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引越し会社に引越しを依頼するとき、平日と土日祝日、また閑散期と繁忙期とで料金が結構変わってくるのはご存じでしょうか。

当然、土日祝日、繁忙期の方が高くなるのですが、高くても引越し会社に依頼する人も多いので、高いからといって利用者が少なくなるわけでもありません。

ここでは、引越し会社各社の閑散期と繁忙期の違いを見て、それぞれの時期に依頼した時の金額差、特徴や安くするための工夫などを解説していきます。

閑散期と繁忙期の時期

narrator

引越しはかなりシーズンに偏りがありますが、繁忙期の概ねの時期は、最も件数が多くなる3月中と4月初め、また11〜12月も年内に引越しを済ませようという人も割と多く、繁忙期に数えられます。

ただ、3月中、特に3月後半の繁忙期と比べれば他の時期は閑散期に分けられることもあります。

というのも、3月後半には、1年を通しての引越し件数の3分の1が集中すると言われ、特別この時期に多いことが挙げられるためです。

繁忙期の料金

繁忙期の相場

例えば繁忙期の3月20日頃に、単身者が引越しをする場合を想定すると、移動距離が50km以内では、13万円ほどの代金が相場になります。

下に各引越し会社の3月20日に引越した場合の料金を一覧にしてみます。

引越し侍:157,600円
人力引越し社:162,000円
ファミリー引越しセンター:201,400円
サカイ引越センター:181,000円
七福引越しセンター前:88,900円
ハトのマークの引越センター:127,500円



このほかにも、安いところで7万円台の会社があるなど、金額に幅がありますが、平均すれば13万円強という額になります。

なお会社によってはキャンペーンを実施している場合もあり、例えば引越し侍では、抽選で10万円のキャッシュバックが当たるキャンペーンを行なっていますので、当選できれば相当な費用節約になります。

単身パックの利用

なお、単身者には単身パックというサービスを各引越し会社が行なっていますが、上記はその積載量をオーバーしてしまう場合の金額となります。

単身パックでは大型の家具や家電類をいくつも積み込むことはできず、その場合は通常の、つまりファミリー向けの引越プランになるか、単身パックでも収納用のコンテナーボックスを2台に増やしたり、大きな家具がある場合の単身パックサービスを提供しています。

それらは当然、通常の単身パックよりは金額が高くなり、2~3倍近い金額にもなります。

また、繁忙期は通常の引越しサービスでさえ、特に大手の引越し会社では、日にちによっては手配してもらえず、引越し予定日を変更する必要が出てきます。

このような状況ですので、単身パックといった特別なサービスを繁忙期に利用できるかは、かなり微妙になるということも頭に入れておくべきでしょう。

閑散期の料金

閑散期の相場

上記の繁忙期の条件と同じもので、閑散期の料金、例えば4月25日の料金を調べてみると、下のようになります。

引越し侍:85,400円
人力引越し社:59,400円
ファミリー引越しセンター:159,000円
サカイ引越センター:67,900円
七福引越しセンター前:68,400円
ハトのマークの引越センター:107,200円



ほかにも、5万円前半のものから20万円ほどのものまで幅がありますが、相場としては8万円ほどになります。

つまり、繁忙期の相場は13万円ほどでしたので、5万円も閑散期の方が安くなることがわかります。

これは単身者の引越しで、荷物が比較的少ないケースを想定していますので、これがファミリー向けの引越しプランとなった時には、より大きな金額差が出てくるでしょう。

値引き交渉

また、閑散期では引越し業者に対して値引き交渉しやすくなる時期でもあります。

交渉によっては1割ほど割引してくれた引越し会社があるという体験記事もありますので、チャレンジしてみる価値はあります。

さらに繁忙期にはほぼ適用されないのが、早期割引です。

アリさんマークの引越し社やサカイ引越センターといった会社では、閑散期で1ヶ月以上前に予約すれば、早期割引の特典が受けられます。

この特典もいくら値引きするという金額は決まっていなく、交渉次第なのでチャレンジしてみてください。

繁忙期でも料金を安くする工夫

上記のように、繁忙期ではかなり料金が割高になりますが、それでもこの時期に引越し依頼が集中しているのは、就職や入学といった1年を通して最も移動の多い時期がこの時期に当たるためです。

このような事情のため、引越しを他の時期に分散されることは当分ないでしょう。

荷物をコンパクトに

このような状況でも、いくらかでも料金を安くする工夫はあります。

最も効果的なのは、積載する荷物をコンパクトにすることです。

荷物の数自体を減らすことは、なかなか難しいでしょうがコンパクトにして、積載量を減らすことは可能なはずです。

最も効果的なのは、かさばるものである布団や衣類の工夫です。

例えば寝具は真空パック梱包すれば半分以下のサイズにすることができます。

また衣類も同様に衣類圧縮袋など、もともとは旅行に行くときにコンパクトにするためのものですが、これを利用することも効果的です。

10枚セット2,000円くらいで販売されていますので、大した費用をかけずに工夫することができます。

引越しを機会に買い替え

大型の家電類や家具などは、なかなかコンパクトにするのは難しいものです。

ただ、そもそも引越しをすることは、通常、引越し先では旧宅とは違う間取り、広さ、また自分自身のライフスタイルも変わってくると思います。

大きな出費を払って旧宅のために買った家具などをわざわざ持って行くよりも、これを機会に新居の生活にふさわしい家具を買い替えた方が、結果的には金銭面でも良いということが十分あります。

ただ、家電類を廃棄するには、現在では廃棄手続きや廃棄料金(リサイクル料金)がかかります。

例えば16型以上のテレビでは2,800円、170リットル以下の小型冷蔵庫でも3,800円、洗濯機は2,500円と、一通り廃棄するとなると1万円近くの出費となります。

引越し会社によっては、この廃棄料金を負担してくれるところもあり、例えばハート引越しセンターやヤマトホームズでは、無料で家電類を引き取ってくれます。

引越しの時だけに受けられるサービスですので、引越しの際にこれを利用するのは、大きな出費を避けることにつながります。

複数の引越し会社から見積もりを取って競合させる

引越しの見積もりを取るのに、インターネット上での一括見積もりサイトを利用すれば、多くの会社から一度に見積もりをもらうことができます。⇒ 引越しの無料一括見積もりを取ってみる

この中で最も安い会社の金額を、自分が依頼したい引越し会社に提示して安くしてもらうということも一つの手段です。

必ず応じてくれるとは言えませんが、少なからず配慮をしてもらえる可能性はありますので、これもチャレンジしてみる価値はあるでしょう。

金額を安くしてもらうことはできなくても、オプションサービスをつけてくれるといったことはできるかもしれません。

できるだけ安くするには

引越しの場合、繁忙期と閑散期の依頼数は、極端なまでに違ってきます。

したがって、本来であれば閑散期に引越しした方が、金額面から引越しプラン全体まで良い条件で行うことができます。

とはいっても、事情がそうは許してくれないことが多いでしょう。

上記のように繁忙期と閑散期の金額は、割と荷物が少ない場合を想定しても5万円ほど違いが出てきます。

繁忙期に引越しをしなくてはいけない場合には、なるべく荷物をコンパクトにするなど、安くする工夫をしてみるのがいいかもしれません。

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