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ほとんどの損害保険会社が想定している年齢は、多くは20歳以上が多いです。
加入制限が18歳以上と明記してあっても、保険料を見ると20代と10代ではかなりな差があります。
実態は、20歳以上を被保険者として考えているといっても過言ではないでしょう。

家族で運転!基本的には18歳以上に適用

そのため自動車保険の子供特約とは、免許を所有した20歳以上の家族で、自分の子供が運転した場合、本来適用を受けない保険加入年齢を、契約上引き下げて適用し「家族で運転」といった形に変更してあるのが、自動車保険の「子供特約」です。 

自賠責の場合は、事故で怪我や死亡に対する補償であるのですが、一般的な自動車保険、つまり任意保険は車両保険が含まれるので、被保険者にも支払われる保険金が設定されています。
しかしこれは、契約者だけを補償するもので、その自動車の所有者であり、運転する契約者一人以外には、任意保険は適用されません。

つまり、大学生の子供が、休日に自動車を借りて事故を起こした場合、子供は契約者ではないため、任意保険は使うことができないのです。 
一般的な家庭では、車は1台の所有が多いので、どうしても使えない保険ということもあり、その補完として「子供特約」が生まれました。

具体的な契約内容について

多くの保険会社で比較してみるとわかりますが、まず単体の保険ではなく特約という形なので、仮に事故を子供が起こして、保険金を使用した場合は、保険契約者の親の等級も上がり、翌年からの保険料は引き上がります。 
死亡事故の場合は、翌年、再契約は拒否されることもあるんですね。

また年齢条件を変更し契約内容を変更し、年齢制限を無くしてしまっても、保険金を使えるなどの工夫ができますが、総じて多くの保険会社を比較すると、子供特約をつけるよりも2万~3万以内の範囲で保険料は割高になります。

保険料は、18歳~20歳と、26歳~29歳で比べると、保険料は倍近く異なります。
多くの保険会社では、年齢制限をなくすと保険料は年間で10数万になる事が多いです。

取り扱っていない保険会社もある

考えてみれば、一つの車に多くの人が運転に関われば、それだけ事故を起こす可能性が高くなります。
自動車賠償保険は、基本的に「車にかける保険」ともいえ、自賠責保険は正に、その自動車を運転して事故を起こした時は、所有者の自賠責を使うことになります。 

任意保険と自賠責保険は、別々に支払われるのではなく、任意保険の損害保険会社が、自賠責保険金請求を契約者に代わって代行し、その差額を補填するものだと言ってよく「自動車のオーナー限定保険」とも言える側面が強いです。

仮に、自分以外の人でも、友人などに車を貸す際の保険としては、臨時運転者特約や1日保険などを利用しても良いでしょう。

子供特約を追加できる保険会社は、通販型の保険商品が多いです。
セゾン自動車火災保険や、三井ダイレクト損保などが代表例ですね。

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