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加入が困難なのはどんなケース!?生命保険の加入条件と職業
意外と危険な生命保険の加入条件
ノンプロから憧れのプロ野球選手へ!
開幕から早2ヶ月がたち、今年も多くのルーキーたちが活躍しています。
その大半は、ごくごく普通の学生やサラリーマンからトップアスリートに変身した人たちで、周囲の人々は誰もが大いに祝福してくれた事でしょう。
そして、その中には、“いやはや、本当におめでとうございます!”と言って保険の見直しを勧めに来た生保会社の外交員もいたかも知れません。
もちろん、彼らにしても、自分の顧客の中から将来の大スターになるかも知れない人物が登場したのです。
さぞかし自慢でしょうし、今からサインをもらっておこうという企みも大いに有り得るとは思いますが、それと同時に、冷や汗もの!
これは急いで契約を見直さねばと言ったところではなかったかと予測されます。
健康であっても加入の際に条件がつく仕事がある!?
何故なら、生命保険には、単に元気なだけでは許されない、いくつもの加入条件があって、取り分け、会社員からスポーツ選手や芸能人になったとなると、それがたちまちクリアできなくなる事も多いからです。
例えば職業!
これは絶対に保険には入れない仕事だと言われる事がよくありますが、実際問題、危険を伴う職種というのは案外身近に沢山あるもので、誰もが真っ先に思いつくプロスポーツ選手や格闘家、あるいは、スタントマンやレーサーの他、消防士や警察官、自衛隊員、さらには、操縦士や運転手なども該当するのです。
また、とび職や大工などの建築関係の仕事をしている人の中にも、生保への加入が困難な人は大勢いらっしゃる事でしょう。
しかも、操縦士となると、パイロットや船乗り、もしくは漁師のように、いささか高度な技能を必要とする人という事になりますが、運転手というのは、トラックドライバーやタクシードライバーも含まれますから、想像以上に身近で、どんなに健康優良児でも保険加入できない事は珍しくないという事を知っておかれる事は大切だろうと思われます。
無職やフリーターは契約できない!?
加えて、ならば、そうした職業を辞めれば保険に入れるのかと言うと、それが必ずしもそうとは限っておらず、とにかく無職というのは危険な業務に携わっている以上にいけません。
危ない職場で頑張っているのはまだ、保険金や給付金の上限額が定められたり、負傷についての補償はできないと言った条件が添えられるだけで、加入自体は認められる事が圧倒的多数ですが、就労していなければ、年金生活者でもない限り、収入がないという事で、保険料の払い込みができないという事になります。
よって、フリーターはもちろん、タレントのように浮き沈みが激しく、年収が安定しないのも危険な人物の一人!
結果、契約そのものが不成立となる事が多いのです。
おまけに、これは「てんかん」と呼ばれる既存の保険を下取りに出す形で安価に新しい保険に入る時でも全く同じで、一からまた、健康状態とともに就業状況と職種の告知が必要になります。
そして、それを参考に、加入の可否が審査によって判定されるのです。
そうなると、目下失業中となると、節約のため、少しでも安価な定期保険に乗り換えたいと思われる方も多いようですが、それはそれこそ危険です。
いくら必死に求職活動をしていると言っても通らず、無職というだけの理由で、あっさり落とされてしまう可能性は低くありません。
逆に言えば、今、就労さえしていれば、責任開始日当日に辞めても問題はなく、業務内容も同様、現時点でおとなしい事務職なら、例えほどなく爆発物などを取り扱う現場作業に従事するようになっても強制解約になる事はありません。
そう、生保というのは、健康状態も含め、加入時の現状が全てであると言っても過言ではないのです。
危険な職場に転職した場合は見直しを勧められる!?
とは言え、明らかに危険度の高い職場に移った事が分かって、保険会社が黙っているなんていう事はしないでしょう。
そこで、さり気なく見直しを勧め、転換ないし、完全な切り替えという形で、取り敢えず既存の保険の解約と、新しい保険への加入をお勧めしてくれる訳です。
そして、そこで条件を付ければ安心というのが彼らの本音なんですね。
また、ストレス社会を必死に生き抜いておられる方が多い昨今、本格的なうつのような症状はなくとも、寝付きが悪いなどの理由で、医師の診察を受け、薬を服用されておられる方は大勢いらっしゃいます。
しかし、それもまた、生命保険の加入審査においては、精神疾患を持っていると見なされ、引き受けてもらえない事があるので要注意!
しかも、これら条件は、住宅ローンを組む際にも大きく影響を与えるもので、所得面で借り入れ出来ても、万一の時に自分に変わって完済してくれる団体信用保険、これに入れなかったがために、ローン審査に通らなかったというケースは珍しくありません。
ただし、あくまでもこうした加入条件は、保険会社や商品によって大きく異なり、どこもかしこも、年齢と健康状態は重要視しますが、職業等については、バラツキが大きいのが現実です。
ですので、癌になった事があるとか、糖尿病があるといったような大した病歴や持病がないのであれば、複数の生保会社に申し込む事で、一般的な契約ができる事はよくありますし、それが無理でも、最も条件の緩やかなところで入るという事が可能になるでしょう。