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生命保険に加入する目的は?

生命保険は、住宅に次ぐ高価な代物だと言われています。
仮に月額1万円でも、年間12万円、10年で120万円!
それが30年となると、360万円になるのですから、なるほど、まあ同額クラスの車は多数あるにせよ、お世辞にも安価な買い物とは言えません。
さらに、実際には死亡保障だけでなく、医療保障や収入保障などを付帯させる事により、この2倍近い価格のプランに入っておられる方も少なくないでしょう。
そうなると国産車の域を超え、まさに人生で2番目にエクスペンシブな財産という事になりそうですね。

なんとなく加入するのはNG?

narrator
これだけ高価なのにも関わらず、何となく入られる方が多いのにはビックリ!
特に、これと言った目的はないけど、とにかく入らないといけないものだからだとか、入っておいた方がいいものだからと言って加入される若者が目立ちます。
けれど、こんなにも高価なものに対し、そんなにも容易な理由で手を出してもいいものなのでしょうか?
そこはやはり、しっかりとした目的を持って契約するべきでしょう。

と、こんな風にお説教すると、いや、そんな事はない!
病気や怪我をした時のためとか、自分が死んだ時のためというちゃんとした目的を持って入ったと反発される方も多いのですが、だったら、その時に、「誰のために」「何に」「いくらくらい」必要なのか?と問うと、正直、独身の方などは特に、一瞬考え込んでしまわれるのです。

そうなんですよね、例えそれなりの目的は掲げていても、それに見合うだけの中身にプランニング出来ているかと言うと、これが実に微妙です。
逆に言えば、それが定まらないうちに、生保会社のセールスたちに一方的に必要保障額や特約などを決められ、契約させられてしまっておられる方も少なくはないのではないでしょうか?
結果、自分の真意とは大きく異なる商品やプランに入り、毎月高いお金を払っておられる方も大勢いらっしゃるものと予測されますね。

目的に合ったプラン・商品を選ぶ

しかし、それではいけません。
何しろ、保険加入の最もオーソドックスな目的の一つに、死亡時の保障を得るためというのがありますが、それでも現実には、残された遺族の生活を支えるためのものなのか?
それとも、単にお葬式代を準備するものなのかの間には、それこそ0一つくらいは優に違って来る必要額が試算されるのです。

当然、同じ目的とは言いたくても言えないでしょう。
そのため、この設定を誤ると、後に妻子に苦労を掛ける事になりかねませんが、無駄に高額保障の商品に入り、高い保険料を支払わなければならない羽目にもなり兼ねないのです。

<マイホームや車だったらどう選ぶ?>

そもそも、これが生命保険だから、半ば外交員たちの言いなりになってしまう部分は否めず、夢のマイホームや愛車の購入だったらどうでしょう?
いくら強く勧められても、自分の持つ立地条件や間取りを満たせないような物件に手を出すなどという事はまずされないはずですし、車でも同様!
外車か日本車か?
走りにこだわったスポーツカータイプか、家族みんなが乗れるワゴンタイプか、大量に荷物が積めるトラックか?
それとも、もっと単純に、軽自動車か、普通車かなどなど、その用途を定め、目的に応じたものを選びます。

となると、家よりはやすいものの、車よりは高いかも知れない生命保険!
まずは入る目的をしっかりと定め、それに応じた必要な内容をある程度固めてから、会社や商品を決めるのは鉄則でしょう。

医療保障と死亡保障

それでも、やっぱり皆さん、生保の加入目的ナンバーワンは、何と言っても医療保障を得る事で、その次が死亡保障を得る事だと言われます。
これは、生命保険文化センターなどのアンケート調査でも明らかになっている事で、動かしがたい事実だと言えそうです。
ただ、どちらが一番の目的なのかは人それぞれです。

医療保険は単体で加入する

となると、もし入院や手術のサポートを充実したいという場合、主契約に特約として付帯させている医療保険ではどうかという疑問点が出て来ます。
事実、よく見ると、実は隙間だらけで、そこにすっぽりと入り込んでしまいそうな商品も多数見付かってしまうのです。
ですので、餅は餅屋ではありませんが、やはり単体で販売されているものの方が安心である可能性は大でしょう。
特にがん保険などは、その傾向が強いと言えるでしょう。

<貯蓄性のない掛け捨て型がコスパが高い>

また、本当に死亡保障が欲しいのなら、生きてお金を受け取る事など考える必要なしという事で、貯蓄部分を一切持たない掛け捨て型の方がコスパは断然良くなります。

掛け捨てはいわゆる定期保険で、更新しなければ一生涯保障されず、更新すればその都度保険料が上がるから損だとか、不安だとおっしゃる方がおられるのですが、今は決してその限りではありません。
満99歳まで延々一定の保障内容と月額で維持出来るような長期契約の平準型定期保険もあって、これなら相当の長寿の人でない限り、ほぼ終身であると言えそうです。
ただし、定期保険の場合、払い込み期間満了というのがないため、ずっと支払わなければならないというデメリットがあります。
ですので、ここでもやはり、本当にそこまでそれだけの高額の保険金が必要なのかどうかを見定める必要性が出て来るという訳です。

相続税など税金対策や教育準備金

さらに、生命保険に加入する目的というのは、必ずしも、こうした我が身の保障を得るためだけではありません。
相続税対策を筆頭にした税金対策や子供の教育費の準備!
あるいは、法人なら、従業員の退職金準備に節税と、使い道は様々で、その目的に合わせた使用法が確立出来る商品を選択しなければ意味がなくなってしまうのです。

例えば、自営業の方が自らの生保代を経費として計上し、法人税を少しでも安価にする事は可能ですが、その場合、貯蓄性を持つ終身保険にしてしまうと、それは逆に資産と見なされ、損する羽目になってしまいます。
ですので、必ず掛け捨ての定期保険にし、損益として扱えるようにしなければなりません。

また、サラリーマンでも、先のように終身保険と医療保険を単体で加入する事により、生命保険料控除改正後、それぞれ別枠で上限4万円までの生命保険料控除が受けられますから、特約にするよりお得になるのです。
ですので、税金対策という目的もあるのなら、そこまで考えてプランを立てられる事は大切でしょう。

<目的が定まれば終身か定期か答えが出る>

終身か定期かとかと言って悩まれる方をお見かけしますが、目的が定まれば、自ずとどちらを選択するのがベターかという事も見えて来るはずです。
加えて、貯蓄vs保険という点についても同様で、この2つを完全にばらして考えるのか、一体化するのかを決めれば、自動的に答えは弾き出されます。

なぜかと言えば、一つにした目的を持つ生保となると、終身型という事になって来るからで、その貯蓄の目的が子供の教育費なら、学資保険を選べばいいだけの話だからです。
とにもかくにも、自分の将来、自分の身、自分の家族のためのプランだという事を踏まえ、くれぐれも保険会社のセールスや代理店の営業にお任せしないように、自らの思考力を振り絞ってプランニングしましょう。

とはいえ、自分ではどうやってプランニングすればいいのか分からないという方が大半だと思います。
対面でしっかり説明を聞いて納得した上で加入を検討したい方におすすめなのがファイナンシャルプランナーの無料相談サービスです。。
複数の保険会社の商品を取り扱っているので、公正な立場でそれぞれのライフプランに見合ったプランを提案してもらえますよ。

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