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基本的な問題点として、車はどこまで修理ができるのでしょうか?

これが20年以上も経過した車や、古いビンテージカーなどなら、「それは部品交換すれば可能」ということが言えますが、現在の車には、歴然と限界点があります。
修理と一口に言っても、できることは外装の関係、エンジンなら冷却系の一部、ステアリング関係の一部、電装品(エアコン等)の一部に限られます。

現在の車のほどんどは、電子制御のため、ECU(エンジンコントロールユニット)によって動作しており、それも、単にエンジンコントロールだけではなく、ステアリングや冷却にまで及んだ非常に複雑な制御を行っているため、修理できるのはごく一部に限られてしまうのです。

動かなくなった事故車や不動車って下取りしてもらえるの?

廃車の手続きは自分でできるの?

廃車とは「永久抹消」といって、この世からその車台番号を消す事を意味します。
車検を出して検査完了の証書には、車のナンバーと車台番号を登録してあるため、廃車とはこの登録を消してしまう事になります。

その他に「解体」と、中古車として売るときに、場合によっては必要となる「一時抹消」の場合も、必要書類を添えて、運輸支局などへ出向いて行なうため、自分でも簡単に手続きすることができます。

一般的には、業者へ代行料を支払って廃車することが多いでしょう。
ちなみに、永久抹消で必要な、運輸支局の手数料は、永久抹消登録申請書(及び解体届出書)の用紙代100円くらいです。

これは致命的!修理不可能な状態とは

致命的で、現在修理不可能なのは、以下の様な場合です。

正面衝突で、エンジンユニットが車内側へ食い込んでいる

今の自動車は、モノコックボディといって、シャシーに骨組み構造を持つものではないので、一旦車体が変形しますと、まず完全に元に戻すのは不可能です。
できたとしても、車1台が買える程の修理費用になるでしょう。

側面衝突で、ドアが開かない

前述の通り、これはモノコックボディの宿命で、特にサイドドアには、鋼材が入っていますが、これは車内の人を守るためであり、車体は変形してショックを和らげる構造になっています。
車体側面はピラーと呼ばれる細い支柱も、車体の強さを補助してますので、一度曲がったら、もとに戻すのは不可能と考えてよいです。

事故車の多くは、故障箇所合計が9箇所以上など、一定の基準で判断されるそうですが、あくまでも、それは自走可能な状態に限っての話なのです。

買い換えるとしたら、どこまで?

普通のバンパー交換で、6万~7万くらい、部品代と工賃がかかりますので、10万円以内の修理で、新車から2年以内なら、修理したほうが良いでしょう。
同じ修理でも、アッセンブリー交換なら、査定にもそれほど影響も少ないはずです。
(※アッセンブリーとは、いくつかの小部品が組み合わさった状態で、メーカーから提供される部品を意味します。)

フロントガラス交換も、軽自動車平均が、部品代、工賃で6万円以内くらいです。

外装なら、パネル交換で、溶接を必要としない場合は、案外板金作業でも安いですが、フロントフェンダーとか、ドアパネル1枚くらいだということは、覚えておいたほうが良いでしょうね。

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