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格安航空会社の一つである「スカイネットアジア航空」は昨年末、「ソラシドエア」と社名を改め、それと同時に、マイルの貯まるクレジットカードをリリースしました。それが、三井住友と提携して誕生した「ソラシドエアカード(SolaseedAirカード)」です。ということで、そんな航空界のニューフェイスであるクレカは、どんな方ならお得に使えるのかを見ていきましょう。

ワールドプレゼントポイントをマイル換算できる

まず、ソラシドエアカードの最大の特徴は、1,000円の利用で1ポイント貯まる「ワールドプレゼントポイント」を後にマイルに換算し、航空券の購入に利用できるということです。その際の交換レートは、1ポイントが10マイルですから1%となります。貯まったマイルは1マイル1円として、7,000マイル以上から使えます。

ただし、ポイントの有効期限が2年間と決められているので、その間に使えなければ意味がありません。そのため、ソラシドエアを全く利用されない方はもちろん、年に数回しか乗らないという方にとっても、持つ意味とメリットがないと言っても過言ではないでしょう。

逆に言えば、月に1~2回のペースで、東京から九州各地へ行かれるような方なら断然お得です。また、搭乗回数は少なくても、家族で乗るとか、友人同士で乗るという方にもメリットはありそうですね。

大手航空会社と比較して2割以上安い

格安航空と聞くと、東京・大阪間片道3,000円とか、北海道や沖縄へ1万円ほどで行けるという事を思い浮かべられる方も多いかと思われます。確かに、そういったLCC(格安航空会社)があるのは事実ですね。でも、実際には、その大半が大都市から大都市の移動で、いわゆる利用者の多い路線でしょう。ローカル線は便数も少なく、どうしても価格も上がってしまいます。ちなみにソラシドエアの標準的な運賃は以下の通りです。

 
東京→宮崎:片道3万4,500円・往復5万6,000円
東京→熊本:片道3万4,500円・往復5万6,000円
東京→長崎:片道3万7,500円・往復6万2,000円
東京→大分:片道3万3,500円・往復5万4,000円
東京→鹿児島:片道3万7,500円・往復6万2,000円

これでも大手航空会社に比べれば、2割以上も安いというのですからビックリですね。しかも便数も多いため、人気の格安航空となっています。そこで、そういう支持者のために出したクレカなのですから、もともとポイントを貯めるというよりは、マイルを貯めるという感覚で持つカードなのでしょう。

ポイントをマイルに換算

それでは、上記の路線で、どれだけのマイルが貯まるのかを見てみましょう。
以下は、1,000円の利用で1ポイント付与されるワールドプレゼントポイントをマイルに換算した時の数字です。

 
東京→宮崎:片道340マイル・往復560マイル
東京→熊本:片道340マイル・往復560マイル
東京→長崎:片道370マイル・往復620マイル
東京→大分:片道330マイル・往復540マイル
東京→鹿児島:片道370マイル・往復620マイル

12~13往復で7,000マイル貯まる計算となり、航空券を買う時の足しになりそうです。

1000円につき1ポイント貯まる

narrator

航空機の利用だけでは、いくら10倍になる好条件でも7,000マイルに到達するのはなかなか大変そうです。
ただ、こちらは三井住友とのコラボで誕生したカードですから、国際ブランドとしてVISAが付帯しています。
そして、そちらのカード決済金額も含め、月額の累計で1,000円につき1ポイント貯まる仕組みとなっています。

そのため、上記の例なら、片道だと500円の端数が切り捨てにはなってしまっていますが、実際にはその他のシーンで500円分の利用があれば繰上になります。なので、旅先で宿泊費や飲食代をこのカードで支払うようにすれば思ったよりも楽に貯まります。また、公共料金の引落しカードに指定し、マイルを貯めるというのも一つの手段でしょう。

自動付帯の国内保険で安全な旅

多くのクレジットカードの場合、海外旅行保険は自動付帯でも、国内旅行保険については利用付帯となる場合が多いです。また、そのカードを使って決済したツアーや交通機関の事故でない限り保証はされません。ですが、ソラシドエアカードの国内旅行保険については、最高1,000万円とは言え自動付帯です。つまり、旅先で何かあっても安心!保険としても充分に利用価値があるのです。

クラシックカードとゴールドカードの年会費

クレジットカードと言えば、気になるのが入会金と年会費ですね。ちなみにソラシドエアカードの場合、入会金は無料ですが、一般的なクラシックカードで1,350円ゴールドカードになると1万800円の年会費がかかります。

とは言っても、クラシックカードの年会費については、ある程度の利用頻度や利用人数をクリアすれば、元が取れるものです。さらに年に一度、継続利用の特典として500マイルもらえますので、ソラシドエアのマイルを貯めたいい方なら持っておかれた方がいいでしょう。

ただ、ゴールドカードについては、少々悩むところです。継続利用特典のマイルは1,000マイル付与されますが、それでも年会費の元が取れるかどうかは微妙です。しかし、年間30回以上ソラシドエアに搭乗するゴールド会員は「ソラシドファーストメンバーズ」になれるという特典があって、これがメリットになれば選ぶだけの価値はあるでしょう。

ソラシドわーづとメンバーズの特典

年間30回と言っても、1往復で2回と考えると15往復でクリアできます。月に一度ペースで定期的に九州へ出張に行かれるような方で、それにプラスして突然の出張やプライベートでの利用があれば達成できそうです。しかも、急な利用の際にもファーストメンバーなら空席待ち優先案内が受けられるというメリットがあります。

また毎年2,000マイルのファーストメンバーボーナスがもらえるため、年会費だけは元が取れそうです。さらに、最高5,000万円までの海外旅行保険と国内旅行保険が自動付帯なので安心です。ということで、利用頻度の高い方ならゴールドを選ぶことで更にお得に利用できると考えられますね。

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