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宅建業法が改正され、2015年から宅建士への名称変更がなされました。
それに伴い法定講習にも改正点があります。

更新時には避けて通れない「法定講習」について詳しく解説します。

そもそも法定講習って何?

宅地建物取引士証の更新をするためには、法定講習を受講しなければなりません。

講習内容は、有効期間の5年以内に起きた法改正や不動産税制、
不動産取引にかかる紛争事例などかなりの広範囲に及びます。

そのため法定講習は朝から夕方までほぼ1日拘束されます。

料金やスケジュールなど詳しく知りたい

各都道府県によって異なりますが、東京都を例に挙げてご紹介します。

<受講料>

1万6500円(受講料12,000円+証紙代4,500円)

<当日のスケジュール>

  • 9:30~受付開始
  •  受講票の確認とお持ちの宅建士証を回収します。

  • 9:55~事務説明
  •  注意事項等の事前説明を行います。

  • 10:00~11:45 講習(午前の部)
  •  宅地建物取引士の使命と役割
     法令改正の主要な改正点と実務上の留意事項

  • 11:45~12:35 昼休み
  •  

  • 12:35~17:10講習(午後の部)
  •  法令改正の主要な改正点と実務上の留意事項
     紛争事例と関係法令および実務上の留意事項
     改正税制の主要な改正点と紛争事例および実務上の留意事項

  • 17:10~ 新宅建士証交付
  •  宅建士への変更に伴い講習時間が「おおむね5時間」から「おおむね6時間」へと延長されました。
     費用の面でいえば、受講料が1万2000円に増額改正になっています。
     また士業へ格上げになったことで、講習内容に実務的な計算などの内容も追加されています。

    法定講習を受講する際の注意点

    法定講習は、主要都市圏では月1回という頻度で開催されています。

    しかし宅建士証の有効期間が3年から5年へと延長されたことに伴い、
    各都道府県でも実施回数が減少しています。
    少ないところでは、年1回~2回しか行われていない県もあります。

    新たに宅建士資格を取得し法定講習を受けようと思っている方にも同様の注意が必要です。
    実務講習を修了したら後、すぐに宅建士証交付までを済ませておかなければ
    後々面倒なことになってしまいます。

    「いつ宅建士資格を使うかわからないから」そんな理由で登録をされていない方でも、
    いざ交付申請をしようとしたところ、
    半年から1年先まで法定講習がないというケースも少なくありません。

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