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生命保険というのはそもそも、助け合いの形を現物化したようなもので、人の身体に保障を付ける訳です。

当然、顧客一人一人、それなりに条件が違って来ますから、本当に優良なプランを組める優秀なスタッフは、老舗の大手保険会社にも、そうたくさんいるものではありません。

むしろ、大手になればなるほど、契約者数が増え、それを管理するべく、多くの外交員が必要になります。
そのため、多種多様の人種が働いていて、案外雑な生保レディーも少なくないという事を知っておかれた方が確かでしょう。

個人同士のトラブルは生命保険協会も受け付けてはくれない?

しかし、十分な数の従業員を抱えているはずなのにも関わらず、一旦契約成立すると、その後はなかなか担当者を代えてもらえないのもまた、大会社の特徴の一つです。

それだけ大勢いるのだから、もうちょっとマシな人にというのが加入者側の見解ですが、実際には先述の通りの事情で、生保会社側にしてみれば、そのもうちょっとマシなセールスが、案外希少だったりします。

結果、担当者変更してもまた、同じようなトラブルが発生し、苦情が来るという繰り返しで、ならば、極力そういう要望には応じないようにしようというやり方!

加えて、こういう半ば個人間の問題については、生命保険協会も容易に受け付けてくれません。

それに、契約者側も、保険の担当者を結構アバウトに受け入れている部分が否めず、何かあって、初めて頼りにするという方も少なくないでしょう。

そして、その時になって、以前の担当者退職により、窓口となるスタッフが代わっていた事を知るという方も珍しくありませんが、やはりそれでは問題です。

もちろん、担当に変更があれば、向こうから、その旨を告げる連絡と挨拶があるのがマナーとは言え、こちらも、我が身に大金を掛けているという意識を持ち、時々その辺の様子を伺っておく事は重要です。

そうしないと、いざという時に迅速な言動が期待できるはずがないでしょう。
とにかく、こちらの印象が薄ければどうしても粗末に扱われるのがこの業界です。

逆に言えば、彼らとは極力疎遠状態にある事が元気な証拠で、幸せだとも言えますが、そこはきちんと万一の時の事を踏まえ、最低限の手は打っておきたいところですね。

と、こんな綺麗事なんか聞きたくない!
とにかく、今の担当者を代えて欲しいのに、代えてもらえなくて困っているんだとおっしゃる方も多いかと思われますので、そういう時の対処法として、取り敢えず支社に連絡される事をお勧めします。

カタカナ生保と呼ばれる外資系やひらがな生保と呼ばれる損保系

昨今では、インターネットなどを巧みに活用した通信販売で営業成績を伸ばしている保険会社が目立ちますが、それらはどこもかしこもがカタカナ生保と呼ばれる外資系だったり、ひらがな生保と呼ばれる損保系です。

苦情の多さでは、間違いなく、漢字生保と呼ばれる国内老舗系を上回っているのですが、元々担当者を設置しないスタイルですから、当然、そこの部分に対する訴えというのはほとんどありません。

そのため、自己責任で確認し、契約しなければならず、後になって疑問点や問題点が出て来てしまうのでしょう。

そして、それらが苦情や問い合わせとして寄せられているのが見てとれます。
ですが、こうした事については、話し合いによって理解を求める事で解決するケースが多く、特別な権力や効力は要しません。

しっかりとした知識とコミュニケーション能力を持つ専任者が誠実に対応する事で片付くのです。

それに対し、漢字生保に多く見られるセールススタッフに関する問題は複雑で、時に絶対的な権力を有する人間でなければ一件落着できない事も沢山あるでしょう。

という事で、その絶対的な権力を持つのが誰か?
それが分かれば、自ずと、どこに言えば担当者を変える事が容易にできるのかも分かってきます。
そして、最も効果的だと思われる申し出先が支社なのです。

支部に訴えるのは間違ってるの!?

そもそも生命保険会社の構造というのは3段階形式になっているところが多く、本社があって、支社があって、その下に支部があります。

この支部というのは、一般人には、なかなか馴染みがないかも知れませんし、また、一般人が馴染みにくい独特の雰囲気を持つところなのですが、実は、国内大手などは特に、抱えている顧客と契約商品のほぼ9割方をここで管理しています。

すなわち営業所そのもので、皆さんのお宅や職場にやって来る生保レディーたちは、必ずどこかの支部に所属していると言っても過言ではないでしょう。

だったら、支社ではなく、その支部に訴えるべきなのではないかと思われるかも知れませんが、残念ながら、それではほとんど効果なしと予測されます。

なぜなら、各支部は支部長の下に一体化して動き、成績を上げる事に徹しているのですが、その一丸さは我々部外者が想像を絶するものがあるからです。

どこの支部も、お互いがお互いを正当化し、成り立っている部分は否めません。
そして、そこまでみんなを盛り上げ、ノルマを達成できるように必死に外交員たちを洗脳しているのが支部長です。

だからこそ、マイホームの次に高い買い物だと言われる保険商品を、日々売っては利益を上げる事を繰り返せるようになれるのですが、並みの精神力では勤まらず、実際、出入りが激しいのは、この業界の誰もが知る大きな特徴ですね。

故に、支部長は自らが承知で無茶をさせていて、それをとがめるような事はしません。
どうしてかって、そんな事をし、セールスたちのテンションが下がれば、たちまち売上げ成績も下がってしまい、自分の立場が危なくなるからです。
すなわち、彼らには怖い物があっては生きてはいけないという事なんですね。

担当地域の支部を管轄しているところへ申し出る

とは言え、やはり人間であり、所詮はサラリーマンですから、恐れるものはあります
それが支社です。

というのも、この支社というのは、各地域の拠点となる存在で、ここが一括して、担当地域の支部を管理しています。

そして、各支部長を集めて会議や指導を行うのもここの役割で、支社長は全支部に対する絶対権限を与えられているのです。
そのため、営業成績が下がらずとも、地元の支社長に睨まれれば、たちまち立場は危うくなります。

加えて、支社ともなると、責任ある立場として、単に成績向上だけでなく、品質向上にも努める任務がありますから、生保レディーたちの問題も容赦はしません。
支部長たちが集まる会議の席で指摘され、顧客が希望しているのであれば、速やかに担当者を代えるようにと支持します。

そうなると、周囲には大勢証人がいる訳です。
それでも実行されなければ、他の支部にその旨を告げれば、お互いライバルですから、喜んでチクってくれる事でしょう。

ですが、多くの加入者は、こうした生命保険会社の構造が分からないため、支部の話だからと思い、担当し部に相談されたり、本社のコールセンターに電話されたりします。

けれど、支部に言ったところで、このような実態ですから、何も変わりませんね。
また、本社の相談窓口は、それを支部に伝え、検討するように促すだけですから、結果的には、無駄な労力になってしまっているものと思われます。

ですので、保険の中身に対する云々はさておき、担当者の変更を要求する際や改善を求める際には、支社を通して話をしてもらうのが最も効果的でしょう。

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