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実際に、車を買ってもらうとしたら、自動車のキズはどこまで査定に響くのでしょうか?
それには板金の作業と関係が深いということが言えます。
例えば、引っかき傷で下地までいかない軽いものは、3~4箇所くらいなら、無傷と同じです。
これは、タッチペン程度でも、ちゃんと処理を行うと、修理箇所はまずプロでも見分けるのが難しいので、これは軽傷といえるでしょう。

外装状態が重要

場所としては、バンパーと側面が多く、それとドアの持ち手部分ですが、使用感はある程度仕方が無いので、これは査定に大きく響く事は少ないです。
しかし、塗装の下地まで達した深いイタズラ傷や、凹みはかなり査定に響きます。

下地にまで達した傷は、まず板金作業と、塗装作業の2つが行われるのですが、傷の周り周辺5センチ幅以上は、塗装を剥がしてしまうため、これは修理痕が確実に残ることになります。
修理した方が査定では好感は良いですが、修理したことには変わりがないので、何度も査定を行ったことある業者なら、直ぐ見分けることができます。

凹みに関しては、安い修理プランでは、パテ盛りと塗装なので、軽く叩けば鉄板と音が違うため判別可能ですし、どのみち「傷有り、凹みあり」として修理履歴は、わかることになります。

車検に関わらない部分は、自動車点検整備としは無関係なのですが、外装状態は査定において重要なので、普段からのボディカバーをかけるなど、管理には充分に配慮が必要です。

修理した方が良いの?

narrator

修理は、操舵系、エンジンはもちろん、原状回復程度まで仕上げてあれば、点検記録簿には記載はされ、査定に響きはしますが、買取を断ることは少ないです。

しかし、外装に関しては、修理痕が問題であり、かなり慎重に修理工場を選別しないと、技術の低さで、やはり一段と査定に影響を与えることになります。

中でも始末が悪いのが、いわゆる”洗車傷”ですね。

洗車には要注意!知らない間に傷だらけに

タクシーなどでも、深夜洗車機を利用しての、全自動洗車を利用しているのを見かけますが、商用車であるタクシー車両は、日常点検も、普段のお手入れも、磨き上げも、一般利用の車両の倍の時間とコストをかけているので、あれを真似しても良いことは一つもありません。

自動車は、洗剤を使って大量の水で、毎週、丁寧に洗えば洗うほど、塗装は劣化します。
全面撥水コートは、全塗装と同じ扱いですから、査定ではオリジナル塗装とは見られないんですね。

加えて、タオルで擦ればその跡は、雨上がりに乾拭きしただけで、一発でわかります。
車に愛情を注ぐのは素晴らしいことですが、塗装には一つも良いことは無いと言えます。

この洗車傷も、洗車機を使えば非常に顕著で、メッキ部分の劣化も早めることになります。

ガレージ保管ならバケツで充分

「ワンオーナー」、「ガレージ保管」というのは、限りなく実査定では高評価につながります。
やはり風雨を防ぐ環境で保管された車は、年式が古くても、状態がいいのです。

それと、野外でも、ちゃんとしたボディ形状に沿ったボディカバーであれば、ずっと初期の塗装状態を保つことができます。
これは、どんな高価なワックスよりも有効な手段ですね。

ワックスを使い続ければ、それを落とすために洗剤が必要で、洗剤を落とすために大量の水が必要になります。
こうして、洗車傷はどんどん増加する一方になるので、査定で高く評価されるなら、やはり保管方法でさえ、重要なポイントになるのです。

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