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自動車保険を損保会社に申し込んで、最初の保険料の振込から保険の適用を受ける日を「始期日」と呼びます。
これは、保険を適用させる時期を契約者が自由に設定できるため、納車に合わせるとか、譲渡予定で引き継ぎの諸手続きが完了した後に、保険契約を新たに新しい新車に適用させる時などが、良くあるパターンです。

インターネットで申し込める、支店や代理店を持たない通販型自動車保険の中には、払込票とか振込完了の通知が送られてくることがありますが、申し込み完了後に始期日だけは一応確認しておいた方が良いですね。
とりあえずその間は自動車を利用しないほうが賢明です。

始期日当日に保険は使えるの?

始期日当日に保険を使えるのかどうか?ですが、これは問題なく使えます。
生命保険と違って損保会社の自動車保険は、保険料前払いが前提であり、月払いでも最初の保険料を納めた時点で、保険の適用を受けることになります。
自動車保険と生命保険の大きな違いですが、自動車保険は、自動車運転をする人と車両に対して、基本は乗っている間を補償するものです。

しかも主契約は賠償保険で、契約者以外の同乗者や、損害を与えた相手を補償するものです。
そのため、事前契約では生命保険に比べて条件が厳しくなっています。
更には、車両保険など、契約者自身が使うと一種のペナルティとも言える「免責金」という自己負担金が発生します。

自動車保険は、言ってみれば損保会社にとって、できるだけ事故率の低い契約者を集めたいといった本音があります。
そのため、契約時には各社で不公平がないよう、等級制度といった基準で契約できる条件を決めています。

そのため無事故のまま等級が上がっていくということは、保険料は下がりますが、トータル的には毎年、使わない保険のために費用を払い続けるだけで、その納めた費用は全部、損保会社の利益になります。

使わない保険は、契約者にとってはほとんどメリットがありません。
その代わり、万が一の重大事故で自己負担では到底不可能な、後遺障害補償や死亡賠償金を自分に代わって相手に支払うことができます。

適用開始前にキャンセルできる?

保険料を既に払込済みなら、キャンセルではなく解約になります。
申し込みから直近でキャンセルした場合、納めた保険料はある程度戻って来ますが、それは全額ではありません。
できれば安易に契約するのではなく、比較検討する際には、ネットの情報だけではなく、資料請求などをして、時間をかけて比較検討すると良いでしょう。

1回でも保険料を納めていない状態では、申し込みをしただけでは保険の適用を受けることはないでしょう。
ネットで申し込みができると言っても、提出書類は必ずあるものです。

本人確認が完了次第、振込みの案内が来るケースもあります。
反対に、保険料を既に振りこんである場合、例えば週末に振り込んで、その翌日の休日に事故を起こしても、振込み日が始期日となっているなら、その翌日から適用されることが多いですから、とりあえずは事故連絡だけはしておき、後日、保険が使えるかの連絡を待ってからの対処になるでしょう。

いずれにせよ、事故当日にいきなり保険金を支払いうことはないので、まずは申込時に、ロードサービスなど緊急対応として、いつから使えるか調べると良いでしょう。

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