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ファイナンシャルプランナー資格の種類と難易度について
ファイナンシャルプランナーは、3級、2級、1級と分かれています。
各級によって難易度が異なるため、勉強時間も大きく異なります。
ここでは資格の詳細から難易度、勉強時間まで解説します。
1級・2級・3級の出題範囲や合格率
まずはそれぞれの級における出題範囲や合格率についてご紹介します。
<3級>
出題範囲は、「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」
「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業承継」の6分野です。
3級では、学科試験と筆記試験が行われます。
学科試験は、○×形式と三者択一形式の全60問。36点以上の正解で合格になります。
筆記試験は、事例形式の全5問。こちらも60点満点中36点以上で合格になります。
合格率は7割程度と、比較的多くの方が合格できる試験になります。
<2級>
出題範囲は、3級と同じく6分野です。当たり前ですが、3級よりもさらに深い知識が要求されます。
2級でも学科試験と筆記試験が実施されます。
学科試験は、四者択一形式の全60問。同じく36点以上で合格です。
筆記試験は、3級と同じ事例形式の全5問で60点満点。36点以上の正解が必要になります。
合格率は学科が2割、筆記が4割程度と、3級と比較をすると、難易度が急激に上がります。
<1級>
出題範囲は、同じく6分野です。
しかし出題される問題が学科試験で200問に膨らみます。そのうち120点以上で合格になります。
また学科試験には、上記以外に応用編が設けられています。筆記試験で全5問が出題され、
そのうち6割以上の正解で合格になります。
実技試験では面接も行われており、よりプランニングの専門知識が必要とされます。
合格率は学科が1~1.5割、実技が8割程度となっています。
合格するための勉強時間
一般的には、ファイナンシャルプランナー3級で100~150時間、2級で200~300時間、
1級で400~500時間の勉強時間が必要だとされています。
もちろん3級合格者の方で、2級受験までに間隔の空いていない方なら、ぐんと勉強時間は減らせます。
3級合格後2年以内に、2級を受験しましたが、勉強時間はトータルで100時間未満です。
それでも8割の点数を取得し合格できていたので、個人差は出てきます。
また気を付けて欲しいのが、1級です。
2級と余り変わらないのではと思われがちですが、ここが難点です。
2級合格者でもかなりの時間を必要とするのが1級の壁です。
3級と2級の間よりも、2級と1級の方が格段に距離が開くので、気を引き締めて受験して下さい。
ステップアップするコツは短期集中
3級から1級まであるのがファイナンシャルプランナーという資格です。
1段ずつ着実にステップアップされたい方も多いと思います。
ここで重要になってくるのが、効率良く合格をするためには、受験の間隔を空けないことです。
せっかくの知識をもう1度詰め直すには、かなりの時間を必要とします。
仕事で知識を使用されている方は比較的馴染みのある分野でも、資格勉強となれば難易度は上がってきます。
限られた時間を有効に使用し、効率の良い合格を目指しましょう。
自分一人で計画的に学習するのが苦手な方は通信講座を活用するのも良いでしょう。
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