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引越しの単身パックとレンタカーを比較!どっちが安い?
単身者の場合、手狭なアパートやワンルームマンション等で暮らしているため、引越しをするにあたっても、荷物が少ないという場合があると思います。
荷物が少ないだけでなく大きな荷物、例えばタンスやクローゼット、また家電類の洗濯機や冷蔵庫も小型のもので済ませていたという人も、特に男性には多いのではないでしょうか。
そのような人には、引越しをするにしても自分でレンタカーを手配して、荷物の搬出から搬入まで自分と幾人かの友人などで済ませようとする場合もあると思います。
他方では、引越し業者が行なっているサービスの一つ、単身パックを利用して済ませようという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、一体どちらの方が金額面などにメリットがあるのでしょうか。
以下では、このような疑問に答える形で、それぞれの特徴を解説していきます。
レンタカーを手配して自分で行う場合
まずレンタカーを手配する場合を見てみますが、この場合には、レンタカー代金を含め、以下のような支出を考える必要があります。
レンタカー車両費用、ガソリン代は必須ですが、それ以外はケースバイケースになります。
本当に最低限の費用で抑えたいという人には必須代金だけで賄えるでしょうが、実際には諸々かかってくるものです。
他の付随料金も視野に入れておくのがいいでしょう。
レンタカー料金
レンタカーの費用は、何時間借りるかによって金額が変わってきます。
引越しに使うのであれば、もちろん距離にもよりますが、基本的には1日の料金、つまり12時間分の費用を少なくとも考えるのがいいでしょう。
実際の移動時間は2~3時間で済むとしても、搬出・搬入作業の最中にも、もちろん駐車しておかなくてはならないので、そのぶんの時間もレンタルする時間に含めて考えます。
最短で済ますには、引っ越し先への搬出の際に、全ての荷物を一旦車外に出してしまい、その時点で車両を返してしまいます。
その後に住居に搬入するという段取りをすれば、最短での返却となり、料金も低く抑えられます。
引越しに重宝される車種、トヨタのハイエースのレンタカー料金をみてみます。
※超過料金:1時間ごとに2,160円
レンタカーを借りる時は、最初に何時間利用するかを申し出て借ります。
予定をオーバーしてしまうと、超過料金がかかりますが、かなり割高になりますので、最初の段階では、余裕を持って時間指定するのがいいでしょう。
ガソリン代
レンタカーは、最初にガソリン満タンの状態で借り、返す時には自分で満タンにして返すというのが基本的なルールになります。
もし、満タンで返さなかった時には、不足分のガソリンの量を確認し、そこから料金を計算して利用者に請求します。
この時の店舗側が計算するガソリン代ですが、市場価格よりやや割高で計算されますので、返却の際には自分で満タンにした方が、無駄な出費を抑えられるでしょう。
なお、上記のハイエースを借りた場合のガソリン代ですが、以下のような金額になります。
距離だけを言われても、あまりピンとこない人もいると思いますが、例えば新宿~横浜が、ちょうど40kmほどの距離になります。
あまり長距離でない場合には、ガソリン代は片道880円程度を見込んでおけば問題ないでしょう。
レンタカーの場合のその他諸費用
レンタカーのオプション代金
レンタカーのオプションサービスを利用した場合には、そのぶんの費用を追加して考えます。
以上の料金は、車種やレンタカー会社により異なってきますが、概ねの料金を表記しています。
自分で用意する資材の費用
個人で引越しを行う場合には、細かいものですが、以下のようなものも挙げられます。
このほかにも、一人では手に負えず、友人などに手伝ってもらった場合には、昼食・夕食代金を自分で払ったり、またお礼の品をあげることもありますので、そのぶんの費用も計算する必要があります。
引越し会社の単身パックを利用した場合
それ対して、単身パックを利用する場合、料金面ではどのようになるでしょうか。
各引越し会社では、少量の荷物、小型の荷物のみの移動になる単身者向けに、特定のサービスを提供しています。
それぞれ、下のようなサービス名で提供しています。
単身パックは、少量・小型の引越しに対応した、割安な金額設定になっていますが、このサービスを受けるには、もちろん条件があります。
単身パックの場合、コンテナーボックスという収納ボックスがあり、これに収まりきる量でないと利用はできません。
仮に、このサービスを申し込んで、実際に積み込んでみた結果、コンテナーボックスに収まりきれないということになると、追加料金が発生します。
追加料金は割高な金額設定になっているので、もし収まりきるか曖昧な場合には、事前に確認しておくといいでしょう。
なお、このコンテナーボックスは、幅108センチ、奥74センチ、高さ155センチの大きさになっており(日通単身パックSの場合)、このコンテナーボックスごとトラックに乗せ、複数のコンテナーボックスを一度に運搬できるので、引越し会社としても効率的なため割安の価格設定が可能になっています。
単身パックの料金
各社で同様のサービスを行っていますが、ここでは日通の単身パックをみてみます。
上記はweb割引を適用したものですが、コンテナーボックスを一つ追加するごとに1,000円の割り増しがあります。
ただし、18~21時の夜間配達、土日祝日配達、3月20日~4月5日の繁忙期は、それぞれ2,000円割り増しになるので注意が必要です。
引越し業者の無料一括見積もり
レンタカーを利用した場合と単身パックの2つを金額面で比べると、以下のようになります。
単身パック(S):15,000円
上記のように、7,600円の差で単身パックの方が安くなっています。
ただし、単身パックの方は時間に融通がきかず、また夜間や週末、繁忙期では割り増しになります。
また、会社によっては引越しエリアも限定されています。
そして、荷物の積載量が限定されます。
また、学生であれば平日の引越しも可能かもしれませんが、会社員の場合は引越しのために平日を休むことは、結構難しいと思いますので、そういった人はあらかじめ追加料金を視野に入れる必要があります。
それ対して自分でレンタカーを使って行う場合は、時間や日にちのことも気にせずにできるのが大きなメリットです。
もちろんエリアも関係ありません。
単純に金額面では単身パックの方が安上がりですが、総合的に見た場合は、それぞれのケースに応じた判断になります。
単身パックが利用できる条件に当てはまり、時間や日にちも引越し会社との都合がつく場合には、単身パックがおすすめですが、時期やエリアの問題で単身パックが利用できない場合は、レンタカーで引越しをするという判断が妥当かもしれません。
いずれにせよ、事前に引越し業者へ無料見積もりを依頼した上で比較検討するのが良いでしょう。
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