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1年を通じて、引越し業者も含めた、大手運送業者の繁忙期は、年末と4月、5月前などに集中しており、次は、学生が休みとなる、7月後半と8月の時期に当たるでしょう。 
最近では2月も引越しは多くなってきているようですが、これは、敢えて閑散期と見越しての、消費者動向だと思います。

引越し業者としては、決算期の3月あたりに仕事が集中する事が望ましいため、キャンペーンや、学割などもこの時期が多いように思います。
いずれにせよ、繁忙期は値引きなどは消極的ということだけは言えます。

1週間で見ると、月曜、水曜日などで、週末に行くほど忙しくなります。これは物流のパターンでは、常識ですね。 
それと5月などの大型連休直後は、道路状況も悪化するため、そもそもスケジュール通りに行かないことも多いです。

平日の午前中、それも6月の梅雨に入る前とか、9月下旬や10月初旬は、物流がかなり落ち着くので、この頃は大手の引越しと宅配などの一般物流兼業の会社も、閑散期と呼べる時期になります。 
更に、この時期に同じ地域で地元の業者を選べば、非常にスケジュールが組みやすく、業者も対応が柔軟になると思って良いでしょうね。

準備は決意したその日から

一人暮らしでも、準備は「梱包」と「処分」がメインになりますし、部屋の引き渡しには、日曜を除く、平日の不動産会社の営業日などに手続きを行なうなどが多いため、どうしても時間に余裕が持てないのが普通です。 
これは公共料金や住所変更なども同様で、手続きに関することは、最低でも2週間前から始めるべきです。

引越し当日から逆算して、5日前には家事も止め、洗濯はコインランドリー、食事は弁当や外食で済まし、出来るだけ部屋の整理に時間をかけたほうが良いでしょう。
正直、衣類は大半が5日前には、ほとんど梱包が済んでいるのが望ましいです。 
引越しのスケジュールは、この整理の目処が済んでから、業者選びをしても構いません。

従って問題は、引越し時期をいつにするか?といった1点だけになります。

遠方なら大手、近いところなら地元の業者がおすすめ

大手の引越し専業の会社を利用する最大のメリットは、必要な専門資材、人材がいつでも確保できていることで、トラックなどの輸送手段も、大小様々あることです。 
50キロ以上、あるいは100キロ以上の遠方へ引越しするなら、大型トラックを自社で保有する会社の方が、各地の拠点で積み替えすることなく、担当が入れ替わるだけで、次々とドライバーを入れ替えて、運送しますので、全体的に時間も節約できます。

一方、地元周辺で、住居を変えるだけなら、地元の業者は、ちょっとした軽作業でも対応してくれる場合もあり、結果的に親切で利用しやすいメリットも多いです。
閑散期、繁忙期を気にせず利用できることもあるので、これはスケジュールの上では、急な引越しでも対応できるでしょう。

見合わせたい時期

年末は、とにかく運送よりも、手続き関係で時間がかかる場合が多いです。 
市役所も忙しく、あらゆる交通が混んでいたりで、スケジュール通りに進まないことがあります。
これは、3月よりも激しいですね。 

それ以外は、梅雨です。 
これは引越し当日よりも、後日、非常に家財の湿気が部屋に充満するので、特に新居ではやめたほうが良いです。 
真夏も、窓の多い住居や賃貸なら良いのですが、そうでない場合はかなり体力を消耗します。 

従って、上記のような時期は、見積もりを出来るだけ安くするのではなく、「おまかせパック」などを利用して、部屋の中で整理が出来るような、梱包材のゴミが出ない、片付けが楽なサービスを積極的に利用したほうが、時間の節約にはなるでしょうね。

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