自動車保険 引き落とし日 残高不足

月払い保険料の注意点

自動車保険の基本は一括払いですが、それでも長期契約の場合は、
なかなか経済的に難しいところがあるため、月払いとして、
毎月指定口座から自動引落しにしている人も多いそうです。

翌月から補償はなくなるの？

特に、公共料金と同じ指定口座のために、うっかり入金を忘れていたり、
あるいは間に連休が入ったりで間に合わないケースもあるのではないでしょうか。

保険会社によっては、1回程度の遅延であれば、翌日に引き落とす場合もありますが、
引き落とし日の午後3時位に入金しても引き落とされないことがあります。

そうなると、慌てて自動車保険は来月から利用できないのか？
といえば、実はほとんどの損保会社では、そういった急な対応を取ることはありません。

通常は、一度連絡が来るか、ハガキで通達が来るだけです。
例えば、長期契約の場合は、先立って初回は2ヶ月分を納めるなどが契約条件になっていることもあるので、
毎月分の保険料が、その月の分の保険料というわけではありません。。

すぐには契約解除にはならない

また自動車保険以外も当てはまることですが、
多少の猶予期間的なものがあり、一度目の振替不能においては、
翌月自動2ヶ月分請求のお知らせ、その翌月は口座振替の再請求で2ヶ月分、
この時点で支払いが行われると、その翌月で2ヶ月分を徴収して帳尻を合わせたりします。

またクレジット払いの場合は、2度ほど振込みが行われないと、
暫定処置として利息分だけ支払い、その後払込み期間を延ばして、
継続的に同じ振込みだけで済む場合があります。

いずれにせよ、早急に補償が途切れる心配や、
高利貸しのような取り立てが行われることはありません。

最終的に解約になっちゃうの？

通常で考えられることは、約3ヶ月の猶予期間中に一度も入金がなければ、
口座の引き落としはなくなり、払込用紙が送付されて来ます。

この時点でも2ヶ月～3ヶ月分の請求明細になることが多いです。
最終的に4ヶ月前のギリギリになって保険料払込み期限が来るので、
そこで補償は解除され、事実上自動車保険は無効になります。

つまり、第一回目の払込月の翌々月までに保険料を納めれば、
保険は有効になるということですね。

それを過ぎれば、払込みそのものが拒否され、契約解除となるケースがほとんどです。

無理なく支払いするには？

まず契約の時に、長期契約の場合でも払込み計画を、キチンと立てておく必要があるということです。

自動車保険の中には、2年を超える長期契約の場合、
初回振込時に2ヶ月分の請求をすることがあります。

そうでない場合でも、少なくとも3ヶ月分くらいの資金を準備しておき、
ネットバンキングなどを利用して「振込み」専用口座を
普段の給与振込口座と連携させておくと良いでしょう。

またクレジットカード払いが可能なら、常に一括払いの設定にしておくことで
金利も手数料もかからないので、毎月15日過ぎの当月利用額確定後に、
クレジットカード払いにしておくと、翌月まで実際の支払いを繰り越すことができます。

それを利用して、上手くボーナス月に合わせれば、無理の無い払込みも可能になります。
ほとんどのクレジットカード会社は、月の半ば辺りに当月分の請求額が確定するので、
月末の利用は翌月となったり、翌々月となったりするのです。

つまり、収入が多少不安定でもクレジットカード払いを上手に活用すると非常に便利です。