記事の詳細
介護職員初任者研修の資格取得ならハローワークと通信講座どっちがいい?
転職の際、新たに介護関係の仕事に就こうと思ったときにまず取得を考える資格の一つに介護職員初任者研修があります。
以前のホームヘルパー2級のカリキュラムに相当するこの介護職員初任者研修過程ですが、その取得方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
資格取得方法は
その方法は大きく分けて3つあります。
一つは介護系の専門学校への入学です。
もう一つは各自治体のハローワークで開催される講義を受講する方法です。
そして最後は、民間が運営しているスクールを利用して資格取得の勉強をする方法です。
専門学校については、入学に際して試験を受ける必要もありますし入学費用など多くの準備資金が必要となるため、転職に当たっての資格取得方法としては決して容易でありません。
そこで、その他のハローワークや民間スクールを利用した資格取得を目指す方が多いのではないかと思います。
ハローワーク講座のメリットやデメリット
まずはハローワークでの資格取得におけるメリットとデメリットを考えてみたいと思います。
<メリット>
ハローワークが募集する「介護職員初任者研修」のメリットとしては、研修の受講料金が無料であることや、平日は朝から夕方までみっちり8時間の時間割で週5日のカリキュラムが組まれているので、1か月程度と短期間で資格取得できることです。
<デメリット>
一方のデメリットは、自治体によって講座の開催が整備されていないところもあるため確実に申し込みができない点や、受講料金は無料でも研修に必要な教材費は実費負担(15,000~30,000円程度)となるので、完全無料で資格取得できるわけではないという点です。
ちなみにこの費用差の理由は、それぞれのハローワークが個別に民間学校に研修を委託しているため、委託を受けた学校によって教材費が異なるためです。
受講するには一定条件を満たす必要がある
また、受講資格についても現在雇用保険に加入していない人や現在無職の人が対象となるので、現在就業中だが受講したいという場合や、自営業をしているが受講したいという方は受講できないという点も挙げられます。
そして運よくここまでの条件を満たした場合でも、募集時期が不定期で年に1~2回という地域も多く、いつでも都合の良い時に受講できるということではなかったり、地域によっては競争率が高いために適正面接審査や計画書の提出などもあり、実際に受講に至るまでもかなり面倒であることも大きなデメリットと言えます。
ライフスタイルに合わせて講座を選ぶ
それらのデメリットを考慮すると、残りの民間スクールを利用して資格取得を目指す方法では誰でも申し込みが出来ます。
受講スケジュールについても平日のみの講座や、土日のみ、夜間講座など自分のライフスタイルに合わせてスクールを選ぶことができるため、かなり自分のスケジュールに対して融通を利かせながら資格取得を目指すことができるでしょう。
就労支援サポートもあり
さらにスクールによっては資格取得後の就労支援までサポートしている講座などもあるため、資格取得後の就職についても安心です。
また、講座の種類によって期間も約1か月~半年と現在の自分の生活のペースを考えて選ぶことができる点も大きなメリットと言えるでしょう。
気になる費用についても、開設しているスクールによって40,000円台~150,000円と選択肢があるので、予算に合ったスクールを探すことができます。
ただ、このような民間のスクールも開催される地域は限られていたりするので、簡単に足を運ぶことができないという方は少し費用の選択肢が限られてしまいますが、通信講座を利用することでも資格取得が可能です。
提携会社に就職すると受講料全額返金制度あり
ある大手の介護サービス会社が運営している通信講座では、資格取得後その会社に就職することで受講料が全額返ってくるというサポートを受けられるものもあり、そういった講座を利用すれば実質0円で介護職員初任者研修資格を取得出来るということになります。
少子高齢化の問題を抱えた日本の現状では、介護職の求人数は今後もさらに需要が拡大していくことが予想されます。
“何か手に職を付けたい”と資格取得を考えた際には、様々な取得方法が選べる介護職の検討をおすすめします。
下記より、介護職員初任者研修の資格取得に対応しているスクールや通信講座を一覧でチェックしていただけます。