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生命保険に加入するための審査と言うと、真っ先に思い浮かべられるのが健康状態ですが、
それと同じくらい重要視されるのが、職業や役職と言った、いわゆる社会的地位です。

その証拠に、流石に部長だの、課長だのと、そこまで詳しくは問われないものの、
最低限、勤務先と職種、そして、年収は告知しなければならない事とされています。

なぜなら、それによって、いくらくらいまでのプランが組めるかが決まって来るからです。

妥当な死亡保障額に応じて決める!?

このいくらくらいまでというのは、加入者が支払う保険料ではなく、
生命保険会社が死亡時に支払う、いわゆる保険金の額で、
よく年収の5倍までとかと言われますが、必ずしもその限りではありません。

確かに、各保険会社ごとに、必ず年収の何倍までという目安はせっていしているものの、
重役クラスなら10倍までとか、一般社員なら5倍までという形で、
やはり地位によって格差が付けられているのです。

さらに、社長になると、本人の所得ではなく、
経営する企業の年商で決めるという内規を設けている生保会社もありますね。

でも、確か生保の告知書には、そんな役職まで記入しなくてもよかったんじゃないの?
と思われるでしょうし、先のご説明でも、そう明記させて頂きました。

実際、どこも、基本的には保険料が年収の何倍までという考え方はしていません。
あくまでも、妥当な死亡保障額を念頭において個々の最高額を決定しています。

ただ、例えば、1億円の保険に満50歳の男性が加入しようと思えば、
もちろん終身か定期かや予定利率によっても異なりますが、
最低でも月々8万円程度は払い込みしなければならないでしょう。

仮に月収15万円のサラリーマンなら、給料の半分以上を持って行かれる訳です。
これでは、生活が成り立たず、死ぬ事よりも、生きる事の方が大変になってしまいます。

正しく、危険な賭けに売って出たと見てもいい訳で、
こういう契約を成立させられるはずがないのです。

一般家庭における年間保険料の平均は?

narrator

事実、生命保険文化センターの調査によると、
一般家庭の年間の生命保険料の平均は、年収600万円のお宅で約54万円、
500万円のお宅なら47万円と、ちょうど1割弱を占める金額で、
月額にすると、4万円から5万円程度が相場であると見ていいでしょう。

なるほど、これじゃあ、とてもじゃありませんが、
先述のような1億円の商品には加入できない事になります。

ちなみに、毎月8万円払うには、この計算で行くと、
年間の総所得が1,000万近く必要となり、
多くの企業では、かなりの重役クラスになるものと考えられます。

よって、それなら、ほぼ年収の10倍になる保険にも入れるという見解なのです。
言われてみれば、納得という感じですね。

しかし、そうなると、年収500万程度の一般社員では、
せいぜい2,000万円から3,000万円程度の保険にしか入れず、
食べ盛りの子供を残して他界するには不安が大きいと思われる方も少なくないでしょう。

実際には、いざとなれば、国民年金や社会保険からの遺族年金や養育手当が支給されますから、
案ずるより産むが易しではあるのですが、
それでも、1円でも多くのお金を残してあの世へ旅立ちたいというのが家族への愛情というもの!
そんな父親の思いを叶える事は難しいのでしょうか?

いえいえ、決してそんな事はありません。
この年収の何倍までというのは、あくまでも1社辺りの引き受け最高額の話であって、
例えば、500万円のちょうど5倍となる2,500万円のプランに2社で加入すれば、
たちまち2倍の5,000万円が確保できる事になります。

基本的には、複数の生保会社と契約する場合は、
やはり告知しなければならないとされていますが、
現実には、そこまで問う外交員はほとんどおらず、
むしろ、知っても気にせず自分の営業成績に繋げる事の方を優先的に考えます。
だからこそ、何社もの生保会社で総額何億円もの保険に加入できるのです。

とは言え、月額4万円程度でも、2社で入れば、その掛け金は8万円ほどに上り、
これでは、1億円のプランの人と大差がなくなる事になりそうです。

実際問題、苦しいとか損とか、そういった感情でなかなか納得できない事でしょう。

掛け捨ての定期保険が有効!?積み立てにこだわるなら学資保険を検討する

そこで、今と同じくらいの保険料で、
2倍の保険金を受け取れる定期保険の活用が有効になって来るものと思われます。

それだと、終身型のおよそ半分に抑えられますから、
2つくらいは余裕で掛けられ、いざという時には、両方の死亡保証金が受け取れるのです。

こんなお勧めをすると、でも、定期保険は掛け捨てだからもったいない
とおっしゃる方も多いのですが、どうしてどうして、例えどんなに高価で貯蓄性の高い商品でも、
保険金と解約返戻金の双方を受け取る事はできないのです。

解約して返戻金を手にするか、亡くなった暁に給付金を手にするかの二つに一つで、
自分の死後の事を考えるのであれば、何も解約する事など想定する必要性がないでしょう。

更新時の保険料アップが不安なら、終身と変わらないくらい長い、満60歳までの平準型にしたり、
これからしばらくが最もお金の要る時期なのであれば、
同じ月額で、最初は比率のいい低減型にしたり、今より後々が心配なら、
逆に保証額の比率が徐々に上昇する逓増型にしたりと、選択肢もよりどりみどりという感じです。

また、どうしても積み立てにこだわるのであれば、子供のためという事で、
半分は学資保険にするのも一つの賢い手です。

残念ながら、これでは、亡くなってすぐ大金が妻に入る事はありませんが、
その時点で払い込み期間終了となり、
後は、娘や息子が高校や大学進学する頃、満期金が支払われます。

そのため、教育費に対する不安が一気に軽減されるのです。
という事で、こうした作戦も含め、一度見直しを考えてみられてもいいかも知れませんね。

今加入している保険や、これから加入すべき保険について考える際に
どうしても一人だと決め兼ねるという方も少なくないでしょう。

特別、保険に関する知識がない方でない限り、
ほとんどの方が独断では決め兼ねるパターンだと思います。

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