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保険料はなぜ一斉に値上がりしたのでしょうか?

自動車保険業界では保険料の大幅な改正が起こりましたが、この背景には高齢化社会の影響が非常に大きいですね。
例えば、事故を起こしたドライバーは実質的に、3年間は等級を下げても保険料割引率が同じ等級なら、変わらなかった料金体系を値上げしたなどがあります。

この背景は、明らかに高齢者ドライバーによる人身事故の増加が要因で、それも年金生活者で実質無職なわけですですから、保険利用が急増し、保険会社は深刻な赤字に転落しました。

これは2011年で既にマスメディアで公表し、平成13年あたりから導入へ踏みきりました。つまりは保険料引き上げの原因は、お年寄りドライバーの事故率が上がったためだったんですね。

お年寄りドライバーの事故率!70歳以上の加入は大幅な割増も!?

まず車の運転は、瞬発力と視力も見落としが頻繁だと、非常に危険な運転になります。
耳が遠ければ、近づく車のエンジン音も聞き取りづらくなります。
それに状況から判断して、行動に移すまでが緩慢で、交差点などの複雑な情報処理が苦手といった特徴があります。

保険会社によっては、年齢条件で保険料の割引率を細く設定していますが、中には70歳以上からの加入は、大幅な割増しを設定してあるケースもあるそうです。従って、安い自動車保険を選ぶときは、この「年齢条件」や年齢限定補償などを利用して、安く保険料を設定することも出来ます。

年齢によって割引率は変動する?

ほとんどの保険会社は、まだ年齢制限を設けていませんが、21歳以上補償、26歳以上補償、30歳以上補償の区分で、年齢条件によって割引率を変えています。

中でも30歳代を中心として、割引率は最も安くなる方式になっていますね。
セゾン自動車火災保険は、40代、50代が最も安い料金体系にしてあります。

一般的には、基礎体力と視力が落ちる50代以降が保険料が高くなる傾向があるのですが、事故率の統計で見ると、ベテランドライバーになり、安全運転の確率が高いので、最安は40代以降、60代手前までとしたようです。
また継続して更新の場合だと、70歳を越えても保険料の変動がないなど特徴がありますね。

全年齢対象とは、18歳以上のことを指し、年齢層が低くければ、従来は事故のリスクが高いために保険料は高かったのですが、少子化で20代で車所有者が激減、代わりに働き盛りの時は無事故で保険料も等級が引き上がって、割安になった高齢者ドライバーが増えているのは、ちょっと皮肉にも感じますよね。

危険性の認識・確認ができない場合は運転の見合わせも視野に入れる

車は便利ですが、危険の認識があっても確認できない年齢で、運転を続けるのは非常に危険です。
高齢になった父母には、自動車運転を見送るとか、家族で送迎するなど工夫が必要です。

一般的に、同居の子供が社会人になり別居した場合、30代前後で結婚するのが多いでしょう。25歳以上で結婚した人なら、そろそろ親の年齢も定年が見えてくる頃です。

そうなった場合には、車を手放すか、あるいは子供に譲渡し、保険は息子さんなどの家族補償に入れてもらうか、別居なら不便でも良いから、ハイヤーやタクシーなどを利用したほうが安全です。

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