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介護職員初任者研修の講座開始から修了までの流れ
介護職員初任者研修の資格を取得するための講座として、厚生労働省から認可を受けて開設されている資格系スクールは、現在では10社以上もあります。
それぞれのスクールの講座内容や受講料などを見てみると、格安費用が設定されているところもあれば、資格取得を少し躊躇してしまうような高額な費用が掲載されているところもあるのですが、資格取得までの流れ、つまり講座開始から終了までの流れについては細かな違いはあれど、どのスクールもほとんど同じようなものとなっていますので、今回は受講申し込みから修了証明書発行までのおおまかな流れについて、ご紹介したいと思います。
複数のスクール・講座を比較検討する
まず、介護職員初任者研修の資格取得を検討し始めたら資格系スクールの資料請求ができる比較サイトを訪れて、複数のスクールの情報を比較検討することは絶対にした方が良いでしょう。
その理由は、それぞれのスクールで不定期の受講料割引キャンペーンが行われていることが多いので、自分が「資格を取ろう」と思い立ったその時にも、キャンペーンなどによって少しでも安く受講できるスクールを探すためです。
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そうしていくつかのスクールから資料を取り寄せ実際に受講するスクールを決めたら、いよいよ受講の契約手続きを行い、後日教材が自宅に届いて受け取ったところから、この資格取得への道が始まります。
学習計画を立てる
まず、スクールから届くテキストを始めとした教材の内容を確認し、自分の学習計画を立案します。
この教材一式のなかには「学習ガイドブック」などが同梱されている場合が多いので、これを参考に修了試験までの勉強のスケジュールをイメージトレーニングしたり、修了試験までの条件などをしっかり確認して、自宅学習とスクーリングを進めるペースやスケジュールを立てるという流れになります。このようなガイドブックでスクーリングと自宅学習の予定を確認したら、まずは自分のペースで自宅学習を始めていきます。
あるスクールでは、1回目のスクーリングに参加した後から自宅学習(添削課題)が開始するというスケジュールになっているため、すぐに添削問題を提出する必要が無いようです。
このスクールのように、課題提出についてまずは1回目のスクーリングの日を待つという場合には、介護と福祉サービスの全体像について書かれているテキスト部分をざっくり読んでおくだけでも、心の準備や心構えができるのではないかと思います。
この後からの自宅学習やスクーリングについては、短期コースや通信制など選択したコースによって学校に通う日数や、自宅で行うレポート課題の量などに多少の違いがありますが、おおまかにはテキストを元にした座学講習を35時間、座学講義も含めた実技講習を95時間というカリキュラムを修了していきます。
全部で130時間のカリキュラムをすべて履修したら、最後には介護職員初任者研修過程になってから導入された「修了試験」を受けることになります。
試験の出題は全てテキストの中から
試験と言われると、「やはり難しいのでは」とか、「かなり勉強していないと落ちるのでは」といった不安を持たれる方もいらっしゃるかと思います。
ですが、どのスクールの試験も、問題はすべてテキストの中から出されることになっていて、スクールによってはスクーリングの際に小テストなどを行って、その中から出題されるといった傾向のようなので、普通にカリキュラムをこなしていればほとんどの方が合格できる内容となっているようなので、安心して受けられるといいと思います。
そして、この試験に無事合格することができ、すべてのカリキュラム履修とレポート提出が出来ていると認められると、修了証明書が発行されることになります。
ここまでが、一般的な資格取得までの受講開始から終了までの流れです。
また、介護職員初任者研修のカリキュラムでは施設実習が必修になっていないため、多くの受講者はこの時点で受講も終了となるのですが、スクールによっては、修了証の発行後、希望者を対象に様々な施設での実習をサポートしている所もありますので、スクールを選ぶ際のポイントにしてみてもいいかもしれませんね。