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ランニングコストを意識した契約を!自動車保険と最低限の車維持費について
一般的な乗用車を考えると、現在の家庭状況は3人~4人家族が非常に多いと思えますから、5ナンバーといわれる小型自動車あたりが、最も需用が多いのではないでしょうか。
購入費用を別として、メンテナンス費用を考えてみると、自動車保険以外は以下の様な感じです。
メンテナンス費用など維持費はどれくらいかかる?
・年2回のオイル交換
16,000円~2万円
・定期点検検査費用
年間約5万円
・車検費用
3年おき10万円~12万円
この中で、車検費用の総額から小型自動車の車検の基本費用は、約47,000円ぐらいですから、6万円~8万円が整備費用ということになります。
通常使用の民間車検場の整備は、オイル交換、ファンベル交換、ブレーキ調整・ブレーキパッド交換、ディスクブレーキ研磨や下回り洗浄、足回りの増し締めとグリスアップなどですので、走行距離5万キロあたりから、3割増しくらいに考えたほうが良いと言えます。
ここから、小型自動車のメンテンス費用は、3年間で最大33万円くらいが計算できますね。
毎月2万7,000円の費用がかかっていると言えますし、これにランニングコストとして、ガソリン代が入るわけです。
ガソリン代は、週に2回の満タン給油であれば、小型自動車平均燃料タンクが30リットルとして、現在の相場で1回の給油は3,900円かかります。
つまり、月のガソリン費用は大目に見ると最大3万弱はかかる計算ですから、小型自動車の毎月の維持費は、3万円~4万円の間に収まることになります。
見直しはランニングコストを基準に
上記の自動車の維持費は、ある程度余裕を持っての計算ですから、実際はもう少し低いです。
しかし、交通事故後の車検などは、案外、費用は余計にかかることがあります。
更に自動車のローンがある場合は、5~6万円くらいはこの費用に上乗せされますから、最大で毎月10万は支出されると割り出されます。
新車で購入した時点で、自動車保険に初めて加入する場合の相場は、およそ12万円~14万円ほどです。
では最低限補償を受けるとしたら、どのような保険契約が良いのでしょうか?
まず基本は家計を圧迫するほど、補償を付与するのは本末転倒ですから、基本となる補償「対人補償」と「対物補償」は全ての保険で共通と思って構いませんから、車両保険からまずは考えていくことですね。
滅多にない当て逃げ事故、自損事故による車両の修理が、仮に10万~20万程度を想定するなら、大幅に削ったほうが割安なのが、車両保険です。
1週間で、送迎や買い物以外では、毎月の利用は旅行の時の1回だけというのなら、搭乗者保険をつけるだけで、車両保険を大幅に削り、場合によってはロードサービスだけ距離の長いような契約をして、走行距離換算で見積りを出すと最低限必要な補償を受けた形で契約する事が可能です。
無事故のまま3回目の車検で、新車購入から5万キロを切っているなら、そのまま等級を温存し、10等級以上で車両保険を付与すると経済的です。
12等級くらいなら、車両保険を手厚くしても、それほど保険料には影響は少ないといえます。
自動車保険の契約では、最初から最大値で計算しないほうがよく、自動車運転歴が10年以上なら、なおさら新車購入時の保険契約は、車両保険を手厚くしても、年間で保険を使用する事故の確率は非常に低いでしょう。
自動車保険は常に掛け捨て保険ですから、リスクの備えであっても、ランニングコストとして考えるべきなのです。
1年間でほとんど消化しない費用ですから、よく考えて契約したいものですね。