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2015年末より、本格的にNTTドコモの発行するクレジットカード「dカード」の利用が開始されました。
そこで、以前のドコモ発行クレカ「DCMXカード」からの切り替えを促す案内が出されています。
しかし、実際のところ切り替えないからと言って、大きく損をすることはなさそうです。
ただし、大きく得をすることも難しいようですね。

有効期限切れで更新の際に切り替わる

2015年11月20日、NTTドコモの新しいクレジットカード「dカード」が登場しました。
それに伴い、かつてのドコモのクレカ「DCMXカード」は廃止となりました。
そこで、切り替えなければいけないのではと思われる方も多いようですが、別にその必要はありません。

というより、自分の意思で切り替えをしなくても、手持ちのDCMXの有効期限切れが近付けば、勝手に更新され、新たなカードが送られて来ます。そして、それがdカードに変身しているという仕組みです。
それまでは手元のDCMXは今まで通り使えますし、利用範囲が制限されたり、ポイントが貯まらないなど、損をすることもありません。

ドコモポイントがdポイントに変わる

narrator

ドコモの旧クレカ「DCMXカード」と、新クレカ「dカード」との最大の違いは、利用額に応じて貯まるポイントの種類です。

まず、DCMXカードで貯まるのは「DCMXポイント」でした。
ただ、それを携帯端末の機種変更やバッテリー購入などに使えるドコモポイントに自動的に変わるように手続きされておられた方は多いと思います。そこで、今まで貯まっていたのは「ドコモポイント」という方が圧倒的に多いでしょう。

しかし、dカードで貯まるのは「dポイント」で、ドコモポイントではありません。
しかも、DCMXと同様、実はこのドコモポイントもまた、廃止されてしまったのです。
とは言え、今後はDCMXでも自動的にDポイントが貯まるようになります。
ポイントの種類が変わるというのが、利用者にとっては最大の変化ですが、大きく損をすることはありません。

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まずは旧ポイントの消費を!

恐らく、切り替えないから明らかに困るとか、損をするということはないのが、「dカード」と「DCMXカード」の関係でしょう。
ただし、当初は新しいdポイントに自動的に合算されると言われていた2015年3月までに貯めたDCMXポイントやドコモポイントは、そのまま残ってしまうことになりました。

ということで、今、dポイント以外のドコモのポイントを持っている人は、必ず有効期限内に消費しなければ、失効されてしまいますので注意が必要です。特にDCMXポイントとして貯めておられた方は、今後1ポイントも増えることはありませんので、一日も早く交換手続きをするべきでしょう。

ポイントの使い方が変わる

「dカード」と「DCMXカード」の大きな違いとしてもう一つ、ポイントの使い方というのがあります。
DCMXポイントの場合は、ギフト券や指定の商品に交換という事になり、ドコモポイントに移行しても、機種変更やオプション部品の購入など、かなり用途が限られていました。

けれど、dポイントは、ローソンやマクドナルドでも、1ポイント1円として使うことができます。
ただし、ドコモショップやドコモのWEBショップである「Dマーケット」以外での利用には、ポイント精算可能なクレジットカードが必要になるのです。

そして、dカードは、その精算可能なカードであるのに対し、DCMXは精算不可能なカードであるという事です。
そこで、そう頻繁に機種変更などをされず、幅広い場所で使えた方が貯めたポイントを無駄にしなくて済むという方なら、切り替えた方が損をしないでしょう。

ポイントが2倍になる

「dカード」の自慢は、何と言っても、コンビニやファーストフード店など、ドコモショップやDマーケット以外のところでもdポイントが貯まるという事でしょう。
もちろん従来のDCMXでも、決済に使用すれば、その金額に応じたDCMXポイントが貯まり、それが移行されてドコモポイントが蓄積されました。

けれど、dカードの場合は、カードで支払いをしなくても、単純にポイントカードとしてポイントを貯めることができるのです。
そのため、ローソンでdカード払いをすると、クレカのポイントと、ポイントカードのポイントの2種類のポイントが貯まる事になります。

何だかややこしいように思われるかも知れませんが、実際は単純な話で、いずれもDポイントですから、常にポイントが2倍になるという事です。さらに、ローソンでDカード決済を選択すると、3割引になるというメリットもありますから、頻繁に買い物される方なら、切り替えないと、この“お得”にありつけないという事になるでしょう。

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ポイントの計算方法が変わる

一見、利用者にとってのメリット・デメリットに大差がないように見える「dカード」と「DCMXカード」ですが、よくチェックすると、やはり細かな違いは多々あります。

その一つが、ポイント還元の計算方法です。
DCMXの場合、1ヶ月のトータルの利用額に対し、1,000円ごとに10ポイントが積算されました。
けれど、dカードになると、決済ごとに100円で1ポイント貯まるという仕組みなのです。

確かにポイント還元率にしてみれば同じです。
ですが、112円の買い物を9回した場合、これまでなら10ポイント貯まったのが、今後は9ポイントしか貯まらないという事になってしまいます。

この点は、消費税増税が控える事を踏まえると、案外大きなチェックポイントになりそうですね。
恐らく、現実的には、それほど損をする事はないとは言え、いずれは切り替わってしまうのです。
これを口実に、最後の最後までDCMXユーザーとして頑張るのもありかも知れませんね。

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