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自動車の構造をあまりよく知らない人にとっての、買取に出す準備とは、
「清掃」のこの一言で終わりです。
しかしこれが個人売買、つまり、オークションとか、個人での取引でやるとなると、
相当に一般的には敷居が高いです。
それはまず、車の構造の知識全般が必要になります。
それをまとめると以下のようになるでしょう。

最低でもこれだけは知っておきたい!知識いろいろ

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  • メーカーオプションのフル装備箇所の明記
  • 年式と走行距離、ステアリング関係の車体下面の画像の準備
  • 外装の状態、とくにフロントフェンダー、バンパー、ドア周辺とトランクルーム、ラゲッジスペースの画像
  • エンジンルームで、アクセル関係の箇所の画像
  • ブレーキディスクの摩耗状態、ディスクパッドの摩耗状態の画像
  • オイル交換の実施時期
  • タイヤの溝の状態
  • フロントガラス周辺の劣化状態
  • 純正部品使用の電装品の画像など

お店の場合は、直接見に行けば済むことですが、
個人売買では買いたい人からの質問がいくつか、かならず来るはずです。
それに的確に答えるためには、専門用語を知っていることも必要ですし、
時にはホイールを外して、サスペンションの状態も教えてあげる必要も出てきます。

業者間取引であれば、それは必ず”信用問題”が絡んできますから、
こうしたことは既に常識であり、だからこそ、業者は、走行距離と年式、車の外装だけで判断して、
後の細かい修理痕や問題点を、あとから指摘したり対処できるというわけなんですね。
完全整備が出来なくとも、定期点検項目に関しては、個人売買でも熟知している必要があります。

マニア向けの車種の価格の相場

それは少なからず、特定車種とか、生産終了の車種で、
現在でも高い人気を誇っている車種は、断然、個人同士の売買契約の方が良いです。 
互いに同じ車種が好きなら、契約はスムーズに進みますし、
何よりあまりトラブルになるようなことは少ないです。

中古自動車販売店で、個人営業のお店などでは、オーナーが大事にしている車種など、
買う側が納得する、よく付き合いのある顧客なら、格安で販売したりしたりしますね。

つまりは、マニア、ビンテージに関するような車種は、絶対的に一般的な流通に乗ることは出来ませんし、
弾数、つまりは台数が無いのですから、状態でいくらでも価格は自由につけることが出来るのです。
ここが、一般大衆車とか、同じ高級車でも、生産ラインに現時点で乗っている車と訳が違っているといえるでしょう。

リスクは、ズバリ、その価格で妥当かどうか?になります。
これには、売るために値引きするか、売れるまで待つかの判断になりますが、
既に車を利用している場合には、売れないというのは、
いずれは黙っていても価格が下落するリスクにつながるわけですね。

走行距離と年式の関係

もっといってしまえば、走行距離よりも重要なのは、「年式」でしょう。
一般的な使用頻度を考えると、通常は1年で約8,000キロ弱を想定し、
2年で1万6,000キロ以内というのが、通常の使い方です。

つまり2年経過した場合は、少なくとも1万キロは走っているわけで、
そのときの内装の状態とか、使われ方は平均的な劣化だろうと予測することは出来ます。 
これは、個人売買でも価格の目安の一つになるでしょう。

大手が、なぜ一括査定でも、同じようなフォーマットを多用するのかは、こうした理由が大きくあります。
走行距離が同じ年数でも、大きく伸びていれば、それだけ経年劣化も通常より大きく劣化している可能性がある、
そうやって振り分けているのですね。

こうして査定を少しでも効率化するのに比べ、個人売買の場合は、
フォーマットがない分だけ、非効率ではありますが、車の特徴、
その車種ならではのグレードや、時にはエンブレム・グレード、社外品でも価値のある変更点などを
アピールポイントにできるわけで、その点だけは、一般的なオークションでも、
個人売買のほうが有利ということになります。

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