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近頃は自動車保険でも、ゴールド免許を所持していたり、年間の走行距離が少なければ安くなるという商品が増えました。

実は、それと全く同じ理屈の生命保険も存在するのです。

ではでは、一体全体どうすれば生保の場合、保険料を割引してもらえるのでしょうか?

それはズバリ、禁煙です。

禁煙と健康被害

実際問題、タバコによる健康被害の大きさは、この場に及んであえて説明する必要などないでしょう。

という事で、健康ブームにうまく乗っかったのもあって、今や日本は禁煙大国!
喫煙者は、高額納税者なのにも関わらず、嫌われたり、放り出されたりと、何とも辛い思いをしておられます。

でも、段々肩身が狭くなるとぼやきながらも、どうしてもやめられないのがたばこ!
いやはや、よくよく考えてみれば、結構何もかもが矛盾しているのが喫煙なのですよね。

ただ、生保に関してのみ言えば、まんざらでもありません。
実際、禁煙が10年寿命を延ばすという事は、喫煙は10年寿命を縮めるという事です。

すなわち、それだけ早期に保険金を支払われなければならない確率が増す訳ですから、その分大目に保険料を払い込んでいただかなければという理屈が成り立つ事は、容易に納得できるところでしょう。

非喫煙者割引の導入

という事で、近頃では、外資系や損保系、あるいはネット専業型の保険会社においては、先のゴールド免許割引のような形で、非喫煙者割引というのが導入されるようになりました。
すなわち、タバコを吸わなければ、生保の月額は安くなるという事です。

事実、いくつかの該当商品を調べてみると、平均で月々1,000円程度減額されます。
という事は、1年で1万2,000円、10年で12万円、払い込み期間30年の定期保険や終身保険なら、なんと36万円もお得になるのです。

これはちょっと見逃せません。
特に、いまだかつて、タバコなんて一度も口にした事がないとおっしゃる方は、是非ともこの制度を活用できる会社や商品を選択肢の一つに入れるべきでしょう。

過去1年以内に吸っていなければOK!

それに、今最も多いと思われる頑張ってたばこを辞めた組の方々、皆さんにも十分、この恩恵を被る事の出来るチャンスと権利は与えられています。
何しろ、大半のプランは、過去1年以内に喫煙していなければOK!

他の病歴のように、何年も遡って攻め込んで来る事はめったにありません。
そうなると、その対象者となる方の数は、急激に増えるものと思われますね。

という事で、ではそれをどう証明すればいいのかと言うと、取り敢えず最初は自己申告です。

通常の告知書の中で、それを告知できる項目がありますから、もし、1年以内にタバコを吸った自覚や記憶があれば、正直に申告すればいいだけです。

だからと言って、誰も怒りもしませんし、それを理由に加入を断って来るなんていう事もないでしょう。
ただ単に、保険料が予定よりアップするのみで、それを不公平だとか、ペナルティーだとかと思うか思わないかは個人の勝手というものです。

自己申告!唾液検査にやってくる!?

それに実際問題、タバコを吸うなら吸うで、素直に認める方が、容易に契約に辿り付けます。
なぜかというと、ここまで拘る保険会社は、無駄な事はせず、とことんコストを抑えて、その分で少しでも安価に商品提供出来るように努力している企業が圧倒的多数なのですが、必要とならば、とことん動く方針をも持ち合わせているからです。

そこで、その告知が嘘か誠かを調べるべく、ご親切に検査をしにやって来てくれます。

まあもっとも、医師の診断なんて大げさなものではなく、単に担当者が来て、お口の中を綿棒でこちょこちょっと擦るだけ!
しかし、これが侮れません。

この「コチニン検査」と呼ばれる唾液検査で、嘘をついても、ほぼ9割方は見抜かれてしまうのです。

もちろん、人間のやる事ですから、100パーセントという事はなく、稀に、喫煙していても陰性反応が出る事もあるにはありますが、そういう方は、かなりの幸運の持ち主ですから、保険なんて要らないかも知れませんね。

大抵の方は陽性反応を示し、高い保険料を支払わなければならなくはなりますが、自分は元々運河悪いのだし、やっぱ保険は大事だと思って諦めるのが賢明でしょう。

受動喫煙による陽性反応

そしてもう一つ、気を付けていただきたいのは、受動喫煙による陽性反応です。
この受動喫煙というのは、自宅や職場に喫煙者がいれば、誰でもが受け手しかるべき被害です。

しかも、例え本人がタバコを吸わなくても、それなりにニコチンを吸収し、吸う人と同じくらい悪影響を受けているとも言われていますから、それを真に受けて保険料の値下げを取り消すという生保会社の判断は、ある意味、正しい結論なのかも知れません。

とは言っても、やはり本人にしてみれば、この上ない不本意な判定です。
なので、時と場合によっては、保険協会などに相談されてもいいでしょう。

けれど、取り敢えず、本当に喫煙経験がないとか、1年以上禁煙しているというのであれば、検査の数日前から気を付け、タバコの煙が蔓延しているような場所には絶対に近づかない事です。

できれば、家族や同僚たちにも協力を求め、自分自身でも、マスクなどを使って、極力ガードされる事をお勧めします。

そして、それでも駄目だった暁には、アップした保険料を張本人の旦那のお小遣いから差し引くのも一つの手ですね。

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