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共済について簡単にご説明します。

共済とは組合員として加入した人から資金を集めて、万が一使いたい人が出てきた時に、所定の条件に照らし合わせて、資金の一部を利用できるという仕組みです。

一般的な自動車保険と、自動車共済の一番大きな違いは、自動車共済には加入人数の制限があるということです。
ただし、現在ではこの自動車共済を行っているのは、比較的大きな団体や組合だけです。

等級の引き継ぎはどうなる?

また、自動車保険からの等級の引き継ぎはどの共済でも可能ですが、逆の場合は保険会社が認める組合に限るなど、全ての共済に対応しているわけではないので要注意です。

契約には、まず組合への出資金が、掛け金の他に必要となります。
この出資金は各事業所でも異なる点も注意が必要ですね。
ただし、その出資金は非常に低い額である事が多いです。
また、共済を脱退するときは、この出資金は全額返還されます。

共済の最大のメリットは?デメリットはあるの?

では自動車共済の最大のメリットは何でしょうか?
それは、自動車保険の保険料相当の掛け金が、補償内容に対して総じて安いことです。

その根拠は運営が営利目的ではないため、事業への出資者へ配当を行うのではなく、共済を構成する組合員に対して奉仕する事を目的としているからです。
つまり、株式会社のような投資家は存在せず、組合員一人一人が共済を本当に支えていることになります。

他にJA共済などは、基本的な法律は保険業法に準じていますが、JA共済は「農業協同組合法」など独自の関係法令に実施されています。
つまり共済とは、その事業に賛同する人たちが集まって、一定の法令に基づいて運営されているというわけです。  

一般的な自動車保険と比べ、それでは遜色あるのかといえば、全労済やJA共済のような規模であれば、レッカーの対応距離が若干短いとか、24時間対応の専任がなく、深夜の時間帯で23時を過ぎると翌日扱いになる、などといったといった例があるくらいです。

補償内容や保険料の違いは?

対人対物賠償は無制限ですし、7等級以上あれば、車両保険では免責金を0円に設定可能な場合もあり、自動車保険と比較してデメリットを上げるほうが難しいと言えるでしょう。
また、規模の大きな共済では、自賠責共済といって、通常の自賠責保険と全く同じ強制保険を利用できます。

事故対応が24時間でない代わり、JA自動車共済では専門部署があり、農協の支店が対応するわけではなく、共済金の処理は各都道府県の本部の部門が行います。
つまり、補償についての心配は必要ありません。

今の選択肢は、ほとんどが補償内容と保険料を照らしあわせて、どちらの保険料が安いか高いかだけでもあります。
しかも保険業法は共済にも適用しているため、情報は損保会社と同じです。
ネットでたまに見かける、共済は保険会社ではないから、顧客データがないというのは、完全なデマです。
つまりは、共済は規模の大きさで選べば間違いはないということです。

営農部にいた人間が事故対応の専任になっているなど、無責任なデマが横行するのは迷惑な話です。
つまりは、普通の自動車保険と同程度ということが言えるでしょう。

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