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昔から、1年契約が基本の自動車保険は、損害保険会社の主力商品であり、今でもそれには変化はありません。
しかしながら、最先端技術の向上でそれは様変わりしたかもしれません。

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、車載されたカーナビゲーションを使用し、車両運行情報と走行距離などを、自動車メーカーのシステムを通じて、保険会社に送信し、それを利用した「つながる自動車保険」を新発売しました。

もはや解約が常識!?満期の保険乗り換えの注意点

自動車保険満期日は、新車購入のタイミングが一番多く、車検が切れるのをきっかけに、損保会社を変更するというのは、もはや当たり前になりつつあるのです。

重複契約を防ぐため、注意するのは自動継続特約など、更新しない連絡を怠ると、そのまま保険契約が満期と同時に再契約され、解約の手続きで手間取ることがあります。
従って、やがては損保会社を切り替える、切り替えたいと思っている場合、契約変更などを先に検討する必要があります。

新規契約に際して、保険開始日は必ず旧保険契約の満了日というのが、一番効率が良いわけです。
もちろん現在加入している自動車保険の等級は、損保会社間で共通であり、制度としてあるので引き継ぐことは可能です。
ただし、1年契約の途中で解約したケースは、解約払戻金は日割り計算ではなく、1ヶ月計算であるので、これは非常に注意が必要です。
というのも、1ヶ月をわずかに過ぎてしまった場合で解約しても、保険料の計算は2ヶ月分となり、超過した分は払い戻せなくなるからです。

・解約日と始期日をあわせるには、便利な特則がある

例えば、自動車保険の等級は、年間で自動車保険を利用しない無事故の場合、1等級あがって10等級なら11等級となるのが普通です。
しかし、これを自動車保険更新より前に解約して、他社の自動車保険と契約する場合は、10等級の状態で契約するので、あと少しで11等級になるのに、ちょっと損したような感じになります。

納車日に合わせて契約を引き延ばす!

この等級の引き継ぎにおける、無駄な損を防ぐのが、保険期間通算特則と呼ばれるものです。
新しい車を購入し、納車日が丁度その更新前の時だとした場合、保険を他社に切り替えるといった場合は、なかなかできないものです。

そこで、旧保険契約の更新を、納車日に合わせ引き延ばし、新規の自動車保険を納車日に契約することで、これが可能になります。
この方法は、東京海上日動や、損保ジャパンなどが対応しています。

仕組みは、旧保険契約期間と、新規保険契約期間を2社で合わせて1年間とするというものです。
つまり、1年間で2つの保険会社にそれぞれの保険期間分の保険料を収めてあれば、等級はそのまま引き継げるということになります。
全契約の満了・解約日と、必ず新規契約日が同じであるなら、この方法で効率よく等級を引き継げることになります。

難点は、対応する保険会社がまだ少ない点と、解約証明書が必ず必要ということでしょう。
実際は、あまり例がありませんが、覚えておいて損はないですね。

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