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“子育て給付金、一転三千円支給!”、こんなニュースが注目を集めましたが、実は子育て給付金なんて、元々なかったものなんです。
皆さんはご存じでしたか?

実はこれ、正確には「子育て世帯臨時特例給付金」というもので、所得税や消費税の増税に伴い、子供のいる家庭を支援しようという制度。
ちょうど一年ほど前に、突如姿を現しました。

子育て世帯臨時特例給付金は一時的な救済措置!?

ところが、これが最初の作戦通り、一時的な救済措置であるとすれば、いつかは必ずなくなるもの!
実際、これまでからも、始まったはいいものの、あっという間に終わってしまったこうした給付制度は沢山あります。

となると、最初から特例措置と名乗っているこれも、それほど寿命が長そうには思えません。
という事で、いつから始まるの?と同時に、いつまで続くの?というのが巷のママ友の間では、ちょっとした話のネタになっていたものです。

何しろ、15歳以下の娘や息子がいる家では、一人当たり1万円ももらえるのですから、これは大きい!
もし、それが廃止になったら、3人兄妹を育てる親は3万円も損するのです。

しかも2015年の秋には、消費税が8パーセントから10パーセントに値上がりする事を考えると、じっとしていても冷や汗が出て来るというものでしょう。
そう、両親の本音を言えば、来年もというよりは、来年度は更に、一円でも多くの給付金がもらいたかった訳ですよ。

子ども手当との違いは?

子育て給付金が登場した時、子ども手当との違いが分からないとおっしゃっていた方もおられましたが、こちらは児童手当の一部として支給されるもので、児童手当というのは、嘗ての子ども手当に代わるものです。
そう、今の日本には、子ども手当というのはなく、児童手当のみなのです。

そのため、対象年齢や支給金額は変わりませんが、所得制限というのが設けられ、原則、低所得者向けの措置となっています。
ですから、子育て世帯臨時特例給付金も同様であると考えていいでしょう。

大幅な減額だが、一転して継続へ!

低所得者が対象であるとなると、尚更なくなってしまうと困るものなのに関わらず、いつの間にか、なくなるとか、中止になるとかと言って騒がれていた子育て給付金。

実際問題、消費税を上げるのを1年半ほど先送りにしましたから、財源の目処が立たなくなったという事で、政府も2014年暮れには、一先ず休しにすると勢い勇んでいました。
ところが、それが一転、取り敢えず平成27年は3,000円程度出しますと言い出し、テレビや新聞で大きく報道されたという訳ですね。

実際問題、金額を見ても、批判の多さに驚いて、急遽表明したとしか思えない部分は往々にしてありますが、それでも、平成27年度の予算案に組み込んだと言っているのですから、まず間違いなくもらえる事は決まったと見ていいでしょう。

確かに、昨年の1万円から見れば、大幅な減額ですが、それでも、子供に新しい靴の1足も買ってやれるというもの!
文句を言うよりは、素直に有り難うございますというのが親ではないかと思います。

申請方法は?

新しい子育て給付金の受給資格や申請方法は、まだ厚生労働省の方でも明確にしていないようですが、恐らく2014年度と大差はないものと思われます。
児童手当を受け取られているご家庭で且つ、忘れず、面倒くさがらず、きちんと手続きした人のみが受け取れる事になりそうです。
無論、窓口は市区町村の担当部署で、申請期間等は、自治体によって違って来るでしょう。

とにもかくにも、前例から考えると、申請しても、すぐにお金がもらえる訳ではありません。
約1ヶ月程度掛かるものと予測されますから、出来る限りアンテナを張り巡らせ、受付時期などの情報を入手するようにしたいですね。

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