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都道府県別や年齢別に見る自動車保険の加入率と推移
ひと言に、自賠責保険とか、任意保険と書かれても、よくわからない点も多いですよね。
自動車保険についてちょっとまとめてみました。
- 自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)
自動車が関係する交通事故で、歩行者、同乗者、他車の搭乗員等の他人を死傷、
後遺障害を負わせた場合に、損害賠償責任が法的に認められた場合に限り、
保険金限度額範囲内で、法令に基づいて支払われます。
他人の財物に関しては補償しないので、人に対する補償となります。
- 任意自動車保険
主に「対物賠償保険」と「対人賠償責任保険」と、「自損事故保険」、
「無保険車傷害保険」の4つで構成されています。
わかりやすく言うと、自賠責の補填と、賠償保険、損害保険と傷害保険です。
対人賠償に関しては、まず自賠責保険を利用(代理請求)し、
限度額を越える分に対し、過去の判例などを参考に支払います。
任意保険として一番特徴的なのは、対物補償があることです。
他に車両保険や、人身傷害保険や搭乗者保険などは、
原則的には特約条項に当たる部分で、主契約は前述した対物対人賠償責任ですね。
- 共済保険とは?
自動車共済とは、基本的に保険とは異なります。
完全な相互扶助で、加入者同士の掛け金を集めて、限度額を設定し、
その範囲で補償するもので、自賠責保険を利用するところまでは同じですが、
共済組合が補償するので、加入者数によって補償には限界があるということです。
民間の保険会社は、契約者保護機構が働き、保険会社を支える仕組みがありますが、
共済は原資、つまり出資金次第といったところがあるんですね。
加入の時の掛け金が安いこともありますが、補償範囲が小さいのもちょっと難点かもしれません。
都道府県別に見ると愛知県が多い?
対人賠償保険おける、任意保険の加入率は、2014年で73%ほどです。
これはここ10年、ほとんど変わりがありません。
対物補償を付けない契約は実質ありませんから、対物補償も同じ割合の契約数です。
車両保険は40%と、10年前の60%近い数字からすると減少しています。
都道府県別に見た加入率では、意外に愛知県が多く、
やはり事故率が高いというのがその影響かもしれません。
任意保険の基本的な契約では80%以上、車両保険加入率も50%以上です。
沖縄の車両保険加入率が低い
沖縄、鹿児島、宮崎などは、任意保険自体の加入率が50%以上で、
地方でも東北の一部などと同じですが、車両保険加入率は非常に低く、
沖縄では25%程度にとどまっています。
年代別に見ると?
年齢別では、加入が多いのは、30代~60代で、近年では、
40代から60歳手前までが加入のピークとなっています。
60代でも6割を越える加入率があるので、近頃の高齢者社会を反映したものになっています。
それにしても、自動車保有台数に対して、
任意保険の加入率が7割ほどで推移している事実は、ちょっと驚きですね。
都道府県別でも、東京都が特別加入率が高いわけでもないのは、興味深いところです。
補償が充実して料金の安い保険を選ぶなら
「あまり使うことがないのに、一定の保険料を支払うことがもったいない」
というのが理由の一つではないでしょうか。
確かに、お守りのようなもので事故を起こさない限りは使う機会もないですよね。
ただ、万が一の備えという意味で、自費で多額の修理費を支払って修理することを考えると
加入するに越したことはありません。
最近では、通販型の自動車保険が料金が安い上に補償も充実していることから人気です。
通販型でも色んな保険があります。
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