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キャンセルはどうすればいい？引越し見積もりの断り方
複数の引っ越し業者に相見積もりをお願いして、1社に絞った後は残りの業者にキャンセルの連絡を入れなくてはいけません。引越に限った話ではありませんが、先方へ断りの電話を入れるのは億劫ですよね。そもそも訪問見積もりは無料ですし、よくしてもらった業者なら尚更のこと。
よくありがちなのが契約する業者にだけ連絡を入れて、他はほったらかしのパターンです。なんとなく気まずいから連絡したくないという気持ちは分からなくもありませんが、キャンセルする場合は分かった時点で、早目に連絡するのが礼儀です。
キャンセルするまでは他の依頼を受けることができない可能性も
業者は見積もりを終えた段階で、その日時のトラックを抑え、人員を確保しています。依頼者からキャンセルされるまでは、トラックも人員も抑えたままの状態ですから、その間、他の見積もり依頼が入った場合には、断らざるを得ないという事態が発生します。
業者からすると契約しないのなら一刻も早く知らせて欲しいというのが本音でしょう。取りやめるなら良識をもって断りの連絡を入れるようにしたいものですね。
断り方の例
見積もり段階で何かしらトラブルがあったならまだしも、相手に非礼がなかった場合は、特に丁重に断りたいものですよね。見積もり自体は無料ですが、業者としてはコストをかけていますから、こちらもそれなりのマナーで断りを入れるのが礼儀でしょう。
営業所に電話を入れる
営業担当者の携帯番号が記載された見積書を渡されている場合でも、敢えて営業所に電話しましょう。直接担当者と話すと、しつこく理由を聞かれたり、場合によっては「再度、検討して下さい」とお願いされることもあります。感じのいい担当者なら、そもそも断りの連絡を入れること自体、気が重いですよね。
日中の営業所にはたいてい事務の女性が常駐していて、営業マンが出払っていている場合が多いです。そのため電話応対も事務員さんです。軽く理由を尋ねられることはあるかもしれませんが、しつこく聞かれるようなことはないでしょう。
「先日、見積もりをお願いした〇〇と申します。担当の△△さんにはとてもよくしていただき、ありがとうございました。ただ、今回は別の業者さんでお願いすることにしました。△△さんが戻られましたら、よろしくお伝えください。」
【POINT】
業者側に落ち度はないということと、感謝の気持ちを伝えることで悪い印象を与えなくて済みます。
最も角が立たない断り方は？
他の業者に依頼することを伝えたくない場合は、引越そのものが中止になったと伝えるといいかもしれません。
「〇〇日に予定していた引越しですが、主人の転勤が先に延びてしまい、引っ越し日が未定となってしまいました。また、決まった際には改めて御社にご依頼させていただければと思います。この度はわざわざ足を運んでいただきありがとうございました。」
【POINT】
引っ越しがなくなったわけですから、業者側が依頼者を悪く思うようなことはないでしょう。
メールや問い合わせフォームから連絡する
どうしても電話で断りにくいという方は、メール連絡でもOKです。公式サイトに問い合わせフォームなど連絡窓口を設けているところが多いので、そこへアクセスして断りを入れるのもいいでしょう。
ただ、メールの場合は一方的な連絡にならないよう、後日必ず先方から返信があったかどうかを確認しておきましょう。
価格交渉の余地がある場合
キャンセルの連絡を入れた場合、業者によっては再度価格を下げてくるところもあります。既に契約している業者よりも料金が下がり、やっぱりこちらで契約したい！となった場合、今度は契約済みの業者へ連絡を入れなくてはいけません。
契約後のキャンセルはどうなる？
契約を取り止める場合、キャンセル料がかかるから結局は損になるのでは？思われる方も多いでしょう。実際に当日や前日の解約になると、標準引越運送約款、第8章の第20条により、契約代金の10～20％以内のキャンセル料を支払わなくてはいけませんが、2日前までならキャンセル料は発生しません。
業者によっては顧客を逃がさないように、2日前までの連絡でも「契約後ですからキャンセル料が発生します」といってくるようなところもありますが、法律上で定められていることですから事実上キャンセル料を取られるようなことはありません。こういった脅しをしてくるような業者とは取り引きしない方がいいです。
ただ、契約後となると見積もり段階よりも断りのハードルが上がるため、良心がとがめるし断りづらい・・・となってしまう場合もあるとは思います。とはいえ、絶対的に悪いことをしている訳でもありません。より安く引っ越したい場合は心を鬼にして行動しましょう。
ダンボールを受け取り、更には使ってしまっている場合
契約している業者から既にダンボールや梱包資材を受け取っている場合は、返送もしくは買取しなくてはいけません。梱包している場合は返却できないので、必然的に買取となります。
返送や買取にかかる費用も考慮して、本当に業者を変更するのがいいのか？を検討しなくてはいけませんね。中には元の業者へダンボールを返送してくれるという良心的な業者もあるみたいなので、新しく契約したい業者へ一度相談してみるのもいいかもしれませんね。
見積もり段階でダンボールを受け取らないのがベスト
ダンボールなど資材の問題があるので、見積もり段階ではなるべく受け取らないようにしましょう。
自家用車があって営業所まで自力で運べるのならガソリン代だけで済みますが、中にはその営業所がかなり遠方にある場合も考えられるので、ダンボールを受け取るのは契約後と決めておいた方が安心でしょう。
一括見積もりを利用される方は非常に多く、もはや相見積もりは当たり前のこと。キャンセルそのものは業者も慣れっこです。断り方さえわきまえていれば、キャンセルすること自体、あまり悪く思わなくても大丈夫です。お互い人間ですから、気持ちよく取引できるようマナーだけはしっかりと守りましょう。
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