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今の時代は、どのような状態でも買わない中古自動車は、あまり存在しない時代です。
ただし事故車は、「中古自動車」としてではなく、下取りで部品取り用につかわれるとか、修理前提でオークションに出されるなど、特殊な扱い方をされるのが普通です。

特に貴重な車種や、既に型落ちしてフェンダーが無い、あるいは中古でもフロントガラスなどは、案外、高値が付く場合もあります。
いずれにせよ、たとえ修理があったとしても、車検時に提出が義務となっている、自動車点検記録簿などは、最低でも翌年で、出来れば半年以内程度の物を提出するため、修理痕がわからなくても、点検記録簿を見れば直ぐにわかってしまいます。

事故歴は必ず自己申告する

事故車を隠して、売ったとしても、不正な申告として後でトラブルになるので、買取では、必ず事故歴があるなら素直に申告しなければなりません。
基本的には、中古自動車販売は、事故車を修理して販売することはありませんから、買取は、各パーツの部品の査定額と考えてよいでしょう。
買取業者でも、事故車の取り扱いは「中古部品」扱いです。

動かない車は中古部品としての取扱

故障で動かない、不具合のあるものを、事故車と区別して「不動車」と呼びます。
この場合、自走は無理ですから、仮に、買取り業者が見つかっても、移送のためのローダー費用は差し引かれる事になります。
ガレージが、道路に面していれば大丈夫ですが、人力で押してローダーまで運ぶ場合は、「中古部品」として扱われます。

これも、現代の車は、電装品全てがブラックボックス化しており、全てメーカーから直接、部品を取り寄せて修理するしか無いので、かえってコストがかかるので、修理して販売されることはないですね。

廃車と違うのは、原材料に近い形に戻すのではなく、動力を必要としない、ヘッドライトレンズとか、シート、あるいはカーナビなどを取り外したり、リビルド品として再販する部品取りですから、査定も、およその目安だけで、お店を多く巡っても、それほど価格は変わらないのが普通です。

廃車にするくらいなら、近くに買い取ってくれる業者を見つけるほうが、多少の手間は省略できます。
その際は、廃車手続きが、見積もりでどのように扱われるか、注意することが大切ですね。

値引きの対象になるのか?

下取りとは、要するに「値引き」のことで、大手自動車ディーラーは、一部店舗を除いて、メーカーとは無関係に、単なる特定メーカーを扱う専門会社として独立していますから、売上のために、下取りも柔軟に対応せざるを得ないところがあります。 
つまり、直接的な値引きは出来ないが、中古車として価値がある車なら、買い取って、その価格を新車価格から差し引くことは、よくあることです。

しかし、中古車販売とは、自動車専門オークション会場で仕入れる以外では、大手の買取り専業会社い以外は、仕入れる先は、一般の顧客からですから、下取りは直接、経費となってしまうんですね。
ですから、多くの中古自動車販売店では、下取りの話を持ちかけると、かなりの確率で嫌がられます。

買取価格の最大でも、1.6倍程度の売上ですから、下取りでは、経費を差し引き、収益が低くなり、1度下取りに応じれば、他の顧客の要求にも応えざるを得ないので、基本的に、中古買取り・販売兼業の中古自動車業界では、あまり下取りにに関しては、積極的ではないでしょう。 
つまり、「値引き」は実質上、難しいということです。

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