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保険料の返還は気にしないので、とにかく安い保険会社が見つかったのを理由に解約するのは、ある意味賢い選択です。
ただしこれは年払いの従来の自動車保険契約の場合です。

注意するのは、等級が無事故で上がるのは契約満了後からですから、新規契約から1年となってます。
そのため途中解約では結果的に等級がが上がるのは翌年でも、遅れる事になります。
自動車を毎週何かしらで利用している方は、途中解約はちょっと等級の面で不利だと言えるでしょう。

途中解約は得なの?損なの?

長期契約3年は、途中解約では逆に損することばかりです。
まず納めた保険料は、様々に引かれてかなり戻ってきませんし、少なくともその期間は事故があっても等級が下がらないわけですから、保険料の割引もあるため、この長期契約可能の自動車保険に加入しているのなら、継続を続けるべきです。

確かに毎年等級は上がるわけではありませんが、自動車保険契約の原則は、「割引率で考えてはいけない」ことです。
実際に万が一の時に利用できない契約はする意味がないのです。

等級が上がって、保険料が安いのは、単なるそれだけ一度も保険を使わず、単純に長期間損保会社に納金したというだけです。
割引きはご褒美ではありません。

しかも20等級なら、20年間、保険料を掛け捨てただけということなんですね。
これは考え方の違いですが、実際に利用しないために自動車保険に加入する意義として、備えとしての役割はあっても、金額を安く抑えるために必要な補償を削るようでは、全く意味がないとも言えるでしょう。

解約ではなく契約内容を見直しする

最も効率が良いのは、自動車の経年劣化と共に、車両補償を外していくということです。
故障に関しては、自動車保険は対応できないからです。
外して浮いた費用を故障のための備えとしたほうが良いでしょう。

この変更は3~4年毎に行うのが理想です。
10年を経過したら、車両保険はゼロでも構いません。
既に自動車の減価償却は過ぎており、中古車としての価値もほとんどなくなっているからです。

家族に、免許証を持っているのが一人だけなら、家族補償は下げて構いません。
特に運転者の幅を広げる家族限定は要りません。

全て自動付帯の搭乗者補償でカバーできます。
親の車を運転しての対応には、帰省時だけというのなら、超短期自動車保険で対応できるか検討しましょう。
その方が保険料の節約になる場合があります。

損保会社を渡り歩いても結果は同じ

賠償責任部分だけを取り上げてみると、ネット契約のダイレクト型・代理店型の自動車保険には比較するべきところがありません。
最も比較対象となるのは、実は特約です。

自転車損害賠償責任特約という、実質上の自転車専用賠償保険は、数社しかないのもあります。
ロードサービスに至っては、50キロまで無料のところもあれば、特約をつければ300キロまで無料のところまで幅が広いです。

また、レッカー移動15万円分を無料としたサービスもあります。
こうした特約は、実はネットの一括見積では計算ができませんし、見つけることは難しいです。
つまり、ネットの一括見積りは、単なる目安の一つにしかならないということです。

基準も、最低限の条件でしか入力できないことが多いです。

自動車保険の内容を比較するなら、まずは特約の補償内容をじっくり確認することが大切です。
違いはここにハッキリと出ています。
補償内容の詳細は公式ホームページに記載されていますので、一括見積もりの際にでも確認されるのが良いでしょう。

  

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