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自動車には、車のナンバーがあります。
このナンバーには色で区別され、自家用車と事業用に分かれています。

普通車などは、営業用、事業者用は緑のプレートに白文字、軽自動車を宅配などで使用する場合は、ナンバーは黒字に白文字のプレートでなければ、事業活動に車を使用してはいけないことになっています。

ただし営業用に限っては、旅客事業や商品の配送などを行わない事を条件に、仕事で使用してもナンバーの変更は現実には特に制限はありません。
自動車を商業的に使うか使わないかで、車のナンバープレートは区別しているのです。

事業者用と異なるのは使用頻度の違い

通勤や通学、買い物や旅行、家族や友人、近所の人の送迎などに利用する場合、これは事業ではありませんから、全て家庭用自家用車です。
自動車保険で家庭用というのは、一般家庭でこの目的だけに使用を限定するなら、使用目的が家庭用とされます。
事業者用と異なるのは、使用頻度の違いです。

仕事で車を利用するということは、乗り降りも頻繁ですし、商品や同乗者の命も他人の資産や命を預かることになり、その責任は非常に重いです。

そのため、家庭のように時々、短時間使う利用とは異なり、車の運転も毎日長時間に及ぶことが多いです。

長い時間運転してれば、それだけ交通の中で事故の確率は高くなります。
自動車保険は、この車を運転する時間の目安として、通勤・通学利用と、買い物と週末の旅行で保険料を変えています。
最近では、用途は無関係に年間走行距離で保険料を算定する自動車保険もあります。

年間走行距離で保険料を算出する

ただし、年間走行距離でも、それは家庭で使用される一般的な走行距離を基準に想定しています。
例えば、通勤・通学にはほとんど使用せず、買い物や週末の旅行だけに絞った場合、走行距離の平均は、年間1万5,000キロ以内に収まることが多いのです。
つまり「走る分だけ」というのは、内容は家庭用、事業者用と区別しているのと、あまり変わらない様に計算して保険料を決めているのです。

そのため、週末の旅行でも、時々遠方に行ったくらいでは、走行距離はいきなり年間1万キロ以上になることは滅多にないのです。
しかし、同じ家庭用でも、朝夕に通勤で利用したり、毎日家族の送迎をしている場合、1日20キロでも、年間では5,000キロ以上を突破することがあります。
それに、買い物や旅行に同じ車を使用した場合、簡単に年間走行距離は2万キロ以上を突破するでしょう。

初回の契約時に正しく申告する

自動車保険で「主に家庭用」として使用用途を選ぶ際には、何を目的として車を所有しているか、あるいは購入したかを想像すればよいでしょう。
それには毎日車を使用するか、あるいは単にあれば便利というだけとか、それだけでも目安になります。

またここで注意したいのは、自動車保険に加入した後、引越し等で環境が変わり、通勤にはどうしても自動車の利用が必要な場合、直ぐに保険会社には住所変更の連絡をすることになりますが、使用目的は一応伝えただけで、いきなり保険料が上がることはないということです。

自動車保険は、必ず前年度のデータを元にするため、更新時に走行距離などを尋ねることがあるからです。
その時に必ずしも保険料が上がるとは限りませんから、初回の契約時に正しい申告をしてあれば、何も問題はありません。

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