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最近では、自動車保険の等級のことを、すっかりノンフリート等級と呼ぶようになりました。

実はこの用語は造語で、同一保険会社で複数の台数の自動車保険を契約する場合は、フリート契約と呼ばれ、ノンフリート等級とは違って契約全体の損害率で割り引き割増を算出するのですが、それに対して9台以下の一般所有台数のケースが個人契約で車1台の単位となるので、区別してノンフリート、フリートと呼ばれています。

要するに所有台数によっては等級の計算方法も異なるということです。

等級の後ろにつくアルファベットの意味

この6等級は、割引率はそれほど大きくないようになっています。
自動車保険の等級制度は、危険率を細分化しているため、保険事故の可能性を示しているのと同じです。

要するに、契約から1年未満で交通事故を起こす場合、何かの犯罪の可能性があるとか、不正請求があるなどの様子を伺う1年とも判断できるでしょう。

無事故で6等級から1年後に他社に切り替えた場合は、7等級になるので割引率は高くなります。

ところでこの等級を表す数字の後ろに、6等級と7等級では6Eとかアルファベットが付いている事があります。
実は新規契約の場合、更に等級には細分化がされています。

年齢を問わず補償するケースはA、21歳以上補償ならB、26歳以上ならCなど、損保会社によって多少の違いはありますが、年齢が上がると割り引きとして、20歳代以下辺りは割増しになるように区別しているのです。

これは要するに運転免許証の所得から、運転歴を単純計算した時に、年齢が高い人の場合は、それだけ自動車運転経験も高いと予測している理由が伺えます。

保険会社によっては、年齢条件不適合車としてアルファベットのDを使用する会社もあるようです。
貨物車や特殊車両等には、以前使われていたそうです。

新規でも年齢条件によって割増となるケースもあり

例えば、前契約が継続契約である場合は、6等級、7等級の場合はFがつくので、保険会社を新規契約から1年で他社に切り替えた場合などは、等級はそのままですがアルファベットはFがつきます。
この場合も初めての新規契約とは違って、別の割引率を設定しています。
そのため、損保会社によっては、前契約がない新規契約を全てSで表しているところもあります。

このアルファベットは、あくまでも新規契約時の6等級や7等級に設定されているもので、見積もりを各社に一括で出す場合、各社それぞれで年齢区分の仕方で割り引きには多少の差がでているのがよくわかります。

それ以上の7等級以上や5等級以下は、少なくとも1年以上の契約がある事がわかるので、新規契約のような年齢的な区別を設けていないのです。年齢条件によっては、新規でも割増しになる場合があるというのは、こういうことなんですね。

例えば、以前の等級から事故有で6等級になった場合は、新規契約と区別し、Fが付いているため、「前契約があった」と保険会社を切り替えた時にわかるようになっているのです。

いずれにせよ、こうして等級とは割り引きばかりが注目されますが、新規契約に際しては保険会社は割と慎重だというところが、面白いと思います。

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