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結論から言うと、引っ越しの際の国民年金や厚生年金の手続きは後回しでも特に問題はありません。
先に済ませておきたいのは、住所変更の手続きです。

一番のコツは、公共サービスを大いに活用することです。 
それが日本郵便の郵便物転送サービスです。
これを大いに活用すれば、お役所の手続きは非常に簡単で、気持ちも楽です。

郵便物の転送サービスの活用

郵便局の転送・転居サービスは、まず、転居先でも、その前でも構わないので、近くの郵便局の窓口へ行き、旧住所宛の郵便物を、1年間新住所へ送り続けるといったサービスで、1年間の猶予期間ができると思ってください。

基本的に、各住所変更の必要とは、この重要郵便物が届かないといった1点に尽きるでしょう。

この時、旧住所を証明する書類の提示が必要ですから、予め旧住所の住民票を手元に持っておく必要があります。
あるいは、住所変更前の住民基本台帳カードも有効です。

窓口に行かれなくても、転居届のハガキをポストに投函しても大丈夫ですし、インターネットからでも申し込めます。

役所へ行くのは、一番最後で構わない

厚生年金に関しては、自分の働く事業所の総務部など、担当に申告して終わりですし、国民年金は、郵便物転送の手続きさえ行っていれば、後日、時間があるときに役所の窓口へ行けばいいだけです。 

事業所でも、担当の指示に従って、必要書類を入手すればいいですし、新住所を覚えていないのなら、賃貸契約書、引越し業者の領収書とか、プロバイダの送付したモデムの梱包ダンボールのラベルなどを切り取って、メモなど、お財布などに入れておけば大丈夫でしょう。

とにかくこうした、公的な支払いに関する住所届けは、後日でも全く問題がありませんから、荷解きが済んで、整理整頓がついてから、1~2週間後でも構わないというわけですね。

とにかく、生活に関わる電気、水道、ガスや電話など、身の回りで”それが無いと生活できない”部分を、最優先にすべきです。
国民年金などは、銀行自動振込みなら、特にお知らせ以外は、郵便物は来ませんし、慌てる必要はありません。

一番大変なのは荷解きと整理整頓!

引越しで非常に大変なのは、運び出し、運び入れは業者がやりますから、転出でも転入でも、最も苦労するのは整理整頓です。
これと、様々な手続きを一気にやろうとするため、荷解きも手付かず、整理も後回し、役所への移動も電車でヘトヘトになるんですね。 

引越しでやってはいけないのが、「同時進行」です。

コツは、最低限の生活環境を確保し、作業時間を決めて、毎日やることです。
事務処理は、出来る曜日のスケジュールを決めておき、カレンダーに記載、今はスマホがありますから、ネットのクラウドサービスを利用して、スケジュール管理をするのも良いでしょう。

やることはたくさんありますが、24時間引越し作業が出来るわけがないので、「事務処理関係は、2週間後でいいや」といった余裕は、前
述した、転居・転送サービスを利用すれば、「いついつまでにしなきゃいけない」といったプレッシャーからも開放されます。

慌てず騒がず引越しをスムーズにするには、物事の切り分けが肝心なんです。

⇒ 引越しの段取り・スケジュールはどうする?

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