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厄日に引越しが安くなることがあるのか?
これに関しては、一切ありません。 
結婚式場では、慣習として大安吉日、ジューンブライドなど、人気のある期間や日にちに人気が集中するため、分散の意図もあって、仏滅が割安という処置を講じています。 

縁起をかつぐのもほどほどに

しかし引越しは、繁忙期と呼ばれる、3~4月と、11月後半~12月末の物流が増加する時期以外の、閑散期というか、顧客が激減する時期や季節に、多くの会社は割引サービスを持ってきています。

厄日は、消費者の都合であり、宗教観とか地方の慣習なども関係あるので、風水的にこの日は災厄の日なので、お安くしますというは、反対に価値観の押し付けですよね。
ただ、引越しは生活環境が大きく変わるため、この際、リセットの意味でそうした縁起を担ぐことは悪いことではありません。

大安、仏滅などは、中国の陰陽道のような風水がらみで、日本に定着したものなので、この慣習を引き継いで、引越しスケジュールを決めることは、現代にあって面白い試みだとは思います。

六曜は金額に加味されるの?

仏滅とは不吉を表す意味ではなく、本来は「空虚」を表す意味で、心理的な意味合いも薄く、虚無とかそうした状態を表す意味のほうが強いです。 
従って何をするのも裏目に出るとか、縁起が悪いというのでは無くて、一方の解釈として、「ゼロからスタートするには、吉兆の日」という見方もあるのです。 
結婚では、「ご破算」を意味するため、忌み嫌われるものとなっています。

一方で、官公庁の使用するスケジュールや、カレンダー、公共機関などは、スケジュールを記載するカレンダーには、こうした「六曜」の記載、すなわち、仏滅や大安の記述は無いそうですから、気にするのもそこそこに留めておくのが嗜みということかもしれません。

吉兆の日だから良いわけではない

内閣の組閣とか、結婚式でもよく利用される、吉兆の日とされた「大安」ですが、「泰安」という、安息を意味する語彙が語源となっているため、人にとっては、「何もしないで、おとなしく吉兆を迎えると良い」とする場合もあるそうです。 

むしろ、他の六曜の言葉は、昔から比べ、表現が変化してますが、変わらないのが「赤口(しゃっこう)で、こちらは、赤という血を意味するので、怪我に注意とか、出来るだけ運動は避けるといったことは、陰陽道にもあるそうですね。

料金を安くするための最初の対策

一番は、引越時期をなるべく暖かく、光熱費、冷暖房費がかからない季節を選んで、閑散期、週中の日の平日を選ぶことです。
冷暖房費とは、夏は昼間、冬は夜には必要なことになるため、その月の出費は確実に、そうでない月よりも増えることになります。

次に荷物ですが、これは引越し当日までに、必要最低限な物量まで、どこまで絞り込めるかにかかっています。
大型家電や家具は、分解も折りたたみもできないので、雑貨や趣味の道具、ふとんや衣類などが、どこまで減らせるか、あるいは処分、自分で運ぶなどの工夫が必要になるでしょう。

荷物は増えると、管理できない

荷物が増える=ダンボール数と関係があります。
まとめて入れずに、ジャンルごとに仕分けし、梱包しても、20個~30個もあると、たとえ家族全員がとりかかっても、とても荷解きですら、数日かかります。

1個20キロなら、20個で400キロもあります。
通常は3人家族で、60センチ四方ダンボールは、一人5個未満が良いです。
それ以外は、大型家具や家電のスペースとして、荷台をあけた方が、持ち出し、持ち込みも非常に早く終わります。

単身であれば、家族から一人だけ転居するようなときは、実家に多くを預け、必要な時に連休を利用して個人で取りに行くなどして、大型家財は持ち出さないようにすれば、1トン以下のトラックでの転居になるので、かえって引越業者選びも、選択肢が広がることになります。

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