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実際に20年間、保険契約をしてみて分かったこと。
想像で考えても、なかなかわかりづらいのが保険の仕組みですが、実際に長期に渡って、自分で起こした事故を幾つか経験するとよく分かるのが自動車保険です。 
その中で大きな意味を持つのが、過失相殺と等級です。

過失相殺とは?事故の確率と車種と保険料

公的な意味合いはなく、ほとんどが損保保険で使われる用語ですが過失割合とも呼ばれます。 
計算方法は非常に単純で過失ゼロを保険金請求100として、その割合を比較し、差額で大きい方を少ない方で差し引き、損害額として請求するというものです。

例えば、損害額が警察調書によって、否が契約者にある場合で、同じ程度の被害額が事故当事者双方にあったとします。
損害額について、過失が多い契約者が50万円、少ないか全くない相手の場合で100万円となるケースでは、過失割合が仮に前者が1割でも多ければ、保険金請求は前者が20万円、後者が60万円で、過失相殺40万円が過失の多い保険契約者の保険会社から過失の低い相手側に支払われます。

この場合は、仮に過失が低い方でも100万円から保険金を差し引くと、60万円の自己負担が発生するので、こうした自動車同士の事故では、一般的な大衆車と高級車の事故ではトラブルになりやすいんですね。こ
れを念頭に事故の確率を考えると、車の車種なども保険会社は保険料に関して、考慮に入れている様子が伺えます。

世代間の格差より契約しやすい年齢がある

そもそも支払える保険料の相場と比例しているため、肝心の自動車保険の本体、損害賠償保険よりも、契約者自身が使える車両保険の金額設定と大きな関係があります。 

通常の保険料としては、自賠責保険をベースとして、そこから支払いきれない金額を補填することから、損害賠償保険枠に該当する保険料は非常に安く設定されています。

しかし、事故の確率とは経験値の違いも多く、多くの保険会社では「契約日数」を一つの目安にしており、短いケースは等級自体が最初から6等級になるんですね。

等級の引き継ぎと事故による保険の適用

等級とは、過去の事故歴から翌年の”再契約”に関して、契約条件を保険会社が決める基準となる目安となります。 
すべての損保会社で同じ仕組みを導入しており、引き継ぎは同一住居を構える場所の親族や家族に限る保険会社が多いです。

重要なのは、事故歴ではなく「事故を起こして、保険金を使ったかどうか」です。
等級は1段階づつ上がりますが、保険金利用が年間で1度でもあれば、大抵は3等級さがり、死亡事故などでは再契約拒否となることが多いです。

30代・40代の平均は?医療保険に置き換えるとわかりやすい

考え方は、医療保険の逆として考えれば、非常にわかりやすいです。 
若いうちは体力もあり、生活習慣病のリスクも少ないことから、当然保険金は高く積み上げても、保険料は安くなります。 
損害保険は、事故の確率ですから、20代と、60代では、保険料は最も高く設定されています。

理由は、前述した過失相殺における、支払い能力の差です。
一人暮らしの独身者20代と、自宅のガレージで親の元で暮らしている場合などは、多少の保険契約にには違いが出やすくなります。

相場としては、年間契約保険料は20代では平均8万数千円、30代・40代・50代では平均6万弱、それ以上の世代では、7万以上といった感じですね。
この中で、多くの保険会社は、若い世代ほど、車両保険加入を薦めてくるでしょう。
これは、日常的に車で通勤する家庭より、公共交通を利用しての通勤が一般的なので、事故率も非常に低いだろうということを、保険会社は算段しているわけですね。

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