記事の詳細
予想走行距離を超えた場合はどうなる!?無制限対応もあり?自動車保険の仕組み
・自動車業界に驚きの距離無制限保証
日本の自動車メーカーで、マツダがカナダで走行距離無制限の車両補償を開始しました。
点検整備1年間、新車保証は3年、エンジンなどは5年間、腐食は7年などが、期間内であれば無制限保証というもので、2014年の暮れ近くに、自動車関連情報サイトで、話題に登りました。
自動車保険は、車両補償の範囲を広くするなどすれば、保険料が高くなりますが、海外では頻繁な買い替えが当たり前で、自動車も投資価値として考えているのが多いですね。
それに、日本のような車検がありませんし、自賠責も制度は日本とは大きく異なります。
日本の場合は、こうしたメーカーの無制限保証は、保険会社との兼ね合いで今後も登場するとは、考えにくいです。
走行距離別で算定される保険料
ダイレクト通販型自動車保険の中には、年齢や等級よりも、走行距離別で優先する保険料の算定が採用されたケースもあります。
大体5,000~6,000キロ単位で区切って、1万キロを目安に保険料が3割から4割引き上がる仕組みになっています。
これは、普通に使用する家庭での自動車の使用環境とは、買い物とか送迎が中心で、遠距離旅行は公共交通機関を使うといった人が多いためで、盆や大型連休のドライブ程度だと、それほど大きな保証が要らないために、人気あがった自動車保険ということが言えます。
一般的な使用とは、年間走行距離が約1万5,000キロを目安としているので、車両補償の枠を広げるとしたら、それ以上の使用、2万以上、3万キロを超えた年間走行距離は、最初から車両補償の手厚い保険に入ることをおすすめします。
予想した数字を申告!契約後は実数を申告する仕組み
契約に関しては、予想走行距離といった申告で見積りを出しますが、契約では距離計の実数を申告することになります。
この走行距離数に関しては、車の故障の確立とか、経年劣化の車の転売価値とは無関係です。
中古自動車の場合は、新車を購入した場合よりも、保有年数が、廃車になるまでの期間が短いため、保険料は高めに設定されます。
予想走行距離数で契約できる場合も、同じ保険会社なら次の更新時には、予想ではなく今度は実数で翌年の契約と比較する意味で、現時点の走行距離を訪ねてくることが多いようです。
いずれにせよ、虚偽の申告はできない仕組みになっており、距離をオーバーした場合は、あまりにかけ離れている場合は、補償範囲も制限を受けることになります。
つまり、保険会社の設定する年間走行距離とは、使用頻度の目安であり、使用が頻繁、あるいはそれによる距離が長いと、事故の確率が上がるので、リスク回避で保険料が上がる仕組みになってるんですね。
ダイレクト通販型は3年くらいの長期で考えるのがお得
当然、毎年走行距離は増えていきますから、ダイレクト通販型保険を契約し、それが年間走行距離で保険料を決めているなら、解約するだけ不利になります。
できれば、3年くらいの長期を考えたほうが良いと思いますね。
外資系のダイレクト通販型自動車保険は、最低走行距離を3,000キロ~4,000キロなどの単位を基準にして、16,000キロの上限で保険料の割引率を計算しています。
一般的な対面契約などの保険会社の場合は、走行距離と年式、年齢などを考慮して、その組み合わせ次第で保険料が変わるので、一概に走行距離が多いだけでは、保険料の高低は決まりません。
問題は、一括見積りがなかなかできにくい現状があるので、見積りに関しては、電話やFAXで直接問い合わせた方が、面倒でも確実なのかもしれません。