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消費税が5パーセントから8パーセントに上がり、事あるごとに驚きの隠せない部分は否めません。
嘗ては、100円ショップで13点購入すると、1,365円でしたが、今は1,404円と、まるで1点余分に買ったようになってしまうのです。

と、まあこのくらいのレベルなら、何ともセコい話に聞こえるかも知れませんが、それが夢のマイホームのような高額の買い物ならどうでしょう。
仮に3,000万円の家で比較してみると、2014年3月31日までは3,150万円だったのが、2014年4月1日からは3,240万円と、100万円にも届きそうな値上がりです。

住宅ローン控除などマイホーム購入時の安心材料に

という事で、平成26年の春までに慌てて住宅を購入された方も多いかとは思いますが、それでも、まだまだ買いそびれた人や今後買う事になる人は大勢います。
しかし、この数字を見ると、思わず躊躇してしまう部分は否めないでしょう。

実際問題、家やマンションは、買っただけで、すぐに住めるものではありません。
引越しや足らずの家財道具の購入などなど、お金は出て行く一方で、それらほぼ全てに増税が反映されるのです。
正しく引越し貧乏になりかねない状況で、これではおいそれとマイホームを持とうと思わない人が増えるのも致し方のないところだろうと思われます。

そこで、そういう自体に何とか歯止めを掛けるべく、登場したのがパワーアップした住宅ローン控除と住まい給付金なるもの!
取り敢えず、これらを利用して、安心して一国一城の主になって下さいというのが政府の言い分なんですね。

補助金の支給の条件

住まい給付金とは、8パーセント以上の消費税を支払って真面目に住宅を購入した人には、補助金を支給しましょうという制度!
仮に現時点では、最大30万円ですが、これが税率10パーセントになった暁には、50万円まで交付される事となっています。

それでは、どのような条件を満たしていればいいのでしょうか?
まず、最も分かりやすいところで言うと、新築であれば、かなりの高確率で対象となるでしょう。

何故なら、中古物件の場合は、個人間で売買取引する事が珍しくなく、その場合、元々非課税となっているのです。
つまり、税金を払う必要がないのだから、補填してもらう必要もないでしょうという訳!

ただし、最近流行りのリノベーション住宅の場合は、売り主が宅地建物業者である事が多く、その場合には、しっかり消費税を取られますから、この給付も受けられます。
無論、何のリフォームも施していない完全なる中古マンションやおんぼろ一戸建てなどでも、業者との売買であれば、対象となりますから、ご安心を・・・!

住宅ローンを組まなくてもOK!

住まい給付金のありがたいところは、現金で家を買った人にでも支給されるところ!

住宅ローン減税は、その名の通り、ローンを組んだ人にのみ与えられる特権で、キャッシュで購入した人には無関係とも言える救済措置です。
恐らく政府曰く、それだけお金があるという事なんだろうから、細かい事で煩く言いなさんなと言ったところなのでしょう。

しかし、実際には、年齢的に考えて、今後ローン返済を抱えるのは大変だとか、以前に住んでいたところを売ったから買えたのだという所謂買い換えという人も大勢いて、そういう人にとっては、やっぱり少しでも助けてもらいたいものです。

そこで、特例として、年齢が50歳以上で且つ、年収が650万円以下の人には受給資格が与えられる事となっています。
ただし、例え対象者であっても、新築物件の購入に際して交付を受けるためには、多くの銀行が取り扱っている「ふらっと35S」の審査基準を満たしていなければなりません。
とは言え、これは最も万人向けのローン商品ですから、それほど心配する事はなさそうですね。

支給額はいくらくらいになるの?

住まい給付金がもらえる事が分かった以上、今度はいくらぐらいもらえるのかが気になるところでしょう。
でも、その前に、自分が本当に対象となるのかどうかを再確認する必要があるだろうと思います。

何故なら、この制度における年収制限はちょっと特殊で、先ほど650万円と書きましたが、それは所得税換算での金額です。
それに対し、実際の審査基準となるのは、住民税の所得割額で、現時点では年収510万円となっていて、もらえるとばかり思い込んでいたら、もらえなかったという方も稀におられます。

ですので、もう少し収入の多い方は、もうちょっと待って、消費税が10パーセントになった時に導入される上限775万円を目指されるのも悪くはないかも知れません。
因みに、こちらの適応期間は、今のところ2019年、即ち平成31年までに延長される事が確定していますから、慌てる必要はないでしょう。

しかも、所得によって支給額が大きく左右されますので、実際に今の自分が、どのくらいの価格の住宅を購入すると、いくらくらい助成してもらえるのかという事を、予めシュミレーションされる事をお勧めします。
その方法については、事務局や他の不動産関連サイトなどでも容易に調べる事が出来るでしょう。

僕は僕、妻は妻!持ち分割合が適用される

住まい給付金を受け取るためには、購入した家に必ず受給者本人が居住していなければなりません。
例えば、親に頭金を出してもらったものの、同居はせず、相変わらずほったらかしという場合には、その頭金分を差し引いた価格で計算されてしまいます。

ただし、妻がへそくりから頭金を出した場合や共同購入という形になる場合には、基本的に満額受け取れる事になるでしょう。
ですが、それは自分が払った分は自分のものですが、奥様が払った分については、奥様のものになってしまいます。
そう、驚くほどきっちりと持ち分割合が適応されてしまうのです。

所定の申込用紙に必要書類を添付し郵送もしくは持ち込みでOK

住まい給付金をもらうための申請方法は、面倒でないと言えば嘘になりますが、難しくはないものと思われます。
とにかく、入居後に所定の申込用紙に必要書類を添えて、事務局に郵送するか、持ち込むだけでOK!
しかも、給付申請申込書は、HPからダウンロードし、プリントアウトして記入すればいいだけです。

ただ、購入した家やマンションが新築か、中古か?
住宅ローンを使ったか、使わなかったか?
さらに、自分で受け取るのか、業者に代理受領を頼むのかで用紙が代わってきますので、謝った書面に記載しないように、くれぐれも気を付けましょう。

また、ここで言う添付する必要書類とは、主に確認書類という事になります。
そのため、物件の現状や所得などが明らかに出来、記載事項に誤りがない事が証明出来るものでなければなりません。
ですので、役所でもらうものもあれば、不動産業者にもらうものもあります。
という事で、それらも細かくチェックし、上手に段取りされる事が大事になって来ますね。

最後に、いつもらえるの?という事についてですが、書類が事務局で受理されてから、大体2ヶ月程度と思っていただければ間違いないでしょう。
ちょうど新居に落ち着いて、そろそろちょっとまとまったお金が欲しくなる頃ですから、少々面倒でも、手続きする価値は十二分にありそうですね。

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