう！

近頃は何でも、満90歳まで加入可能で、おまけに健康状態に関する審査も
比較的緩いというような生命保険があるのだそうですね。
とは言え、年齢条件は寛大でも、よくよく見てみると、
保険料は一時払いの低解約金型と呼ばれるタイプの終身という事で、さすが！
保険会社は損しないようになっているようです。

これは、国内最大手の老舗生保会社が販売しているものなのですが、
仮に死亡保険金1,000万円のコースに入る場合には、最初に一括で全額を払い込まなければなりません。

それでも、契約後から4年ほどは死亡保障1,000万のままで、その後は徐々に増額され、
うまく行けば、20年後には100万円程度も増えるという貯蓄性の高い仕組み！

ですが、90歳から加入して、それなりの利益を得ようと思えば、
100歳以上の長寿を実践しなければならないのです。

もちろん早期に解約などすれば、返戻金は元本を下回り、さらに損する事になってしまいます。
しかも、医療保障と異なり、死亡保障のみであれば、何日入院しようが関係なし！

そういう意味でも、保険会社としては、はっきり言って、
かなり優位な賭を仕掛けていると言っても過言ではないでしょう。

一時払いの低解約金型終身保険のメリットとは

ただし、相続税対策という面では、契約者にも大きなメリットはあります。

元々1,000万円というお金を銀行に預けたまま旅立ってしまえば、
それはそっくりそのまま課税対象になりますが、生保の場合だと、
法定相続人1人当たり500万円までの控除枠がありますから、
妻と娘が残れば、満額非課税という事になるのです。

ですので、契約者も被保険者も私なら、受取人も私という形態で入るのは決して悪い話ではありません。
とは言っても、こういう商品は、あくまでもここまでしてでも
相続税の事を考えなければならない富裕層向けであって、特別な人のための特別な保険だと言えそうですね。

それでは、一般人向けのものはどうなのでしょうか？
と見てみると、やはり年齢の上限としては、満80歳から85歳までの間に定めている会社が多く、
特に医療保険については、若干低めの年齢制限を設けている事が分かります。

ただ、今や人生80年の時代ですから、
昔懐かしい60歳代で保険期間が終了してしまうようなものでは頂けないのは確かです。
仮に60歳で加入したとしても、20年くらいは維持できる確率は決して低くない訳で、
もはや年寄りだから保険なんて関係ないとは言えない時代であるとは見ていいでしょう。

事実、70歳以上の高齢者の生命保険加入件数は、全国平均で約1.8件と、
なんと、働き盛りの30代・40代より多いではありませんか!?
毎月支払う金額も3万円程度というのですから、団塊の世代の豊かさを見せつけられるような思いです。
それも、男女差はほとんど見られず、大体の方が、死亡保障と医療保障、
それぞれ1つずつくらいは入っておられるという事なのです。

ちなみみに、30代・40代の一家の主の平均加入件数は1.6件！
さすがに20代になると1.4件と、大幅に減少しますが、
やはり結婚して子供ができると、皆さん2件程度は契約されるようですね。

年代別の支払い金額はいくらくらい！？若いうちに加入するのがベストなの？

では、気になる保険金の相場は・・・と見てみると、言うまでもなく、
最も必要額の大きな40歳代前半の男性が最も高額で、2,400万程度は確保できるようにしておられる事が分かります。

むしろ、それを過ぎると、それこそ子供の教育費にお金が掛かるという事もあるのでしょう。
自分に万が一の事があったらという不安は抱えながらも、若干縮小気味になっているところに、
親の苦労を感じずにはいられません。

ましてや、50代になれば、逆に娘や息子たちが巣立ち、それほど大きな保障がなくても、
という事になりますから、見直しを検討し、掛け金や保証金を抑えられる方も多いようです。

と思いきや、なんと、40代の月々の保険料の平均支払額は3万円代でとどまっているのにも関わらず、
50代の大台に乗ると、掛け金の方も4万円代の大台に乗り、最も高額になるではありませんか！
そう、それだけ支払っても、もしもの時に家族が手にできる金額は少ないという事で、
生命保険というのは、いかに若いうちに加入しておく事が大切かという事がよく分かりますね。

ちなみに、生保というのは、何歳から何歳まで入れるのかと言うと、
実は4歳くらいから大人と全く同じコースに契約できる事も珍しくはないのです。
ただし、共済などで出している掛け捨ての子供向け商品とは違い、料金もかなりのものです。
成人に比べれば、随分安価ではありますが、いくらなんでも、そんなにも若年から検討される必要はないでしょう。

年齢別の加入率はどれくらい！？

ならば、何歳くらいから本格的に考えればいいかと言えば、ズバリ20歳！
成人式とともに大手生命保険会社の終身に契約されれば、
安さが売りの通販型と大差のない掛け金で、安定した保障が得られるものと思われます。

実際問題、まだそのくらいの年齢では、自分の将来さえ定まっていない方も多く、
そんなところまで頭が回らないかも知れませんし、年代別の加入率は、
30代を超えると80パーセントと、一気に上昇するのに対して、20代では50パーセントと、お世辞にも高いとは言えません。

けれど、それでも約半分の男女がどこかしらの生保に入っている訳で、
彼ら彼女らは、先見の目のある人物であると見ていいのではないでしょうか？

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