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冷蔵庫の節電対策として、今ではすっかり当たり前となったのが、周囲の壁や家財道具との隙間を空けて置くことと、冷蔵室には物を詰め込まないということです。

しかし、単純にそれだけでは、十分な節電効果は得られません。
プラスしていくつかの点に注意することで、更に電気代が安くなるという事を知っておきましょう。
そして、そのキーワードはズバリ「すっきり」です。

外側を掃除して綺麗な状態を保つ

冷蔵庫の節電対策として、まず誰でもが簡単にできるのが掃除です。
それも、内側ではなく外側をひたすら磨くことです。

冷蔵庫は側面と裏面だけでなく、正面からも天板からも放熱しています。
そのため、そこにホコリや油汚れが溜っていると、庫内の冷えが悪くなり、電気代が嵩んでしまうのです。

これはどういう事かと言うと、ドリップコーヒーとインスタントコーヒーの違いとでも言えば分かりやすいでしょうか?
前者はフィルターで越しながらお湯を注ぎ込むため、チビチビチビチビ時間を掛けてカップを一杯にして行きます。それに対し、後者は直接やかんやポットからお湯を注ぎ込むので、あっという間にカップ一杯になりますね。

それと同じように、冷蔵庫のボディにホコリや油汚れが溜っていると、それがフィルターになってしまい、放熱の効率を悪くしてしまうのです。ですから、一人暮らしのお宅でよく見かけるような、冷蔵庫の天板の上に電子レンジを載せるなんていうのはNG!
また、扉にチラシやカレンダーなどを貼り付けておくのも放熱を妨げる原因となってしまいます。

とにかく冷蔵庫はこまめに磨いて、余計なものは載せない、貼らない!
常に見た目もすっきりした外観を保っておくことで、設置位置を考慮した節電効果が倍増するはずです。

庫内の温度設定

冷蔵庫の温度は、一見自動調節のように見えますが、必ず強・中・弱と3段階調節できるようになっています。
冷蔵室の温度は基本的に、

強冷で1度から4度!
中冷で3度から7度!
弱冷で6度から10度!

と言ったところでしょうか。

ちなみに、多くの食品は、10度以下で雑菌の繁殖が始まるとされていますから、中冷にしておけば、常に適温で、さらに省エネであると言われます。けれど、実際には、弱冷でもほとんど問題ないということになるのです。

もちろん、大きさやメーカー、そして何より、冷蔵庫本体の能力と年齢によっても異なりますが、1日当たりの電気代は、

強冷で約90円!
中冷で約75円!
弱冷で約60円!

という事で、運転モードを中冷から弱例に切り替える!
たったこれだけで、1ヶ月継続すると、約450円の節減になります。
年間5,000円弱ということで、これは見過ごせませんね。

ただし必要以上のものを入れない、すっきりした冷蔵庫でなければ危険を伴います。
弱冷の状態で、大量に飲食物を詰め込んだり、熱いものを入れたりすると、たちまち庫内の温度は上がり、その後なかなか冷えませんから、その間に雑菌の繁殖が進んでしまうでしょう。

ですので、あくまでも中身を詰め込まないという既存の節電対策にプラスして、さらなる節電効果を得る手法であるということを知っておきましょう。また、老朽化した冷蔵庫では、中冷で弱冷レベルの機能しか持っていないことも大いに考えられますので、その点も忘れてはならないところです。

10年目の買い換え

冷蔵庫の節電対策として、最も効果てき面なのは、10年目の買い換え!
この10年で、多くのメーカーは平均3分の2の冷蔵庫の省エネに成功したと言われています。
そこで、単に10年以上前に購入したものなら、最新モデルにするだけで、一気に電気代が3分の1になることだってあります。

しかも、スリムなのに大容量などと言われ、周囲の空間も今まで以上に十分取れるようになるでしょう。
また、その時の家族構成に応じた用量の製品が選べますから、詰め込み過ぎや余裕があり過ぎるという状況を避けられます。
そして、弱冷でもしっかりと庫内を冷やしてくれるということで、あらゆる面でさらなる節電効果が得られるのは間違いないですね。

おまけに、冷蔵庫の平均寿命自体が8年~10年となると、それ以上無理に使えば、無駄な電気代を使うことにもなりかねません。
ということで、冷蔵庫は一定サイクルで新調し、気分もすっきり!
やっぱりこれに勝る方法はなさそうですよ。

⇒ 冷蔵庫の選び方のポイント

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