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一般的な保険契約のルールを知っておくことが大切です。

まず、自動車保険の本質とは、自分では交通事故を起こさないが、仮に被害者になった場合に泣き寝入りしないための予防処置であるということです。

加入さえしておけば本当に安心なの!?

仮に自分が交通事故で過失が多い場合は、車両修理では免責金というある種の違約金が発生しますし、等級は自動車保険を使えば必ず下がります。
これを逆に考えて「入っておけば安心」と真逆に考える人が多いのは不思議ですよね。

根本的に損害賠償とは「自分以外の人が利用できるもの」だからです。
請求は契約者ができても、自分で自分のために使うことはできません。

また、ほとんどのケースは被害者であっても、保険金そのものを目にする機会は無いのです。
慰謝料とは自賠責基準であり、治療や検査費以外は通院日数を2倍し、規定の保険以外は支払いません。
後遺障害がある場合にだけ見舞金があるケースがほとんどです。

それ以外は、主婦も含めて休業損害として現金が振り込まれます。
ただしこれは、治療経過を判断してからのケースが多いようです。

いずれにせよこの対応は、損害を与えた契約者の保険会社の話しであり、自動車保険とは相手が同じように保険会社と契約していれば、それが「安心」につながる以外には準備するような強制加入ではないのです。
だからこそ「任意保険」といわれるんですね。

ちなみに傷害保険といわれるものは、自分が利用できる保険契約で、通常、自動車保険の特約とは、この部分に該当しています。

注意したい新契約までの開始期限

等級として、割り引き率の境目になるのが、新規契約時の6等級からです。
どのような年齢、車格で契約しようとも、新しい新規の自動車保険は6等級から始まります。

交通事故で、自動車保険のいずれかを利用、つまり当事者である自分の自動車保険が被害側に支払われた時点で、3等級は確実に下がります。
自損事故以外の自然災害や、イタズラ、落下物など防ぎようのない損傷や被害で、車両保険を使っても1等級下がる仕組みがあります。

等級が下がるということは、保険料は割増しになるため、問題は再契約の際に、等級を引き継ぐか、リセットするかに別れるでしょう。
この時の空白期間は非常に重要になります。

6等級以上は割引、5等級以下は料金割増し

自動車保険の等級引き継ぎにはルールがあり、6等級以上は割り引き等級、5等級以下が割増しになっていますが、引き継げる空白、猶予期間はそれぞれ異なります。

6等級以上の場合は、前の自動車保険契約の末日から起算して、7日以内の再契約なら等級は無条件で引き継げ、手続きを忘れた場合で同じ損保会社と契約するなら、30日までは猶予期間を設けています。

5等級以下の場合は、13ヶ月以内は等級を継続してしまうため、契約の末日から起算し、1年と1ヶ月以上を経過して、再契約する必要があります。

要するに、5等級以下で自動車保険の再契約を避けたいのなら、1年以上は自分の車を運転しないのが一番ということです。
その空白期間は、レンタカーなどを利用すると良いかもしれませんね。

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