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生命保険と言うと、妻が夫に掛けるものというイメージが強いかと思いますが、実際の加入率を見て見ると、なんと、男性が80パーセント、女性が81パーセント!

そう、わずかとは言え、ここにもまた女性上位の結果が出ているのです。

とは言え、男女を問わず、約8割の人がわずかでも保険を掛けていることになり、これはアメリカに次ぐ第2位の多さです。

しかも、国民1人当たりの保険料負担額を示す保険密度を見てみると、驚くことにアメリカの1.3倍!

世界平均と比べると、約7.8倍となり、その保険料は地球全体で支払われる総額の2割を占めているのです。

国民健康保険があるのに過剰防御ではないの?

narrator
思わず、お~!っという感じですが、感心してばかりはいられません。

ここで一つ忘れてならないのは、国民健康保険のない米国では、民間の生命保険や医療保険は、正しく命の綱であって、できる限り充実させたいというよりは、加入しなければならないという現実があることです。

それに対し、日本には、国保という最高級の医療保険がありながらも、これだけの人が、別途民間の保険会社の商品を常備しているという事は、ある意味、過剰防御とも思われる現状なのではないでしょうか?

ということで、日本の保険会社は、間違いなく商売繁盛しています。事実、我が国の保険会社全体で世界マーケット全体の2割を占め、GDP当たりの保険会社の保険料収入を示す保険浸透率は、アメリカの2.3倍、世界平均から見ると約1.6倍と、確実に儲かっていることが分かるのです。

都道府県別の加入率は?

ちなみに、都道府県別の加入率を見てみると、上位を占めるのは、福井・富山・鳥取・山形・石川と、いずれも日本海側の比較的寒い地域で、
逆に、下位を占めるのは、沖縄・鹿児島・宮崎・山口と、太平洋側の比較的温暖な地域の多い県であるという面白い事実が分かります。

やはり雪国では、それだけ事故や病気に見舞われるケースが多いと見ているのでしょうか?
保険大国と呼ばれる福井県の一世帯当たりの保険金額は約4,000万円近いのに対し、保険には縁遠いと言っても過言ではない沖縄では約1,600万円ほどと、加入件数だけでなく、加入額の相場も半額以下となっているのです。

 

妻子持ちの男性はほぼ間違いなく加入している事実

とは言え、全国的に見てみると、生保の世帯加入率は90パーセントで、やはり妻子がいる男性はほぼ間違いなく加入している事になりそうです。

そのため、結婚し、家庭を持つ人が急激に増える30台以降、着実に男性の契約者数は増え、40台・50台と、いずれも女性の契約者数を上回っています。そう、多くの人が持つ最初に書いたようなイメージは、やっぱり間違いないのです。にも関わらず、どうして女性上位の数字が出てしまったのでしょうか?

20代の若者の保険離れ

その鍵は、20代の若者たちの保険離れにありました。
20歳から29歳までを見てみると、女子が約52パーセントなのに対し、男子は51パーセントと、ちょうど先の結果をそっくりそのまま小型化した値が出ているのです。

しかも、ここ10年の推移をチェックすると、男女を問わず、確実に低下しています。

若者の雇用状況!フリーターと失業者の数

そして、それと反比例するように上昇しているのが、20代の青年たちを取り巻く雇用状況で、フリーターの数と失業者の数です。

そう、保険に入らないというよりは、経済的に保険料を支払えないという事から、入れない人が多い事がよく分かります。

特に大手保険会社の終身保険となると、最後まできちんと払ってもらわなければ困るということで、クレジットカードさながら、定職や安定した収入がなければ入れてもらえない事すら珍しくありません。
こうした社会の風潮が、より一層若い世代の保険離れを進行させているのでしょう。

中高年者への見直しのすすめと新規顧客の獲得

しかし、その一方で、先述の通り、今や日本の保険会社はどこも中高年の加入者は飽和状態で、見直しをひたすらおすすめするしかない状況にあります。

つまり、新規顧客を獲得するためには、未加入の若い人たちをターゲットにするより仕方がない現実があるのです。

低料金!フリーターでも加入できる商品

そこで、低料金で、最低限必要な保障だけを約束する若者向けの定期保険が続々登場し、これなら、フリーターでも入れるという商品が随分増えて来ました。

例えば、50歳までにガンを発症する人は約30人に一人!
という事は、20代になれば、さらにその確率は下がる訳です。

これは、脳梗塞や心筋梗塞と言った成人病全体にも当てはまる事ですから、その辺りは必要な年代に突入してから改めて考えればいいじゃないですか?という考え方。

とはいえ、若いからこそついつい無茶をしてしまうもので、冒険心から大けがをする確立は、中高年に比べて高いものでしょう。

ということで、そうした負傷による入院や通院は手厚くサポートする代わり、
三大疾病の手術費などは一切助成しない!というような医療保険もあって、比較的安価に、簡単に加入できるようになってきたのです。

これは一見、従来の損害保険と似たようなものに見えるかも知れませんが、そこは生保です。
損保はあくまでも事故や自然災害による死亡や入院についてのみ保険金がおりるものですが、医療保険である以上は、例え病気で寝込んだり他界しても、それなりの給付金は受け取れます。

しかも、その多くは、若者たちが好んで利用するインターネットから手続きができるネット型保険で、敷居を低くしていることが見て取れます。

そんなわけで果たして、こうした各社の新たな努力が若者の保険離れに歯止めを掛ける事ができるのか?
楽しみですね。

無料で利用できる相談窓口の活用

生命保険選びをされる上で、よほど知識のある方でない限り自分一人で決めるという方は少ないのではないでしょうか。

周りに相談したり、たまたま営業に来た外交員の話を聞いてなんとなく加入したり・・・というケースもあるでしょう。

どんな商品を選べばいいのか?というのは、個々のライフプランによって変わってきます。
必要な保障を見極めるには、それなりの知識が必要です。最近では、保険のプロと言われるファイナンシャルプランナーに無料で相談できる窓口などのサービスが充実しています。

来店して窓口で相談するタイプはもちろん、自宅や指定した場所(カフェなど)へファイナンシャルプランナーが訪問して説明してもらえるサービスもあり。

いずれも完全無料で利用できるため、現在加入中の保険の見直しや新たに加入する際のサポート的な役割としてこういったサービスを活用するのが得策ではないでしょうか。


保険見直し本舗以外にも、来店型・訪問型の相談サービスはいろいろあります。
下記にまとめてみましたので、こちらも参考にして頂けますと幸いです。

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