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自動車保険の見積もりを出していると、車の型式番号を尋ねられるか、車検証を見せてくださいと言われたり、あるいはWEBのフォームでも該当項目が設定されていますよね。

自動車の分類にはメーカーの他に車種もまた様々ですが、同じ車種でもANZ10やAZ10など、細かく細分化されています。
車名は同じでもモデルチェンジなどがあったりで、違っている事が多いわけです。

等級の他に型式番号でも決まる!保険料の算出

自動車保険は、この形式別に料率クラスを設定しており、保険料算出の目安にしています。

車両型式は車両自体を区別するために付けられた固有のもので、車両型式がわかれば、モデルは何で、何の車種であるかをある程度区別できます。

特に同じ車種でも排気量の違いなどはこれでわかるようですね。
この番号は、車検証に記載されている他、車検で検査官が見る車のシャシーに打刻されている車台番号でも知ることができます。

また型式番号は車両の生産された年度もわかるので、車の所有者の自己申告よりも確実な情報となります。

車両料率クラスによって区別する

損保会社は、この車両料率クラスによって、対人賠償、対物賠償、傷害保険である搭乗者傷害や車両保険の項目それぞれで1~9の数字で割り振って区別しています。
数字が高ければ保険料は高くなり、低ければ安くなるというわけです。

この料率は損保会社各社共通で、損害保険算出機構が決定し、毎年見直しを行っているのです。
そのため、事故率は偶然が重なることはあっても、人気車種で盗難が多い場合はその車種は料率クラスが下がったりするんですね。

またスポーツカーや高級車、輸入車などは、同じ事故でも損害額が大きかったりするため、料率は高く設定されるのが普通です。

一般的な事として、スポーツカーとは改造車を除き、同じ車格でありながら、サスペションを変更し、排気量を引き上げてあるのが普通です。現在の車検では原則、車高が規定以上に確保されていれば、サスペンションが強化されていても、特に問題はありません。
普通の自動車として扱われます。

つまりは、これは車の性能に関することで、スポーツカーは性能が同じ車格に比べて、性能が高い事を示すんですね。

年齢や等級による割引率!維持費がかからないメリット

日本では、公道の制限速度の規定は非常に厳しいので、スポーツカーだからといって、危険な速度で運転する事はできませんから「スポーツカーは、他の車に比べ危険」ということはありません。

しかし、普通車セダンの大衆車と、同じ車格の新型スカイラインGT-Rなどでは、事故を起こした時の損害額は相当に違います。
つまり、スポーツタイプというより、スポーツ走行も可能な性能を持ってる車種がスポーツカーです。

この車種に関しては、見積もりを出そうにも、車両料率は既に決まっているので、年齢と等級による割引率に頼って、保険料を安くするしか手段はなさそうです。

最近、比較的高い年齢層で、スポーツ走行可能な車両を購入する人が増えていますが、一つには、収入に余裕があるのと、保険料が長い無事故の実績で等級が非常に高いということが背景にあるようです。

つまり、総合的に維持費が余りかからないという点が大きいのでしょう。

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