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ニッセイの相性で親しまれる日本生命ですが、その正式名称を「日本生命保険相互会社」という事は、
案外知られていないところではないでしょうか?
嘘だと思ったら、お手持ちの契約約款や保険証書を見てみて下さい。

また、年末調整や確定申告で行う生命保険料控除の手続きに必要となる生命保険料控除証明書にも、
はっきりとこの社名が記載されています。
しかも、こんな話を聞くと、株式会社でない事に驚かれる方も多いのですが、
これは生保会社においては、至って普通の事です。

確かに、昨今は第一生命に代表されるように、株式化する企業も増えつつはありますが、
逆に言えば、この相互会社というのは、生命保険会社にのみ与えられた特権のようなスタイルであって、
老舗としては、それをとことん守り抜いているものと思われます。

知名度も安心度もNO.1

narrator

ところで、昔のテレビCMでも流れていたように、
“日生のおばちゃん”という形で、保険会社の外交員イコール女性!

そういうイメージが強いかと思われますが、その背景には、戦後急激に増えた戦争未亡人の存在がありました。
ようするに、夫や息子と言った一家の働き手を失った中高年女性たちを営業職員として雇う事で、
正に相互、助け合いの精神を確立して行ったという訳です。

さて、そんな歴史ある日本生命は、知名度も安心感も抜群で、
今でも押しも押されもせぬ、生命保険業界の横綱!

ランキング上位に入っている人気の保険商品や会社と比較しても、
やっぱりニッセイで!と思われる方は後を絶たないようです。
しかし、その一方で、安さが魅力の外資系や損保系に乗り換えを考えられる方が増えているのも紛れもない事実で、
皆さん、節約のためには、致し方のないところなのでしょう。

何しろ、日生の商品はどうしても高価で、保障は充実しているものの、
家計を圧迫している部分は否めません。

実際、口コミなどでも、とにかく保険料が高いという事で、
評価が低く、今の時代にはそぐわないとすら言われているくらいです。

また、ニッセイのセールスレディーたち自身、その事を重要視し、
見直しを勧めている光景をよく見掛けます。
が、しかし、それに騙されてはいけません。

もちろん生保レディーたちが嘘をついている訳ではなく、恐らく言われるがままに切り替えすれば、
間違いなく月額は軽減され、保障はさらに充実する事でしょう。

というのも、年々日本の医学は進化し、癌でも不治の病ではなくなりましたし、
長期入院どころか、日帰りでも手術できる時代です。

そうなると、昔懐かしい、入院何日目からの分しか給付金が出ないとか、
内視鏡治療などでは手術給付金が下りないというようなものでは価値が半減してしまいます。

ライフステージに応じたシュミレーションと転換

そこで、そうした最新の医療に合わせてサポートしてもらえるようにする事は必須で、
見直し自体が決して悪いという事ではないのです。
むしろ、結婚や子供の誕生で家族が増えたり、その娘や息子の独立により、
責任は重くなったり軽くなったりします。
となると、そうしたライフステージに応じて、いろいろなシュミレーションをし、
必要な保険金を計算した結果によって保障を増減する事も必須になるでしょう。

ただ、保険料が安くなるというのはいかがなものでしょうか?
元々日生の生保は高く、それが今、多少は値下がりしているものの、極端に安くなったとは思えません。
では、何を根拠に生保レディーたちは、安価になるというような事を言うのでしょうか?
それはズバリ、転換だからです。

この転換というのは、既存の終身保険や養老保険のような貯蓄型保険を解約し、
それに伴って発生する解約返戻金を頭金として新商品に入り直すというものです。

特に満期や払い込み期間終了が近い商品になると、たっぷりと積み立てがありますから、
新規の契約については、その分を総額から差し引いた上で所定の払い込み済み予定月まで平準割りします。
そうすると、自然と月額は安くなる訳ですね。
そう、住宅ローンを組む際、頭金をいくらくらい入れられるかによって、
毎月の支払い額が上下するのと全く同じ理屈なのです。

しかも、生命保険の場合、それほど長期間にわたって掛け続けていないのにも拘わらず、
そこそこの解約返戻金が受け取れると言われれば要注意!
それはかなりの高利回りの商品であって、バブルの頃には珍しくはなかったかも知れませんが、
今の経済情勢と金利を見ると、今後それ以上の好条件の生保に加入できる見込みは、
0に等しいと行っても過言ではないものと予測されます。
ですから、むやみやたらと潰してはいけないのです。
できる限り満了まで払い続け、解約するのなら、その時にする事で、さらに多くの返戻金が受け取れます。

主契約となる終身のみ残し払えるところまで払う方法

とは言え、我々加入者が得をするという事は、保険会社にとっては、
損をする確立が高いという事で、一生懸命転換をお勧めしようとするという訳です。

取り分け、バブルの時代に荒稼ぎしようと入ってくれた変動金利型の商品はどうという事はないのですが、
善良なる市民が入ったオーソドックスな固定金利型のものになると、
今でも存在する限りは、当初の予定利率で維持しなければなりません。

面白いように財テクで儲かっていた頃とは異なり、正直、生保会社としては苦しく、
重荷になっている事は否めないのでしょう。
そこで、必要以上に切り替えを迫るものと見られます。

また、我々契約者側も、ぶっちゃけ、保険料が高いため、
月々の払い込みが苦しいという部分は往々にしてあるものと考えられます。
そう、バブルの崩壊による景気の悪化は、双方どちらにも大きな苦痛を与えたのです。
ですので、そういう場合は、主契約となる終身のみ残し、
その後も、とにかく払えるところまで払うというスタイルを取られる事がベターなのではないでしょうか?

そんな事をすれば、病気や怪我をした時に保障がなくて不安だと思われるかも知れませんが、その点は大丈夫!
それこそ、他社の定期型医療保険や休業補償に加入すればいいだけなのです。

この辺りは、元々貯蓄性を持たず、どんなに高額であっても、
それは単にニッセイの保険だからにすぎないと言えます。
そのため、掛け捨てとなっているはずですから、いつ潰しても惜しくはありません。

ならば、あえて基本料金の高い会社で契約する必要はないでしょう。
今の保険年齢でも、今よりも安価な保険料で、同じレベルの保障が得られるような商品は、
他社にいくらでもありますから、それらを水面下でかき集め、
こっそり組み合わせた自分だけのプランを組む事で、日本生命との絶縁せずに、
お宝保険を残したまま節約ができるものと考えられますね。

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